数多くの映画やドラマなどに名脇役として出演し、しゅうとめ役などで人気を集めた俳優の菅井きんさんが今月10日、心不全のため東京都内で亡くなりました。92歳でした。 菅井さんは大正15年に東京で生まれ、昭和22年に初舞台を踏みました。映画やテレビドラマで庶民的な役柄の名脇役として活躍し、映画「お葬式」には喪主の役で出演して、昭和60年の日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞しました。 民放のテレビ時代劇「必殺仕事人」などの「必殺」シリーズで、主人公をいびるしゅうとめの役で出演を続けたほか、昭和61年に放送されたNHKの大河ドラマ「いのち」では、三田佳子さんが演じる主人公のしゅうとめ役を演じ、人気を集めました。平成2年には紫綬褒章を受章しています。 事務所によりますと、菅井さんは、平成22年の大河ドラマ「龍馬伝」が最後のドラマ出演となり、5年ほど前から東京都内の介護施設で暮らしていたということです。 今月9日まで元気な様子でしたが、翌10日午後2時に心不全のため亡くなったということです。(NHKニュース&スポーツ) |
必殺シリーズでの「婿殿」・・・楽しませていただきました。
ご冥福をお祈りします。