| サンマ棒受け網漁の先陣を切って出漁した小型船が１９日、北海道根室市の花咲港に初水揚げした。同日朝に花咲水産物地方卸売市場で行われた競りでは最高値が１キロ約１４万円と過去最高を更新。１匹当たりに換算すると約１万６８００円で、近年の記録的な不漁が続く中、「庶民の魚」は高級魚となっている。 最も大きな１２０グラム級の競り値が１キロ１４万４００円（消費税込み）で、同市場で昨年記録した棒受け網漁の過去最高値（５万４０００円）を大幅に上回った。あまりの高値に、競り人の間でどよめきが起きた。 初水揚げした第５５錦隆丸（１９トン）は１８日午後８時半ごろに入港。しかし水揚げは約４７０キロで乗組員の表情はさえなかった。漁労長、北見瑛二さん（３７）は「漁場が広く散らばって、予想より取れなかった」と話した。主な漁場は根室から約１３００キロ東の公海で、片道３日を要したという。この日は道東の厚岸港でも３隻が水揚げした。 サンマの昨年の全国水揚げ量は１万７９１０トンで４年連続で過去最低を更新。水産庁によると、今年の来遊量は昨年と同様の「低水準」と予想され、不漁が見込まれている。 サンマ漁は集魚灯で群れをおびき寄せて棒に付けた網に追い込む棒受け網漁が主流で、１０日に２０トン未満の小型船の漁が解禁された。中型船（２０トン以上、１００トン未満）も１７日出漁し、２０日未明には主力の大型船（１００トン以上）も出漁する。（毎日新聞） |
さんま1匹あたり16800円～
少し前には1匹88円で売られていた記憶が・・・
本当にさんまは高級魚になってしまいましたね。
