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Story
ヴァカンスシーズン間近の夏のパリ。20代前半のデルフィーヌ(マリー・リヴィエール)は、楽しみにしていたギリシャ旅行に一緒に行くはずだった女友達から突然キャンセルの電話を受け取り、ひどく落ち込んでしまう。そんな彼女を気遣って、家族や友達は旅行に誘ったりしてくれるが、どこに行ってもなぜかしっくり行かずに泣けて来てしまう日々。。
道ばたで拾ったトランプのカード、海岸で老婦人達が話していた、緑の光線の話。彼女に、何かが起こりそうな予感がしてくるのですが、、、。
1986年/フランス/エリック・ロメール監督作品
SF作家のジュール・ベルヌ原作ですが、SFではなくて純粋な恋愛映画です。緑の光線って何?と調べてみると、日没あるいは日の出の際にまれに見ることができる現象で、光の屈折率が波長によって異なることから起きるプリズム効果で、太陽の上端が一瞬緑色に輝く現象だそうです。
原作は読んでないのでわかりませんが、アイデアだけを借りてロメール流にかなり脚色してあると思われます。そんなロメールの作品群の中でも好きな映画の一本です。
物語は、マリー・リヴィエール演じるデルフィーヌが理想の恋人を見つけるまでのお話。例によって、おしゃべり映画で、デルフィーヌの、しゃべって、泣いて、沈黙してをひたすら追いかけることによって、彼女の気持ちの変遷を描き出しています。
ようやく出会った、心が通い合いそうな彼との海岸のシーン。ラストで映し出される緑の光線は、正真正銘の本物だそうです。太陽が完全に沈むその瞬間に緑色に光ったときは、スクリーンの彼女と一緒に「あっ」と声を出しそうになりました。この映画のテーマが ” 探し求めること ” であるなら、ついに見つけた!、といった感じ。これまでの物語がこの一点に収束。さんざん迷って、悩んだ彼女の気持ちがぱっと晴れたような、観終わって清々しい気持ちになりました。
評価 ★★★★☆
(「緑の光線」199*年6月 名古屋市 キノシタホールにて鑑賞)
ヴァカンスシーズン間近の夏のパリ。20代前半のデルフィーヌ(マリー・リヴィエール)は、楽しみにしていたギリシャ旅行に一緒に行くはずだった女友達から突然キャンセルの電話を受け取り、ひどく落ち込んでしまう。そんな彼女を気遣って、家族や友達は旅行に誘ったりしてくれるが、どこに行ってもなぜかしっくり行かずに泣けて来てしまう日々。。
道ばたで拾ったトランプのカード、海岸で老婦人達が話していた、緑の光線の話。彼女に、何かが起こりそうな予感がしてくるのですが、、、。
1986年/フランス/エリック・ロメール監督作品
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原作は読んでないのでわかりませんが、アイデアだけを借りてロメール流にかなり脚色してあると思われます。そんなロメールの作品群の中でも好きな映画の一本です。
物語は、マリー・リヴィエール演じるデルフィーヌが理想の恋人を見つけるまでのお話。例によって、おしゃべり映画で、デルフィーヌの、しゃべって、泣いて、沈黙してをひたすら追いかけることによって、彼女の気持ちの変遷を描き出しています。
ようやく出会った、心が通い合いそうな彼との海岸のシーン。ラストで映し出される緑の光線は、正真正銘の本物だそうです。太陽が完全に沈むその瞬間に緑色に光ったときは、スクリーンの彼女と一緒に「あっ」と声を出しそうになりました。この映画のテーマが ” 探し求めること ” であるなら、ついに見つけた!、といった感じ。これまでの物語がこの一点に収束。さんざん迷って、悩んだ彼女の気持ちがぱっと晴れたような、観終わって清々しい気持ちになりました。
評価 ★★★★☆
(「緑の光線」199*年6月 名古屋市 キノシタホールにて鑑賞)
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