日々の思い

日常の出来事、思いを書き続けて、自分を見つめて行きたいと思っています。

初めましてと、サヨナラ

2013-09-30 08:40:05 | 日記
何ごとにも時がある。生まれる時、死ぬ時/植える時、植えたものを抜く時(聖書)



昨夜はZさんの通夜だった。本当なら私はZさんの母親の実家なので、又従兄弟。グンと血は薄く昔の親戚。葬儀にも来ない間柄です。でも親交が多かったので呼んで下さり嬉しいかぎりです。しかしZさんの奥様とは4度位会っているだけ。その他は末っ子(今、母の近所に住む)と2度目。Zさんの姪は御主人と孫が来てられ、御主人も2度目。他は初対面の方ばかりで面喰う。先妻の娘(長女)は初対面ですが、ハキハキしてられ、よく働いてられる。活動的な方だけど、両親同居の家へ過って嫁がれたとのこと。葬儀形式は今流行りの家族葬です。人数は20人位で楽です。旧家なのにと思うけど、時代の流でしょう。

読経中、血縁関係とその顔を眺め考えていた。どうやらZさんは末っ子なので、兄弟は97歳の施設に入ってる姉のみで親戚は姪や甥が少々らしい。だから奥さんは13歳若いので、その関係が多い。驚いた事に、そうでもないが、、、Zさんの母の兄弟、姪等秀才が多いし、才能豊か!Zさんの叔父はN財閥の別邸(有名)の執事をしてられた。政財界が絶えず訪れる。その長男はK大教授、長女の婿もK大教授。また博士。Zさんも超有名学校を卒業して、素敵な就職も決まっていたが、兄の戦死で畑農家を継がされた。ここの系統は美男美女でもあり、よく揃ったものです。生前Zさんは自分の思う道を歩む事は出来なかったけど、財産で感謝な事に余裕で生活でき、これも良かった。中年からサラリーマンを
やっていた。

姪のK子ちゃんは3年前に地方都市ですが、そこの文学賞を取られた。彼女も小さい時から秀才で通っていた。娘は今や作曲家だとか。もう一人の娘の子(孫)が来てられた。何か歩き方、動作、表情が違うと思って見てたら、バレーリーナとのこと。芸術一家!
いつから我が家は知能が落ちたのだろう?父の代から?でもまぁ、幸いはまた別です。これで満足しましょう。幸いは知能では決してない。

祭壇はZさんらしく、ピンクのバラを主体に白い花を回りに置き、上段は何と向日葵を全体に。お顔を見せてもらったが、顔色が赤味があるみたいで、鼻筋通りZさんらしい。遺影も大きくてにっこり笑い彼らしい雰囲気が伝わる。

初めて会って、多分これで会う事も無いでしょう。寂しいですが、サヨナラです。誰も泣く人もいない。多分この9か月、苦しかった彼を見て来て、お疲れでしょう。こうして人の世は移り変わって行きますね。