迷走する枕茶屋

枯れ葉の道と春の道


春が来たと思ったら、また冬に逆戻りか?と思うくらい昨日は寒かった。

最近の四季は素直に季節を感じさせてくれないらしい。

私と同じでひねくれてるのかな。

去年、脳神経が2本破裂し、入院生活をして以来、退院後も規則正しい生活は続いている。

毎朝6時前に起きて5種類の強い薬を飲む。

飲んだ後は4〜5時間は副作用で、体がフラフラする。 薬が脳で良い仕事をしている証拠だ。

その間、私はなるべくじっとしている。たまにゆっくりと公園を散歩するくらいはできるが、

やはりフラフラするので、だいたいは家でパソコンの前で指だけ動かしている。

昼過ぎになると、体(脳神経)が安定してきて、普通に近い状態で体を動かすことができる。

そうなると家からちょっと遠いところに歩きに行く。動かないと体自体が鈍ってしまうので、

なるべく歩くようにしている。本来歩くのが好きなので全く苦にはならない。

近くの丘陵の遊歩道があるので、よく歩きに行く。 山の中の細い林道は、

歩くとカサカサと乾いた音が耳と脳に小気味好さを与える。 

霜柱が土を押し上げている道を歩くのも好きだ。ザクザクと霜を粉々に砕く音がこれまた気持ちイイ。 

寒いのは苦手だが、冬には冬のこういった楽しみ方がある。

春は春で、もっともっと良い楽しみがある。  いつも通る街路樹に、薄桃色の点々が

混じってきた。 そろそろ開花の準備が始まったな。


急がなくてもいい、ゆっくりでいいから  春よこい。



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