ICN学術集会(マルタ)

2011-04-27 16:22:17 | ICN
今年はICNの2年毎に行われる大会年だ。5月始めから一連の会議が始まる。

 ICNの一番大きな大会は4年毎大会で、前回は2009年、南アフリカのダーバンで開催された。CNR(各国会員教会代表者会議)という、組織運営の意思決定がなされる会議は2年毎に開かれる。だから、4年毎大会だけでなく、その中間年にも会議が必要となって、学術集会も一緒に開催されるので、その中間の会議は、CNR・ICN学術集会といわれる。それが今年マルタ共和国の首都ヴァレッタで開かれる。
 日本での開催は、1977年に日本武道館での東京大会、2007年のパシフィコ横浜でのCNR・学術集会だった。

 私がナースの免許とって初めて病院に勤めたのが1977年。あのとき、現代社の『綜合看護』で、ICNの東京大会の様子が掲載されていたのを見た。ただただ、すごいなという感想だった。

 その大きな場で通訳は、今回が4回目。今、準備に追われている。

 今回の基調講演者は、Diana J. Mason。American Journal of Nursing誌の編集主幹であり、Policy and Plitics in Nuring and Health Careの共同編集者でもある。この本は3~4年に一回ぐらい改訂されている。人々が質の高いケアを受け、健康を増進させることができるために、ナースがどのようなリーダーシップをとっていくのか、世の中の経済や政治的な背景から、政策面へのアプローチについて、述べるのではないかと、予想している。通訳ではそのときの発言に集中するが、適切な予測や予見は、文脈の推論にも必要だ。

 Policy and Politicsの2007年度版は持っている。contemporaryな錚々たる人たちが筆者に並んでいる。でもとにかく、大分な本で重たい。持っていこうか、どうしようか、悩ましい。

 現場に入ると戦場のようなので、写真をアップしたいと思うけど、そんな余裕があるかどうか分からない。でも、いずれかの段階で、大会の雰囲気は紹介したい。
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