ふらふら日記

物足りない日常にふらふら、怪しい読書にふらふら、激しい映画にふらふら、美味いメシにふらふら、そんな感じの自己満足日記。

映画覚書2025 #6

2025年01月12日 14時10分36秒 | 映画ふらふら

「LAMB/ラム」
2021年 アイスランド  スウェーデン  ポーランド
監督 ヴァルディマル・ヨハンソン
出演 ノオミ・ラパス ヒルミル・スナイル・グドゥナソン
ネット配信(字幕) T0H5
ふらふら度★★☆☆☆

1月10日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その6。すんごい眠たい映画だった。セリフ少な目で、俳優の沈黙演技が多いんだよねェ。子供を失って喪失感を抱えた羊飼い夫婦に、信じられない出来事が起こる。家畜の羊が、半人半獣の子供を生んだのだ。人間の身体に、羊の頭を持つ子供。羊飼い夫婦は、その子供を人間の子として育て始めるが…。

割とあっさり半人半獣の子供を受け入れてしまう羊飼い夫婦に、1ミリも共感できないんだよねェ。自分が生んだ半人半獣の子供ならまだしも、家畜の羊が生んだ半人半獣の子供に愛情を持てるのか? まァ、そこは、百歩譲って流しても良いけど…。半人半獣の子供を育てる羊飼い夫婦の淡々とした暮らしぶりが、ずっとチンプンカンプンなのだ。

中盤で登場した夫の弟の行動も理解できないし。とにかく、お前ら、口数が少なすぎ。沈黙演技が腹立たしい。ノオミ・ラパスって、あのドラゴンタトゥーの女でしょ。もっと、感情を曝け出せ。淡々と物語が展開し、終盤に恐ろしいことが起きるのかと期待させておいて…。あのオチは、何なんだッ! 思わず、「はァ?」って声に出しちゃったよ。とにかく、唖然…。

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映画覚書2025 #4-5

2025年01月12日 12時56分02秒 | 映画ふらふら

「ジグソウ:ソウ・レガシー」
2017年 アメリカ
監督 マイケル・スピエリッグ ピーター・スピエリッグ
出演 マット・パスモア カラム・キース・レニー
ネット配信(字幕) T0H4
ふらふら度★★★☆☆

「スパイラル:ソウ オールリセット」
2021年 アメリカ
監督 ダーレン・リン・バウズマン
出演 クリス・ロック サミュエル・L・ジャクソン
ネット配信(字幕) T0H5
ふらふら度★★☆☆☆

1月9日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その4と5。シリーズ7作目「ソウ ザ・ファイナル 3D」で完結版と謳っておいて、しれっと復活したホラー映画シリーズの8作目と9作目を続けて鑑賞。まずは、8作目の「ジグソウ:ソウ・レガシー」。終盤まで展開が読めなくてハラハラしていたが、最後の惨殺シーンでアタマが混乱してしまった。

あれ…? 俺、この映画、観たことある…? ずっと、なーんか既視感があったんだけど、「ソウ」シリーズは、似たような残虐シーンが多いから、そのせいだと思っていたんだよねェ…。過去ログを探ったら、ちゃんと観てましたよ。しかも、★4つ付けてるじゃん。9割方まで観て気づかないなんて…。残虐シーンより、自分の記憶力の悪さに震えてしまった。

五十路を前に、健忘症や認知症の予兆が出たのだろうか…。このブログは、自分の記憶力の悪さを補うために書いているが、時々、面倒になって止めたくなる。そもそも、誰も見ていない、自己満足ブログだし。しかし、こういうことが時々あるから、面倒でも、やっぱり続けないとなァ。記憶の喪失は、血みどろホラー映画よりも恐ろしい…。

続いて、9作目の「スパイラル:ソウ オールリセット」。過去の「ソウ」シリーズは、ほぼ無名な俳優が死にまくる作品だったが、今作は、クリス・ロックとサミュエル・L・ジャクソンという有名俳優が出演している。シリーズを刷新するべく、それだけ気合が入っているのかと思ったが…。観てみると、シリーズで最も退屈で、シリーズで最も怖くなかった。

この映画は、クリス・ロックの持ち込み企画らしいが、まァ、駄作である。外伝的なストーリーだし、やっぱり、ジグソウの存在がないと締まらない。所詮、スピーチで他人の嫁をディスる男の企画って感じ。サミュエル・L・ジャクソンの無駄遣いだ。10作目の「ソウX」は、時間軸を戻してジグソウが復帰しているらしいので、そちらに期待したい。

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映画覚書2025 #3

2025年01月12日 11時55分15秒 | 映画ふらふら

「Dr.コトー診療所」
2022年 日本
監督 中江功
出演 吉岡秀隆 柴咲コウ 時任三郎
ネット配信 T0H3
ふらふら度★★★☆☆

1月9日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その3。TVシリーズ2期とSPドラマを経て、16年ぶりの新作らしい。TV版をリアルタイムで一通り観ていたから、劇場公開時に観に行くか迷ったが、結局、スルーしたんだよなァ。このシリーズは、かの名作「北の国から」の空気感を継承していて面白いんだけど、ちょっとやり過ぎで臭いんだよ。

当時のキャストが殆ど再登場していて、すんごい懐かしかった。主演のカップルが結婚していたのは、予想通りだったけど、和田さんカップルまで結婚していたなんてねェ。16年前は脇役クラスだったが、今や主役クラスの堺雅人もちゃんと出演していて、変に嬉しかった。しかし、16年ぶりの同窓会っぽい物語で終わるはずなく、次から次へと事件が起きるのだ。

メインどころの子役が芸能界引退していたが、この映画だけの為に俳優として復帰したそうな。確かに、タケヒロは、外せないよなァ。なのに、なぜ、タケヒロを挫折させちゃうのさッ! タケヒロは、すんなり医者になってコトー先生を継ぐ設定で良いじゃんッ! 「北の国から」の純のように失敗ばかりさせるなよ。タケヒロの挫折は、本気で切ない…。

台風が近づいて来たあたりで、悪いことが連発する予感がビンビンだったねェ。撒き散らしたフラグが連続して弾けると思ったが、台風が上陸すると、予想を超える悪循環ラッシュ! 連続する困難に挫けず立ち向かうコトー先生が、このシリーズの見所だと思うけど、いくらなんでもやり過ぎ。135分の映画に詰め込み過ぎだよ。感動を超えて呆れました。

島の医療をコトー先生が一人で背負うのは、過酷だ。根本的な矛盾を突く終盤に、どんな救済があるのかと思ったが、なんと、結局、諦めない気持ちを貫いて、ハッピーな奇跡が舞い降りた。これが、「Dr.コトー診療所」って気もするが、135分の映画でやっちゃうと、正直、しらける。あの結末もズッコケたし。面白かったけど、ちょっと苦笑いかな…。

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映画覚書2025 #2

2025年01月12日 07時59分14秒 | 映画ふらふら

「ジョジョ・ラビット」
2019年 アメリカ
監督 タイカ・ワイティティ
出演 ローマン・グリフィン・デイヴィス スカーレット・ヨハンソン
ネット配信(字幕) T0H2
ふらふら度★★★★☆

1月8日に観た映画を振り返る…。第2次コロナ療養期に観たサブスク映画その2。「Disney+」に入会して、もう4年ぐらいか…? 入会直後に、この「ジョジョ・ラビット」が気になって、そのうち観よう、と思ったのに、ずっと放置していたんだよなァ。いつか観ようと思いつつ、いつまでも観ないパターンの典型だ。昔、地上波やCSで録画した映画もHDDに放置したまま観ていないし…。

予期せぬコロナ感染で時間を持て余した結果、ようやく、この映画を観る気になった。災い転じて…という言葉があるが、転じるかどうかは、本人の行動次第だろう。真面目に不真面目なタイカ・ワイティティが、戦争というタブーに挑戦した意欲作である。第二次世界大戦をテーマにしたコメディ映画って、日本じゃ、絶対に作れないもんなァ。タイカ・ワイティティ恐るべし…。

つーか、ナチスを描いたハリウッド映画を観ると、いつも思うんだけど、アメリカ人が英語でナチス軍人を滑稽に演じる姿を見て、ドイツ人は、どう思うんだろ? 韓国人が韓国語で日本人を滑稽に演じたら、ただでさえ悪い日韓関係が地に落ちるよなァ。ましてや、日本人が日本語で韓国人を滑稽に演じたら、大暴動が起きそうだ。表現の自由は、パワーバランスによりけりか…。

しかし、この映画は、単純にナチスをコキ下ろしているのではなく、戦争そのものをコキ下ろしているようだ。コミカルに描きつつも、シニカルに世界を批判している。ラストシーン、ナチス少年とユダヤ少女が、チグハグなダンスをするシーンは、真面目に不真面目なタイカ・ワイティティの真骨頂という感じがした。こんなに面白い映画を、ずっと放置していた自分が情けない。

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