ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

初詣2025

2025年01月04日 15時41分27秒 | 日常ふらふら

1月3日、大宮氷川神社にて初詣。人混みが苦手なので、正月三が日のお参りなんて、殆ど経験がない。ネットで大宮氷川神社の正月特別御朱印を見て、どーしても欲しくなってしまったのだ。若い頃は、御朱印集めしている連中がアホに見えて仕方なかったけど、なんとなーく御朱印集めを真似してみたら、もう楽しくて楽しくて。筆文字と朱印の意匠が、堪らなく美しいんだよねェ。

正月三が日のお参りも珍しいが、もっと珍しいのは、母親が付いて来たことだ。朝、出かけようとした時に、母親に声を掛けられた。後で、鰻屋ランチに連れて行って欲しい、とのこと。これから大宮氷川神社に初詣に行くんだけど、なんなら一緒に行って、帰りに寄る? と聞いてみた。面倒だから行かない、と答えると思いきや、意外にも、一緒に行くと言う。

我が家には、家族で初詣に行くという文化が無かった。一昨年、亡くなった父親が出不精だったこともあり、当たり前の行事を当たり前に行わない、一般常識の欠けた家庭だったのだ。母親も古希を過ぎて色々と思うことがあるのか…。正直、一人で行く方が気楽なのだが、たまには、プチ親孝行をすることにした。父親が生きていたら、なんと言っただろう…。

埼玉県の外れにある我が家から、埼玉県の中心地であるさいたま市まで、クルマで約1時間半。しかし、正月三が日で道路が空いていてので、約1時間で到着した。家族で初詣という文化はなかったが、大宮氷川神社や大宮公園には、割と縁がある。父親が若い頃から慣れ親しんだ土地だったので、よく家族で遊びに来たのだ。父親の思い出話(ほぼ悪口)に花が咲く。

運よく、近くのコインパーキングが開いていたので、大して歩かずに済んだ。参道に出店がズラリと並び、予想以上に賑わっていた。長い参道を抜け、ようやく境内に入り、拝殿にて参拝。その後、社務所で正月特別御朱印の書置きを頂いた。500円なり。お正月らしい金色の飾りがついた豪華な意匠である。帰りに出店でベビーカステラ500円を買い、喰い歩きしながら参道を後にした。

サクッとお参りして帰ったので、コインパーキングの料金は、たったの300円。俺も母親も、結局、人混みが苦手なのだ。その後、予定通り、鰻屋に寄ってランチ。今年は、ちゃんと初詣したし、プチ親孝行もしたし、良い年になりそうだ。が、思いがけぬ不幸が…。なんと、鰻の小骨が喉に引っかかって取れないのだッ! お茶を飲んでも、ご飯を丸呑みしても取れないッ!

友人に、鰻が嫌いなヤツがいた。子供の頃から鰻重が大好きだった俺には、とても信じられなかった。友人は、鰻の小骨が喉に引っかかったことがあり、それ以来、嫌いになったそうだ。鰻の小骨なんて気にしたことなかったので、友人の話が、ずっと理解できなかったが…。こ、これが鰻の小骨なのかッ! この喉の気持ち悪さは、確かにトラウマになりそうだ。

現在、鰻重ランチから27時間ほど経過したが、まだ鰻の小骨が喉に引っかかっている。痛くはないが、違和感が…。母親は、そのうち取れると笑っているが、冗談じゃない。ちょっと鰻重が嫌いになったかも…。このまま取れないと、最悪、病院かも。喉の奥の食道っぽいから、消化器内科か? 鰻の小骨なんかで病院に行きたくないよー! あァ、正月から運が悪い…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書覚書2025 #1

2025年01月04日 13時20分41秒 | 読書ふらふら

「覘き小平次」
著者 京極夏彦
ふらふら度★★★★☆
20241018金→20250102木

読書歴30余年、1030冊目の読破である。半分ぐらいまで読んたところで、約2ヶ月の中断…。年明けに再開し、残りの半分を一気に読破した。年末にSWITCH三昧の奇病に罹り、読書意欲が、どん底まで落ちてしまったのだ。読み終わって振り返ると、物語が一気に面白くなる場面で中断していたことに気が付いた。なんだか、この小説に対して、申し訳ない気持ちで…。

江戸怪談シリーズの1作目「嗤う伊右衛門」が予想外に面白かったので、続けて2作目の今作に挑戦した。「嗤う伊右衛門」とは、また違った雰囲気だが、共通して言えるのは、どちらも怖くないということ。寧ろ、ムンムンするほどの人間臭さがあり、ドラマチックだ。「嗤う伊右衛門」に情念を感じ、「覘き小平次」に執着を感じた。感情の極みは、人を狂わせるのか…?

「嗤う伊右衛門」の原型である「四谷怪談」は、なんとーく知っていたが、「覘き小平次」の原型である「復讐奇談安積沼」は、全く聞いたことがない。怪談の定義がよう解らんが、オドロオドロシイ世界なのだろう。ちなみに、江戸怪談シリーズの3作目は、かの有名な「番町皿屋敷」を原型とした「数えずの井戸」らしい。手に入り次第、読んでみたい。今年は、ガンガン、本を読むぞッ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする