Story
ウェディングパーティーが行われているホテルの会場の一角。'彼女'(ヘレナ・ボナム・カーター)に'彼'(アーロン・エッカート)が二人分のシャンパングラスを持って近づき、話しかける。一見初対面の二人だが、話が進むうちに'彼'と'彼女'は若い頃に結婚していてその後苦い別れを経験していたことがわかってくる。'彼'にはダンサーの若い恋人。'彼女'は医者と再婚してロンドンに住んでいる。'彼女'は明日の早朝の飛行機でロンドンに帰らなければならない。'彼'はいまだに'彼女'に未練があるらしいが、'彼女'は躊躇しながらもホテルの部屋に'彼'を招き入れる・・。
2005年/アメリカ/ハンス・カノーザ監督作品
評価 ★★★☆☆
最初から最後まで画面が2分割のままというのは面白い手法で、例えば、男性の観客はヘレナの画面に、女性はアーロン・エッカートの画面を観ていれば実際に会話をしているような錯覚にとらわれます。ただ、趣向は面白いんだけど、最後まで興味が持続しなかったのがちょっと苦しい。
ひたすら男女の会話劇という点では、どうしても「恋人までの距離(ディスタンス)」2部作と比較してしまって。あの映画は良く出来ていただけに、今回のは今ひとつという感じでした。
気になったのは、'彼'の妹の結婚式という設定で、その妹は介添人として'彼女'を呼ぶ時に兄の元妻だという事を知っていたのでしょうか?知っていたのなら、呼ぶのはちょっと無神経だし、知らないのもおかしいし。やっぱり、'彼'も'彼女'も全て確信犯的に行動していたんでしょうか?
評価 ★★★☆☆
最初は画面が2分割されているデュアル・フレームという手法に慣れなかったのですが、物語が進行するうちに自然と気にならなくなってきました。デュアル・フレームによって、現在の彼と彼女のそれぞれの視線を描き出し、また現在の二人と過去の二人を同時に対比させるのは、面白いアイデアだと思います。
この映画はタイトルどおり、ほぼ会話だけで物語が進行していくので、もし下手な役者が演じていたら、つまらない映画になってしまった可能性があります。でも、彼と彼女を演じるアーロン・エッカートとヘレナ・ボナム・カーターはさすが名優だけあって、会話だけで充分魅せてくれる映画に仕上がっていました。
ただ気になる点がいくつかあって、二人が10年ぶりに再会したという割には、過去の彼と彼女はえらく幼いし(どう見ても学生結婚のよう)、また現在の二人が持っている携帯が同じ機種で同じデザイン(彼女が間違えて彼の携帯に出てしまうシーンがあります)というのは、いくらなんでも安易じゃないかと思いました。
おまけに、花嫁の介添人として招待されたのに、彼女が泊まることになるホテルの部屋がちょっとチープすぎるような気がします(なんだかビジネスホテルのような感じ)。せっかく会話がお洒落なのに、もう少し小道具にも気を配ってほしかったですね。彼女の身につけるドレスや靴はかわいかったですけど。
それにしても、この映画を観てやっぱり女性は強いなと思いました。男性は二人の再会でまた以前のような関係に戻れるのではと期待するのですが、女性は男性との時間は最初からこの時間だけと割り切って考えていて、翌朝には何もなかったかのように夫の元へ戻ってしまう。この映画のキャッチコピーのとおり、「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」だなと思いましたね。
(「カンバセーションズ」2007年2月 名古屋 伏見ミリオン座にて鑑賞)
ウェディングパーティーが行われているホテルの会場の一角。'彼女'(ヘレナ・ボナム・カーター)に'彼'(アーロン・エッカート)が二人分のシャンパングラスを持って近づき、話しかける。一見初対面の二人だが、話が進むうちに'彼'と'彼女'は若い頃に結婚していてその後苦い別れを経験していたことがわかってくる。'彼'にはダンサーの若い恋人。'彼女'は医者と再婚してロンドンに住んでいる。'彼女'は明日の早朝の飛行機でロンドンに帰らなければならない。'彼'はいまだに'彼女'に未練があるらしいが、'彼女'は躊躇しながらもホテルの部屋に'彼'を招き入れる・・。
2005年/アメリカ/ハンス・カノーザ監督作品
評価 ★★★☆☆
最初から最後まで画面が2分割のままというのは面白い手法で、例えば、男性の観客はヘレナの画面に、女性はアーロン・エッカートの画面を観ていれば実際に会話をしているような錯覚にとらわれます。ただ、趣向は面白いんだけど、最後まで興味が持続しなかったのがちょっと苦しい。
ひたすら男女の会話劇という点では、どうしても「恋人までの距離(ディスタンス)」2部作と比較してしまって。あの映画は良く出来ていただけに、今回のは今ひとつという感じでした。
気になったのは、'彼'の妹の結婚式という設定で、その妹は介添人として'彼女'を呼ぶ時に兄の元妻だという事を知っていたのでしょうか?知っていたのなら、呼ぶのはちょっと無神経だし、知らないのもおかしいし。やっぱり、'彼'も'彼女'も全て確信犯的に行動していたんでしょうか?
評価 ★★★☆☆
最初は画面が2分割されているデュアル・フレームという手法に慣れなかったのですが、物語が進行するうちに自然と気にならなくなってきました。デュアル・フレームによって、現在の彼と彼女のそれぞれの視線を描き出し、また現在の二人と過去の二人を同時に対比させるのは、面白いアイデアだと思います。
この映画はタイトルどおり、ほぼ会話だけで物語が進行していくので、もし下手な役者が演じていたら、つまらない映画になってしまった可能性があります。でも、彼と彼女を演じるアーロン・エッカートとヘレナ・ボナム・カーターはさすが名優だけあって、会話だけで充分魅せてくれる映画に仕上がっていました。
ただ気になる点がいくつかあって、二人が10年ぶりに再会したという割には、過去の彼と彼女はえらく幼いし(どう見ても学生結婚のよう)、また現在の二人が持っている携帯が同じ機種で同じデザイン(彼女が間違えて彼の携帯に出てしまうシーンがあります)というのは、いくらなんでも安易じゃないかと思いました。
おまけに、花嫁の介添人として招待されたのに、彼女が泊まることになるホテルの部屋がちょっとチープすぎるような気がします(なんだかビジネスホテルのような感じ)。せっかく会話がお洒落なのに、もう少し小道具にも気を配ってほしかったですね。彼女の身につけるドレスや靴はかわいかったですけど。
それにしても、この映画を観てやっぱり女性は強いなと思いました。男性は二人の再会でまた以前のような関係に戻れるのではと期待するのですが、女性は男性との時間は最初からこの時間だけと割り切って考えていて、翌朝には何もなかったかのように夫の元へ戻ってしまう。この映画のキャッチコピーのとおり、「男はズルいロマンチスト、女は罪なリアリスト」だなと思いましたね。
(「カンバセーションズ」2007年2月 名古屋 伏見ミリオン座にて鑑賞)
私には、デュアル・フレームはちょっと厳しいものがありました。
必死に字幕も読まなきゃならないし、2人の表情も気になるし・・・。
他の方のブログで知ったんですが、本家のHPには20年前になってるそうですよ!!!
なんで日本では「10年前」なんだろ?
TBさせていただきます♪
コメントとTBありがとうございました。
デュアルフレーム、確かにちょっと目が疲れちゃいました。
それから、やっぱり、20年前の方がしっくりきますよね!
日本の配給会社がまちがってしまったんでしょうか??
TBありがとうございました。
映画のキャッチコピー
今 初めて知りました。
そうだったんだ~・苦笑
まさしく その通りですね♪
介添人の件は 映画でも言ってたとおり
緊急事態だったから 仕方なかったんでしょうね。
普通なら ボナムカーターが 断るべきだったんでしょうがwancoさんの言われるように
「確信犯」で
元のダンナに会いたかったんでしょうねぇ~
その気持 わかるなぁ~(笑)
こちらからもTBさせていただきますね♪
早速、コメント&TBありがとうございました。
そうなんです。まさに映画のキャッチコピーのとおりの展開でしたね。(^^)
この映画、突っ込みどころ満載なのですが、それもかえって観終わった後に語り合える楽しみがありますね♪
おそらく、彼も彼女もまだお互いに未練があって、確信犯的に会いにきたんだろうな~。
その気持ち、分かりますね。^^:
会話劇というと、私も「恋人までの距離(ディスタンス)」2部作と比較しちゃいますが、こちらはもっと大人向けですね。
二人の俳優がうまいです。
10年前だったら、同じ俳優でよかったのにね。
月日の流れを強調したかったのかな?
男女の感覚の違いがよく描かれていて、うまいキャッチコピーでした!