今こそ魚を喰え!!

東京海洋大学の馬場先生の研究室の毎日。
喰って飲んで学ぶ。
あと農業も。

たこ焼きパーティー

2013-02-17 00:52:24 | 日記
こんばんわ

まだまだ寒い日が続きますね。
しかし、大学内の空き地では和スイセンが花を咲かせ、春の訪れを感じる今日この頃
研究室では寒さにも負けないホットなイベントを今日も繰り広げております。
そして今回は「たこ焼きパーティー」が行なわれました。

まずは、写真から



たこ焼きの焼き方には定評のある我らが吉原と清田!

真剣に焼く清田



完成!!いいところをシャッターに納めてもらう麦ちゃん

たこ焼きと清田



美味しそうですね!!


本日の目玉!
たこ焼きの熱さと戦う吉原の一連画像をお楽しみください。






最後に
~たこ焼きの蛸の巻~

皆様、タコはお好きですか?
タコというと八本足でにゅるにゅるで墨をふくイメージではないでしょうか。
このタコは、日本には沢山の種類のタコが生息しております。
なじみがあるのは酢蛸になるマダコや大きなミズダコではないでしょうか。
マダコはミズダコに比べて小さく、日本全国の沿岸の海に生息しています。

ミズダコは比較的北部の冷たい海に多く生息しています。
皆さんも、居酒屋さんで大きなタコの吸盤を刺身で食べたことがあると思います。
その大きな吸盤の持ち主はミズダコです。大きい物は10Kg以上にもなるのはタコです。

その他には、イイダコやヤナギダコ、沖縄など暖かい海にすむ猛毒のタコ、ヒョウモンダコなど
多くのタコが日本沿岸域には生息しております。
いまだに多くの種類のタコが、深海等から発見されています。

現在日本で売られているほとんどのタコは外国産のタコであります。
今度スーパーに行ったらパックの表示をチャックしてみてください。
モーリタニア、モロッコなどのアフリカから輸入されているタコが多いのです。

そして、原産国であるモーリタニやモロッコのタコは急激な開発により
今タコ資源が枯渇の危機に陥っているのです。

このような問題がいろいろな水産物で起きております。

長々と書いてしまいましたが、私が言いたいのは一つ!

国産の素晴らしい魚達を選んで食べよう!!
っと言うことです。

麦ちゃん



さよならイッテツ

2013-01-25 16:49:43 | 日記
イッテツが行った。

そう、航海に。


もう3月まで帰ってこないそうだ。





吉原さんと牛のペニス

イッテツよ
頑張ってきてくれ




眠るシェフ。

きっとたくさんの苦労があると思うが





4年生の古橋君が獲ってきてくれたイシダイ

その分君は大きく成長して帰ってくるであろう。



シェフと肉まん

君が帰って来た時には



はしゃぐマッスル。

我々はひどく驚くことになるかもしれない。



マッスルのキス顔

そう。
きみの成長ぶりに。




神社ではしゃぐきよた。

さらばイッテツ。



出航式ではしゃぐ麦ちゃんと吉原さん

さらばだイッテツ。



はしゃぎすぎてイッテツをカメラに収めることを忘れた
我々

また会う日まで。


きよたの休日

2013-01-13 16:29:20 | 日記
お久しぶりです。

旨ければ人肉でも喰ってみたい。
馬場研のモラルハザード担当の修士1年きよたです。

修士2年の先輩方は夜もなく昼もなく
平日もなく休日もなく
ひたすらに修士論文の作成と飲酒と精を出すことに精を出しているようですが
今日のきよたは休日。

日頃から馬場研ファンの皆さんは
きよたが休日は何をしているか
興味津々wktkだと思うので
満を持して本邦初公開していきたいと思います。

休日のきよたは自己啓発に余念がないのです。
みなさんは「美味しんぼ」という自己啓発本をご存知でしょうか。

そこには山岡さんというメシアが出てきて
様々な難問と格闘していくのである。

私もそんな山岡さんのように
自己中心的で
酒好きの
グータラ社員になりたい
と心の底から尊敬しておるのです。

そんな気持ちでいつものように
大盛町の商店街を闊歩していると



あん肝!!
350円!!
台湾産!!

急に私の脳裏にあの名言がよぎる。
「味覚の砂漠よ!!!!」
・・・ではなく
「フォアグラよりもうまいものを食わしてやりますよ!!」
あと
「フォアグラよりも旨い鮟鱇の肝だ!!」

こ・・・これさえあれば
私はメシアのようになれるのか!!

さて、ということで本日は
アンコウの肝を調理していきますね。

まずまな板の上にデローンとあん肝をぶちまけます。



臭いですね。
臭いので下処理を入念に行いましょう。
血っぽいものを入念に絞り出します。



そして醤油に2分ほど漬けて
更にその醤油を酒で洗い流します。



これで臭いはかなり消えたはず。
さて
それでは本来ならアルミホイルで整形していくのですが
アルミホイルがないのでサランラップに包みます。



しっかりきつめに巻いてね♥
さて、
そして蒸していくわけですが
蒸し器もないので
自転車のかごを曲げていきます。

蒸し器も完成



蒸しているあいだに
今日はもう一品。

部屋の蛍光灯の紐につけて干していた
プティサレ



どん



どん



どん



どどーん

できたあん肝



できたシチュー



豊かなツマミで



乾杯。

修士論文

2013-01-08 14:31:24 | 研究
開けましておめでとうございます。

2013年、馬場研が始動し始めました。
そして、M2の三人は今必死で修士論文を書いております。
現在、深夜00:28 深夜まで論文を作成中!がんばれ先輩!

漁業者の保険を研究する吉原先輩



神奈川県の漁協が行なっている産地直売所について研究している那由太先輩

あれ、パソコンの画面んが!!!気のせいですよね!

マダガスカルの水産流通を研究している櫻井先輩



現在、深夜00:28 深夜まで論文を作成中!がんばれ先輩!

三度の飯は餌じゃない!

2012-12-31 22:06:28 | 日記

『三度の飯は餌じゃない!』


いやーーー
年の瀬ですね!皆様、それぞれのお酒を飲んでいることと思います。

先日のエース清田の記事
「酒離れ≦つまみ(酒の肴)離れ」
エンゲル係数の減少仮説

非常に納得させられた麦ちゃんこと阿高です。

私が年の瀬に沁み沁み感じていることは
「肉は満足感を与えてくれるが、魚は幸せを与えてくれる。」
っと言うことです。
おせち料理でも、やはり魚介類が主役ですよね!
数の子、練り物である蒲鉾(エソが好き)、田作り(カタクチかなぁ)、エビ(川エビ)、マグロ!昆布〆etc…

そう!今回は日本の文化、魚食文化について少し話したいと思います。

広辞苑によりますと
「魚」とは
‘うお。魚類。’
「食」とは
‘食うこと。食べること。食べ物。’
「文化」とは
‘人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。衣食住をはじめ技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治などの生活形成の様式と内容とを含む。’
とあります。
このことから
「魚食文化」とは
人間の魚を食べることを通した生活形成の様式と内容を表す言葉
となるのでしょう。

この魚食文化が近年、都会を中心に衰退しているのではないでしょうか。

従来、食事をとるということは食べ物やお酒をいただきながら
コミュニュケーションをはかる時間であり、
有意義な時間であるはずです。
しかし、
現代の資本主義社会により、
コスト削減、時間短縮、機械化、効率化、欧米化を社会が選択する中で、
人間の食文化までもがこれらのように機械的になってしまったのではないでしょうか。

日本人は四季が織りなす豊かな食を愛でるという時間を忘れ、
三度の食事がまるで家畜の餌のごとく、
喰う行為となってしまっているのでは無いか。
少ない時間を見つけて食べるコンビ二弁当、ファーストフード...

時間や効率面で魚は肉より不利な立場になっているようです。
骨がある、調理がめんどう、ゴミがでる、値段が高い、等々。

そもそも、効率化、時間短縮を前提に議論が進むと、魚料理はその土俵にさえ上がれません。
しかし、このようなロジックで話を進めていいのでしょうか。
私はNOです。
上記で書いたように食文化という物は、技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治などの生活形成の様式と内容とを食を通して共有するものです。

魚を食べて、幸せを家族や仲間と共有し初めて良いコミュニケーションが生まれるのではないでしょうか。

毎日、ゆっくり食事をとりましょうとは言いません。
しかし、週に一度は落ち着いて馬場研の「お魚パーティー」に参加して
旬の魚や季節の物を食べながらコミュニケーションを取る時間を作る
心と時間の余裕を持つことが大切なのでは無いでしょうか。

我ら、馬場研一同は魚離れ、酒離れ、コミュニケーション離れの防波堤であります。魚食を通して幸せをいただきましょう。

毎週火曜日、草の根レベルではありますが、ゼミ後、「お魚パーティー」と称し、
我ら馬場研メンバーは
大学生からサラリーマン、キャリアウーマン、主婦、学者等、
老若男女問わず、うまい魚とうまい酒を楽しみながら、
魚食普及を実路し、人生の先輩方と意見交換し、
後輩や参加者に漁業や魚の捌き方を教えながら
学び合っているのです。
そして、
我らが馬場教授からの漁業の現状についての話や研究相談もこの会の重要な役割の一つなのです。

今年も残り数日となりましたが、馬場研ブログ見ていただきまして誠にありがとうございました。来年も馬場研から情報を発信して行きたいと思いますのでよろしくお願いいたします。


では、良いお年を。

新年会でお会いしましょう。

修士一年 阿高 麦穂