結局この夏はハルカトミユキとGLIMSPANKYばかり聞いていました。
ハルカトミユキのアルバム「LOVELESS/ARTLESS」は、これまでの作品に比べてエンターテイメント性が大きく進化し、良くも悪くもメジャー的なアルバムという印象でした。
それは、これまでの彼女たちの突き出た部分を削る事になったしまったんじゃないかと、初見では感じていたのですが、何回か聞いているうちに、どんどんはまる感覚が。
前のアルバムと比べると楽曲の完成度が素晴らしく、詩曲も深みが増した名盤。
名曲ぞろいの本アルバムですが、一番のお気に入りは、「奇跡を祈ることはもうしない」
”「あなたはきっと幸せ」そうして育てられた羊たち 風になびく旗は色褪せていた” というフレーズにはゾクゾクきました。
もういい大人なので、青臭い事はいいませんが、私たちが若い世代に示してきたゴールに建てていたフラッグは、彼らにとってもはや光輝くものではなかったのかもしれないとすると、彼らの世代のゴールは私たちのゴールとは全然違った色をしているのでしょう。
まあ、それも当たり前か。
ハルカトミユキ 『奇跡を祈ることはもうしない』Lyric Video
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