皆様お疲れ様です。ナイス害(以下略)
寸止めエロ本について、過去の作品の掲載許可が出たのでのっけてみます。
(検索用タグ)君のぞ、茜、SS、エロ、健全、寸止めエロ本、アイマス、アイドルマスター、夏コミ、同人誌、嘘、大げさ、紛らわしい、さあ今すぐJAROに電話だ!
君望茜de寸止めエロ本
再録の壱
茜後ろから激しく突かれる
壁をはさんで微かに聞こえてくる話し声。何を話しているかはわからないけど、声の調子から二人が楽しそうにしている事がわかる。
幸せな二人なら、高等数学の解法だって愛のささやきになるに違いない。
隣の部屋、お姉ちゃんの部屋で行われているのは恒例になったお兄ちゃんとお姉ちゃんの勉強会。
お兄ちゃんはちょっと頼りないけど、まじめでいい人。
最初、お姉ちゃんにつりあうには「もうちょっとがんばりましょう」だったけど、最近「頼りない」と、「いい人」の比重が私の中で逆転しつつある。
お兄ちゃんみたいないい人がいないかなあ、なんて思っちゃったのはやっぱり気になっていたからなのだろう。
…その想いが私に大胆な行動をとらせた。
お兄ちゃんと私の間には、彼女であるはずのお姉ちゃんも知らない秘密がある。
お姉ちゃんが勉強に疲れて眠ってしまうわずかの時間だけ、私に与えられる内緒の時間。
お姉ちゃんの彼氏じゃなくて、私だけのお兄ちゃんになってくれる時間。
そして今日もドアが遠慮がちにノックされる。
「茜ちゃん、いる?」
お兄ちゃんは時々ひどく強引だ。
今日は外でやるとか言い出した。
確かにお兄ちゃんのことは大好きだし、二人で秘密の遊びをすることは嫌じゃない。だけど…
「だって、中じゃ危険だろ?」
確かに万が一お姉ちゃんが起きて来たらただではすまないことになるけど、でも…
「でも、って、何時もこらえ切れなくて大声出すのは茜ちゃんだろ?」
「なっ!」
そういうことをレディに対して言わないでほしい。体育会系とはいえ女の子なんだから。
それに大声出すのは全部お兄ちゃんのせいだ、…と思う。
その、お兄ちゃんはとても上手だから、…その、興奮しちゃって、つい…
今までのことを思い出し、恥ずかしさで赤面する私の頭をくしゃくしゃとお兄ちゃんはなでる。
「かわいいよ、茜ちゃん」
その笑顔に私がふにゃふにゃになってしまうのは絶対に内緒だ。
こういう関係になって気が付いたことだけど、お兄ちゃんはどこかマニアックだ。
「いつも同じことをしていると飽きるから」
そういって趣向を変えることが多い。正直、良くそんなにネタが尽きないものだと感心する。
そんなお兄ちゃんだが、今日は前回の続きらしい。
「じゃあ、握って」
そういうとお兄ちゃんはチャックを開けて固く黒光りするそれを私に向ける。
…やっぱり男の人のだ。
重量感があって、…硬い。
ちょっと汗の匂いがして、はじめて見るわけじゃないけど、何だか恥ずかしい。
私はそれをおっかなびっくりで握る。あまり力を入れすぎると却って良くない事はこの前聞いた。
軽く持って上下に動かす。あくまで手つきはやわらかく、リズミカルに。
「いいね、すっかりなじんだって感じだ」
上からお兄ちゃんが見下ろしてくる。ほめられて嬉しくなった私はもっと喜んでもらいたくて全身をお兄ちゃんのそれに集中させる。
「うん、やっぱり茜ちゃんは覚えが早い」
お兄ちゃんが嬉しそうに言う。
「でも、今日はもう一つ先に進もうかと思うんだ。…いいかな?」
その言葉に私の胸は高鳴る。
「…うん」
立ったままの私に、お兄ちゃんがゆっくりと後ろから覆いかぶさる。
「やっ! 怖い!」
この前は向かい合わせ。お兄ちゃんが私を見ていてくれたから、怖いのも我慢できた。
でも、この格好じゃお兄ちゃんの顔が見えない。
「やだあ、やだあ…」
駄々っ子のように私は取り乱す。
「大丈夫、ここにいるよ」
耳の後ろから響く声、遠慮がちに伝わってくる重みと体温。
その感触に吐息する。
少し身体が緩んだと感じたのか、
「まずは準備から、な」
そういってお兄ちゃんは私の手に大きな手を添えて、大事なところに導いてゆく。
「やんっ、そこは…」
自分の手なのに、自分の手じゃないような不思議な感覚。
「はっ、はっ…」
やや薄いけど、ちゃんと存在を主張する左右のお椀。ずっと下のほうにある小さなくぼみ。つんと尖った突起。
「はあぁ、はあぁ…」
大事なところを、慌てず確かめるように、時に速く、時にゆっくりと手が動く。
呼吸が荒くなるのは、夏の暑さのせいだけじゃない。
ジーンとするのは身体の奥が熱を持ち始めている証拠。
しっとりと自分が濡れてくるのが分かる。
「あっ…」
思ったように行かなくてもどかしかったり、力が強すぎて痛みに声を上げてしまったり。
「や、あっ、ダメ!」
やり慣れない行為に時々身体が戸惑い、固まる。でも心は止まることなく期待に弾み続ける。
「あっ、あはっ…」
新鮮な刺激に、弾んだ声が私の唇から漏れる。
でも刺激はその内に物足りないものになっていく。
「ねえ、お兄ちゃん…」
私はもっと先を知りたくて甘えた声をあげる。
「ちょっと痛いかもしれないよ?」
背中から聞こえたお兄ちゃんの問いかけの意味なんか、これっぽっちも考えていなかった。
刺激に焼け付く頭は求めるままに私の口を動かす。
「痛くてもいい。いいからもっと凄いことして。…もっと、もっと一杯教えてほしいの!」
後にして思えば、多分このときお兄ちゃんはにやりと笑ってたんじゃないかと思う。
…想像だけど。
二人の服はさっきまでで汗だくになっている。でもそれを脱ぐのを惜しむくらい二人の時間は短い。
申し合わせたようにほんのちょっと脱いで、めくるだけで二人は身体をあわせる。
さっきまでと異なるのは私が泣き顔になっていること。
「大丈夫、心配要らないから」
そういってお兄ちゃんはいきなり普通と反対の方でやろうと言い出した。
「もう、お兄ちゃんは何時もそうやって私をおもちゃにするっ! 私、この前が初めてだったんだから! とっても怖かったんだからぁ!」
いくらお兄ちゃんを信じるって言っても限度がある。なのに、
「茜ちゃんなら大丈夫だから」
そういって私を許してくれない。
「まずは、ほら、これを」
そういうとお兄ちゃんは私の手を導いて、…その、…私に、…たまを握らせた。
「え、嫌あっ!」
突然のことに拒絶しようとする私を、お兄ちゃんは離さない。
「嫌じゃないだろ」
でも、いきなりこんな激しいことするなんて想像してなかった。
「ほら、茜ちゃんが自分からするんだ」
戸惑う私をよそに、お兄ちゃんは私が自分から、その、…たまを持って導くことを要求する。
「そんな、絶対はいらないよ!」
許してくれるとは思えないけど私は精一杯抵抗する。
でも、お兄ちゃんはやる気満々だ。あきらめてくれない。
「大丈夫だから」
お兄ちゃんはそういって空いている手でなでてくれる。
でも今回ばかりは魔法の手も私の恐怖を拭い去ってはくれない。
「仕方ないな…」
お兄ちゃんがそう言ってくれた。
あきらめてくれたのだと安心して体が緩んだ瞬間。
「ふっ…」
鋭い息の音。そして後ろから伝わってくるお兄ちゃんの動き。
ぎゅっ、…とすん。
何か魔法でも使ったのか、意外な程あっさりと先端が突き刺さっていた。
「え、え?、え…」
一瞬、何があったか分からなかった。自分で驚くくらい、きれいに入っていた。
「茜ちゃん、全部入ったの、分かる?」
耳元でささやかれる言葉。
でも私には答える余裕がない。膝はがくがくと震えだし、口をパクパクさせる他になにもできない。
私が落ち着くのを待って、
「もう、大丈夫だね」
そう言うと、お兄ちゃんはゆっくりと引き抜きにかかる。
「もう終わるの?」
涙声になって問いかける。
でも、
「一回で終わる訳ないだろ?」
そう言ってまた、身体を密着させ、私の身体ごと大きくゆする。
「あっ、」
全身が浮き上がるような感覚。
そして落下感と直後に襲う衝撃。
「くぅん」
私に自分でするんだ、とか言っておきながら、私はもうお兄ちゃんのなすがままだ。
「嫌ぁっ、やだ、怖い!」
浮き沈みと衝撃のたびに私は悲鳴を上げる。
「また、来る。来ちゃう!」
しかし、いつしか恐怖以外の感情が私の心に表れる。
「んっ、んっ、はあぁ」
突き刺さる一点に神経が集中する。未知の行為への不安や恐怖と同時に気が狂いそうな興奮。
「…やだぁ、もうこれ以上速くしないでぇ」
拒絶しているのか、甘えているのか、もう自分でも分からない。
「はあんっ、はぁん…」
こつんと奥まで届くたびに快感が突き抜ける。
「さすが茜ちゃんだね。下半身の使い方が上手だ」
お兄ちゃんも興奮しているのか荒い息を吐きながら動く。
「ふうっ…」
力強いお兄ちゃんの動き。
「あうんっ…」
私はそれを精一杯やわらかく受け止める。二人の動きが一つになる実感。言い様のない快感。
その快感を貪りつくそうとして神経はオーバーヒートしていく。
「だめぇ、もうだめぇ…」
しかしお兄ちゃんは止まらない。
むしろここぞとばかりに激しく動いて私を許してくれない。
「はうっ… きゃん!」
それは私の身体にお兄ちゃんを刻み込もうとするかのように、激しく、熱を帯びたものだった。
「やぁ、いやあぁ、はあぁあん!」
興奮と疲労に耐え切れなくなって私は膝から崩れ落ちる。
目の前が真っ白になった。
「お兄ちゃんのバカ!」
全て終わったあと、私は怒っていた。
…確かに気持ちよかったけど。ここまですることないじゃない。
「ごめん、つい…」
さっきまでの勢いと裏腹にお兄ちゃんは殊勝な態度で謝る。
「許さない!」
ビシッと断言する。
そう、責任とってこれからもっといろんなことを教えてくれなきゃ許さないんだから!
覚悟してね、お兄ちゃん。
解説
剣玉:けんだま
三つの皿と一つの突起からなる「剣」と「玉」を用いて行う遊戯。
正式にはサイズ等の規定も存在するが、玩具としてのそれには材質、重量様々な物がある。
木製は使い込むと汗や油を吸い込んで黒光りするようになる。
基本的に激しいアクションを伴うので狭い室内、他人のいるところでのプレイは危険。
飛行機
技の名称。通常は剣を持って玉を操るが、この技は玉を持ち、玉の穴に剣を導くという特徴を持つ。
難度が高く、また突起部を振り回すことになるので危険度も高い。
初心者がいきなり行うには適しない技である。それだけに挑戦には恐怖が、成功には快感が伴う。
袖まくり
長袖の場合、短期的には体感温度が低下する。脱がずに出来る体温調整の一種。
ほうら、こんなに健全。
こんな感じで今回はさらに健全度がアップしているはず(当社比)。
お買い求めの際の参考にしてください。
寸止めエロ本について、過去の作品の掲載許可が出たのでのっけてみます。
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壁をはさんで微かに聞こえてくる話し声。何を話しているかはわからないけど、声の調子から二人が楽しそうにしている事がわかる。
幸せな二人なら、高等数学の解法だって愛のささやきになるに違いない。
隣の部屋、お姉ちゃんの部屋で行われているのは恒例になったお兄ちゃんとお姉ちゃんの勉強会。
お兄ちゃんはちょっと頼りないけど、まじめでいい人。
最初、お姉ちゃんにつりあうには「もうちょっとがんばりましょう」だったけど、最近「頼りない」と、「いい人」の比重が私の中で逆転しつつある。
お兄ちゃんみたいないい人がいないかなあ、なんて思っちゃったのはやっぱり気になっていたからなのだろう。
…その想いが私に大胆な行動をとらせた。
お兄ちゃんと私の間には、彼女であるはずのお姉ちゃんも知らない秘密がある。
お姉ちゃんが勉強に疲れて眠ってしまうわずかの時間だけ、私に与えられる内緒の時間。
お姉ちゃんの彼氏じゃなくて、私だけのお兄ちゃんになってくれる時間。
そして今日もドアが遠慮がちにノックされる。
「茜ちゃん、いる?」
お兄ちゃんは時々ひどく強引だ。
今日は外でやるとか言い出した。
確かにお兄ちゃんのことは大好きだし、二人で秘密の遊びをすることは嫌じゃない。だけど…
「だって、中じゃ危険だろ?」
確かに万が一お姉ちゃんが起きて来たらただではすまないことになるけど、でも…
「でも、って、何時もこらえ切れなくて大声出すのは茜ちゃんだろ?」
「なっ!」
そういうことをレディに対して言わないでほしい。体育会系とはいえ女の子なんだから。
それに大声出すのは全部お兄ちゃんのせいだ、…と思う。
その、お兄ちゃんはとても上手だから、…その、興奮しちゃって、つい…
今までのことを思い出し、恥ずかしさで赤面する私の頭をくしゃくしゃとお兄ちゃんはなでる。
「かわいいよ、茜ちゃん」
その笑顔に私がふにゃふにゃになってしまうのは絶対に内緒だ。
こういう関係になって気が付いたことだけど、お兄ちゃんはどこかマニアックだ。
「いつも同じことをしていると飽きるから」
そういって趣向を変えることが多い。正直、良くそんなにネタが尽きないものだと感心する。
そんなお兄ちゃんだが、今日は前回の続きらしい。
「じゃあ、握って」
そういうとお兄ちゃんはチャックを開けて固く黒光りするそれを私に向ける。
…やっぱり男の人のだ。
重量感があって、…硬い。
ちょっと汗の匂いがして、はじめて見るわけじゃないけど、何だか恥ずかしい。
私はそれをおっかなびっくりで握る。あまり力を入れすぎると却って良くない事はこの前聞いた。
軽く持って上下に動かす。あくまで手つきはやわらかく、リズミカルに。
「いいね、すっかりなじんだって感じだ」
上からお兄ちゃんが見下ろしてくる。ほめられて嬉しくなった私はもっと喜んでもらいたくて全身をお兄ちゃんのそれに集中させる。
「うん、やっぱり茜ちゃんは覚えが早い」
お兄ちゃんが嬉しそうに言う。
「でも、今日はもう一つ先に進もうかと思うんだ。…いいかな?」
その言葉に私の胸は高鳴る。
「…うん」
立ったままの私に、お兄ちゃんがゆっくりと後ろから覆いかぶさる。
「やっ! 怖い!」
この前は向かい合わせ。お兄ちゃんが私を見ていてくれたから、怖いのも我慢できた。
でも、この格好じゃお兄ちゃんの顔が見えない。
「やだあ、やだあ…」
駄々っ子のように私は取り乱す。
「大丈夫、ここにいるよ」
耳の後ろから響く声、遠慮がちに伝わってくる重みと体温。
その感触に吐息する。
少し身体が緩んだと感じたのか、
「まずは準備から、な」
そういってお兄ちゃんは私の手に大きな手を添えて、大事なところに導いてゆく。
「やんっ、そこは…」
自分の手なのに、自分の手じゃないような不思議な感覚。
「はっ、はっ…」
やや薄いけど、ちゃんと存在を主張する左右のお椀。ずっと下のほうにある小さなくぼみ。つんと尖った突起。
「はあぁ、はあぁ…」
大事なところを、慌てず確かめるように、時に速く、時にゆっくりと手が動く。
呼吸が荒くなるのは、夏の暑さのせいだけじゃない。
ジーンとするのは身体の奥が熱を持ち始めている証拠。
しっとりと自分が濡れてくるのが分かる。
「あっ…」
思ったように行かなくてもどかしかったり、力が強すぎて痛みに声を上げてしまったり。
「や、あっ、ダメ!」
やり慣れない行為に時々身体が戸惑い、固まる。でも心は止まることなく期待に弾み続ける。
「あっ、あはっ…」
新鮮な刺激に、弾んだ声が私の唇から漏れる。
でも刺激はその内に物足りないものになっていく。
「ねえ、お兄ちゃん…」
私はもっと先を知りたくて甘えた声をあげる。
「ちょっと痛いかもしれないよ?」
背中から聞こえたお兄ちゃんの問いかけの意味なんか、これっぽっちも考えていなかった。
刺激に焼け付く頭は求めるままに私の口を動かす。
「痛くてもいい。いいからもっと凄いことして。…もっと、もっと一杯教えてほしいの!」
後にして思えば、多分このときお兄ちゃんはにやりと笑ってたんじゃないかと思う。
…想像だけど。
二人の服はさっきまでで汗だくになっている。でもそれを脱ぐのを惜しむくらい二人の時間は短い。
申し合わせたようにほんのちょっと脱いで、めくるだけで二人は身体をあわせる。
さっきまでと異なるのは私が泣き顔になっていること。
「大丈夫、心配要らないから」
そういってお兄ちゃんはいきなり普通と反対の方でやろうと言い出した。
「もう、お兄ちゃんは何時もそうやって私をおもちゃにするっ! 私、この前が初めてだったんだから! とっても怖かったんだからぁ!」
いくらお兄ちゃんを信じるって言っても限度がある。なのに、
「茜ちゃんなら大丈夫だから」
そういって私を許してくれない。
「まずは、ほら、これを」
そういうとお兄ちゃんは私の手を導いて、…その、…私に、…たまを握らせた。
「え、嫌あっ!」
突然のことに拒絶しようとする私を、お兄ちゃんは離さない。
「嫌じゃないだろ」
でも、いきなりこんな激しいことするなんて想像してなかった。
「ほら、茜ちゃんが自分からするんだ」
戸惑う私をよそに、お兄ちゃんは私が自分から、その、…たまを持って導くことを要求する。
「そんな、絶対はいらないよ!」
許してくれるとは思えないけど私は精一杯抵抗する。
でも、お兄ちゃんはやる気満々だ。あきらめてくれない。
「大丈夫だから」
お兄ちゃんはそういって空いている手でなでてくれる。
でも今回ばかりは魔法の手も私の恐怖を拭い去ってはくれない。
「仕方ないな…」
お兄ちゃんがそう言ってくれた。
あきらめてくれたのだと安心して体が緩んだ瞬間。
「ふっ…」
鋭い息の音。そして後ろから伝わってくるお兄ちゃんの動き。
ぎゅっ、…とすん。
何か魔法でも使ったのか、意外な程あっさりと先端が突き刺さっていた。
「え、え?、え…」
一瞬、何があったか分からなかった。自分で驚くくらい、きれいに入っていた。
「茜ちゃん、全部入ったの、分かる?」
耳元でささやかれる言葉。
でも私には答える余裕がない。膝はがくがくと震えだし、口をパクパクさせる他になにもできない。
私が落ち着くのを待って、
「もう、大丈夫だね」
そう言うと、お兄ちゃんはゆっくりと引き抜きにかかる。
「もう終わるの?」
涙声になって問いかける。
でも、
「一回で終わる訳ないだろ?」
そう言ってまた、身体を密着させ、私の身体ごと大きくゆする。
「あっ、」
全身が浮き上がるような感覚。
そして落下感と直後に襲う衝撃。
「くぅん」
私に自分でするんだ、とか言っておきながら、私はもうお兄ちゃんのなすがままだ。
「嫌ぁっ、やだ、怖い!」
浮き沈みと衝撃のたびに私は悲鳴を上げる。
「また、来る。来ちゃう!」
しかし、いつしか恐怖以外の感情が私の心に表れる。
「んっ、んっ、はあぁ」
突き刺さる一点に神経が集中する。未知の行為への不安や恐怖と同時に気が狂いそうな興奮。
「…やだぁ、もうこれ以上速くしないでぇ」
拒絶しているのか、甘えているのか、もう自分でも分からない。
「はあんっ、はぁん…」
こつんと奥まで届くたびに快感が突き抜ける。
「さすが茜ちゃんだね。下半身の使い方が上手だ」
お兄ちゃんも興奮しているのか荒い息を吐きながら動く。
「ふうっ…」
力強いお兄ちゃんの動き。
「あうんっ…」
私はそれを精一杯やわらかく受け止める。二人の動きが一つになる実感。言い様のない快感。
その快感を貪りつくそうとして神経はオーバーヒートしていく。
「だめぇ、もうだめぇ…」
しかしお兄ちゃんは止まらない。
むしろここぞとばかりに激しく動いて私を許してくれない。
「はうっ… きゃん!」
それは私の身体にお兄ちゃんを刻み込もうとするかのように、激しく、熱を帯びたものだった。
「やぁ、いやあぁ、はあぁあん!」
興奮と疲労に耐え切れなくなって私は膝から崩れ落ちる。
目の前が真っ白になった。
「お兄ちゃんのバカ!」
全て終わったあと、私は怒っていた。
…確かに気持ちよかったけど。ここまですることないじゃない。
「ごめん、つい…」
さっきまでの勢いと裏腹にお兄ちゃんは殊勝な態度で謝る。
「許さない!」
ビシッと断言する。
そう、責任とってこれからもっといろんなことを教えてくれなきゃ許さないんだから!
覚悟してね、お兄ちゃん。
解説
剣玉:けんだま
三つの皿と一つの突起からなる「剣」と「玉」を用いて行う遊戯。
正式にはサイズ等の規定も存在するが、玩具としてのそれには材質、重量様々な物がある。
木製は使い込むと汗や油を吸い込んで黒光りするようになる。
基本的に激しいアクションを伴うので狭い室内、他人のいるところでのプレイは危険。
飛行機
技の名称。通常は剣を持って玉を操るが、この技は玉を持ち、玉の穴に剣を導くという特徴を持つ。
難度が高く、また突起部を振り回すことになるので危険度も高い。
初心者がいきなり行うには適しない技である。それだけに挑戦には恐怖が、成功には快感が伴う。
袖まくり
長袖の場合、短期的には体感温度が低下する。脱がずに出来る体温調整の一種。
ほうら、こんなに健全。
こんな感じで今回はさらに健全度がアップしているはず(当社比)。
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