Story
まるで「積み木」のような家。海面が、どんどん上がってくるので、家を上へ上へと「建て増し」続けてきました。そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。(goo映画より)
2008年/日本/加藤久仁生監督作品
ご存知の通り、米国アカデミー賞 短編アニメーション賞を受賞した作品です。その他にも文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 大賞 受賞や、アヌシー国際アニメーションフェスティバル グランプリ受賞など、世界のアニメーションフェスティバルで数々の賞に輝いた作品です。
私もミーハーで、アカデミー賞を受賞したその日にどうしてもこの作品が観たくなり、アマゾンで早速、DVDを購入しました!でも、私と同じ考えの方がたくさんいらっしゃったみたいで、購入してから実際にDVDが我が家に届いたのが3週間近く経ってからでした。やっぱり、アカデミー賞効果は大きいですね。何度もアマゾンから入荷困難というメールが届いて、もしかしたら手に入れるのは無理なのかなと思っていた矢先、やっと商品が無事届いた時はとっても嬉しかったです。
さて、感想はというと、この手描き風の独特なタッチの絵にまず心を奪われますね。セピア色の優しい色使いに、この「おじいさん」のキャラクターのなんともユニークなこと!一度観たら忘れられない、とても印象に残る映像でした。
ストーリーの方も、地球温暖化を意識しているのか、海面がどんどん上昇して、上へ上へと家をまるで積み木のように「建て増し」続けていくという発想が面白いと思いました。
ひょんなことから、おじいさんはお気に入りのパイプを水の中に落としてしまって、昔建てた家の中に順次、潜っていくことになるのですが、そこで家族との想い出が次々と甦ってきます。この辺りのストーリー自体は、特に目新しさは感じられなかったものの、やはり現在のシーンと回想シーンとの繋ぎ方が絶妙で、観る者の心にとても迫ってくるものがあります。どんどん過去の想い出へと遡っていくのですが、特に、若かった頃のおじいさんがおばあさんにプロポーズするシーンは、目頭が熱くなるものがありましたね。
このDVDは、長澤まさみのナレーションあり/なしで構成されているのですが、最初に「なし」で鑑賞して正解でした。というのは、やはり上質なアニメーションほど余計な言葉はいらないというか、かえって言葉がない方が観る者のイマジネーションが膨らんでいくので、より深い感動が味わえるのではないかと思いました。
BGMで流れるピアノの音楽もこの作品の雰囲気にぴったりで、とても印象に残っています。
ナレーション「あり」で鑑賞した感想は、より詳細に作品の内容を説明してくれるので悪くはないのですが、やはり「なし」で鑑賞した時のような感動は得られませんでした。ナレーションの声はほのぼのとしていて、決してこの作品の邪魔になっているとか、そういう印象は受けなかったのですが、子供が鑑賞しても分かりやすいように、あえてナレーションのバージョンが入っているのかもしれませんね。
この作品は絵本化もされているだけあって、「あり」で鑑賞すると、絵本を読んでいるような雰囲気も味わえます。
長くなってしまいましたが、さすがアカデミー賞を受賞するだけあって、とても心に残る上質な作品でした。
評価 ★★★★★
nyancoに付き合わされて観たのですが、おじいさんの切なさが伝わってくるようでとても良かったです。世界が水没しても、TVが放映されていたり、お店が船でやって来たりと、社会は機能しているようですね。娘夫婦は他の惑星に移住したのかな?などと考えながら観てました。
ROBOT Communications Inc. - つみきのいえ
まるで「積み木」のような家。海面が、どんどん上がってくるので、家を上へ上へと「建て増し」続けてきました。そんな家に住んでいるおじいさんの、家族との思い出の物語。(goo映画より)
2008年/日本/加藤久仁生監督作品
ご存知の通り、米国アカデミー賞 短編アニメーション賞を受賞した作品です。その他にも文化庁メディア芸術祭アニメーション部門 大賞 受賞や、アヌシー国際アニメーションフェスティバル グランプリ受賞など、世界のアニメーションフェスティバルで数々の賞に輝いた作品です。
私もミーハーで、アカデミー賞を受賞したその日にどうしてもこの作品が観たくなり、アマゾンで早速、DVDを購入しました!でも、私と同じ考えの方がたくさんいらっしゃったみたいで、購入してから実際にDVDが我が家に届いたのが3週間近く経ってからでした。やっぱり、アカデミー賞効果は大きいですね。何度もアマゾンから入荷困難というメールが届いて、もしかしたら手に入れるのは無理なのかなと思っていた矢先、やっと商品が無事届いた時はとっても嬉しかったです。
さて、感想はというと、この手描き風の独特なタッチの絵にまず心を奪われますね。セピア色の優しい色使いに、この「おじいさん」のキャラクターのなんともユニークなこと!一度観たら忘れられない、とても印象に残る映像でした。
ストーリーの方も、地球温暖化を意識しているのか、海面がどんどん上昇して、上へ上へと家をまるで積み木のように「建て増し」続けていくという発想が面白いと思いました。
ひょんなことから、おじいさんはお気に入りのパイプを水の中に落としてしまって、昔建てた家の中に順次、潜っていくことになるのですが、そこで家族との想い出が次々と甦ってきます。この辺りのストーリー自体は、特に目新しさは感じられなかったものの、やはり現在のシーンと回想シーンとの繋ぎ方が絶妙で、観る者の心にとても迫ってくるものがあります。どんどん過去の想い出へと遡っていくのですが、特に、若かった頃のおじいさんがおばあさんにプロポーズするシーンは、目頭が熱くなるものがありましたね。
このDVDは、長澤まさみのナレーションあり/なしで構成されているのですが、最初に「なし」で鑑賞して正解でした。というのは、やはり上質なアニメーションほど余計な言葉はいらないというか、かえって言葉がない方が観る者のイマジネーションが膨らんでいくので、より深い感動が味わえるのではないかと思いました。
BGMで流れるピアノの音楽もこの作品の雰囲気にぴったりで、とても印象に残っています。
ナレーション「あり」で鑑賞した感想は、より詳細に作品の内容を説明してくれるので悪くはないのですが、やはり「なし」で鑑賞した時のような感動は得られませんでした。ナレーションの声はほのぼのとしていて、決してこの作品の邪魔になっているとか、そういう印象は受けなかったのですが、子供が鑑賞しても分かりやすいように、あえてナレーションのバージョンが入っているのかもしれませんね。
この作品は絵本化もされているだけあって、「あり」で鑑賞すると、絵本を読んでいるような雰囲気も味わえます。
長くなってしまいましたが、さすがアカデミー賞を受賞するだけあって、とても心に残る上質な作品でした。
評価 ★★★★★
nyancoに付き合わされて観たのですが、おじいさんの切なさが伝わってくるようでとても良かったです。世界が水没しても、TVが放映されていたり、お店が船でやって来たりと、社会は機能しているようですね。娘夫婦は他の惑星に移住したのかな?などと考えながら観てました。
ROBOT Communications Inc. - つみきのいえ
遅くなりましたが、コメントありがとうございます♪
私も思ってた以上に感動した作品でした!
ラストの若い頃のおじいさんがおばあさんにプロポーズするシーンは思わず泣けてしまいましたね。。
手描きタッチの優しい色使いの画が、余計に涙を誘うのかもしれません。。^^
本当に娘夫婦はどこに行ってしまったんでしょうかね。。
この作品を観た後に絵本も読んでみたんですが、こちらもまた一味違う内容に仕上がっていて、なかなかオススメですよ。
今年も本当にお世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
娘夫婦はほかの惑星にいったんでしょうかね。
世界観がいいですね。おじいさんに感情移入してしまいました。。