中国の小平氏がった言葉であると記憶している。 資本主義と社会主義を比喩して言った言葉だと思うが、方法や見てくれよりも実をとるというのが、根底にあるのだろう。
今の日本にもこの考えが必要ではないか。
政党などどこでもいい、民主党のごたごたなどどうでもいい。 誰が首相だろうと、原発問題、復興問題を的確なリーダーシップをもって良い方向へ率いてくれればそれでよいのである。
しかし、今の菅首相にそのリーダーシップがないのもまた日本の不幸のようである。ジレンマのようであるが、ここでリーダーを選び直す時間的余裕などないだろう。政局争いで、政治的空白が生まれ、決断はどんどん遅くなる。
さらに総選挙となった場合、被災地で選挙などできないはずだ。町長さんが殉職され、後継の町長選をやりたくても選挙人名簿さえできないのに、国政選挙などもってのほかだし、選挙費用の800億円ともいわれる財源を復興に向けたほうがよっぽどましである。
テレビで見た被災地の方の「こんなときに政局なんて」という感慨は当然のものだろう。
また、宇宙人鳩山氏にもあきれたものである。
「それはウソだ。私と首相との間で、辞めていただく条件の話をした」と鳩山氏の弁らしい。
しかし、鳩山さんあなたはウソつきではないのかと問いただしたい。 2010/12/18の報道で「『鳩山由紀夫自身、(後援会に)ご期待いただけるのであれば、行動をともにさせていただきたい』と語り、一時表明した政界からの引退を正式に撤回した。」とある。これは国民を欺いたのではないのか。
本人は、政治のキャスティングボートを握っているつもりかもしれないが、世間を騒がせ、落とし所を知らないだけのただのボンボンだと見える。やはり、祖父、父は立派な政治家だったかもしれないが「売り家と唐様で書く三代目」の喩えの通りか。宇宙人なら金星にでもいって茶番劇を演じてほしい。
菅さんが真実か、鳩山さんが真実かはわからない。しかし、パフォーマンスで、マスコミを振り回すくらいなら、"お母さま"から頂いている毎月1500万円もの”子供手当”を被災地のあしなが募金にでも回したらどうか。