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登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

甲武信ヶ岳

甲武信ヶ岳・・・登ってみて初めてわかるその山の魅力

今年一発目の遠征&百名山ハント。いや、百名山全部登ろうなんてそんな気はさらさらありませんが、遠くの知らない山を歩いてみたい・・・ただそれだけ。でも、その山がたまたま百名山だったらばそれはとても幸運なことなんです。その割に8時間もかけ遠征する私はただの好きモノなのです😁
今回はGW前半と言うことで、当初前日の4月29日を目論見ましたがどうも天候不順だったので、翌30日に狙いを定めトライしてみます。なお、5月1日にはとある事情で大宮で待ち合わせ家族の迎えが入り丁度良い感じ。出費はなるべく減らそう・・・が目的でもあります。何だかんだで2泊3日(車中泊2泊)の旅路。気になる天候は・・・どうなりますことやら^^

■記録


前日29日、東北道福島辺りから土砂降りっす💦こりゃ期待できないかもな~

6時間かけ夕暮れ時の秩父通過中。やっぱ明日はダメかもな~

三峰神社を過ぎいよいよ奥秩父と言う所で上空に未確認物体出現・・・実はループ橋の照明だった。ちょっとエヴァ的で面白い^^

そして雁坂トンネルへ。有料だし長いしトラック飛ばすしなかなかだ

21時頃西沢渓谷にある道の駅に到着。8時間超のドライブ長かった~と言うことで遅い夕飯しながら、グレートトラバース見たりしながら眠りにつく

翌朝。予想はしていたものの昨夜の土砂降りが嘘のようなさわやかな幕開けとなる

今回登るのは西沢渓谷登山コース。もっと楽なルートもあるようだが、あえて険しい路を歩いてみる

林道を1Kmほど歩き登山口へ向かっているところ

今日選んだのがキツイと言われている徳ちゃん新道。コースタイムは約10時間だそう。でも折角遠くへ来たんだから自然を満喫しながらゆったりした気持ちで歩いてみよう

確かに急登。でも周りの景色が素晴らしい。萌黄の中をじっくり登る。いろんな夏鳥の鳴き声も聞こえて気持ちいい~

下を向けばこんな感じ。でも楽しい。まぁ帰りは長く感じるんだろうけどね^^

最初から気になっていたあの尖がった山並みは・・・鶏冠山だろうね。バリエーションルートと言うか上級者限定ルートらしい。挑発的な感じは庚申山三山掛けの鋸山に似ている

一旦緩んだあたり。ザ・尾根登りである

そして核心部を通過中

徳ちゃん新道を登り終えた辺りは戸渡尾根というらしい。セミナイフリッジあり。シャクナゲはまだ咲いていなかったが勿論油断大敵

シラビソのいい香り。関東とかアルプスには多いけど、岩手にはない風景かな

今日は適時休憩と行動食に工夫を凝らしてみる。主食はアンパンとアミノバイタル。ドリンク類にはアイソトニックとハイポトニックがあり運動前中後で成分分別。今は全行程のまだ半分なんでアイソ系かな?

さっきから左手にチラチラ富士山が見えていたが、開けた場所でバッチリ。凄い近い!!

やっとのことで奥秩父主稜線にでた💦ここから雲取山や金峰山に繋がっているらしい

稜線上には残雪がある。軽アイゼンに履き替え踏み抜かないように・・・

少し進むとさっきの鶏冠山から来る分岐へ。しかし通行止めとなっているようだ

木賊山(とくさやま)と読む。甲武信ヶ岳の1つ手前の山。暗くて看板分かんね^^

そして・・・木賊山を少し下ると一気に開けこの景色!!

そうなんです。あれが甲武信ヶ岳。なんとも格好いいね~

一旦鞍部へ下っているところ

小屋見えた~。雪が消えたので既に軽アイゼンは外しているが、あっという間に凍った土でスライディング。いててて・・・結局肘を擦りむいてしまう。とほほ油断大敵反省

気を取り直し小屋到着なり。絶妙な場所に建っている。雰囲気抜群

若い管理人のお姉さんにご挨拶。帰り寄りま~す。聞くところによると昨晩は土砂降り強風で大変だったとか。今日はなんて幸運なんだろう

ではいざ頂上へ!!勿論アイゼン装着しま~す

こんな可愛らしい蘚苔類に癒されながらもうひと踏ん張り

おっ頂上近いかな?

着きました~!! 長い道のりだったがこの青空!!

この拡がりを見せつけられれば疲れも吹っ飛ぶ

八ヶ岳が眼前に。権現~赤岳~横岳~硫黄岳の連なり。完璧!!

国師ヶ岳~金峰山へ続くよだれ物の稜線。今日縦走している人も多いんだろうね

アップ。その奥には南アルプス。左に見えるのは北岳かな?

この縦走路に吸い込まれそうな感じ

シバ犬さんも登ったんですね^^

少し下りれば富士山っす。凍り付いた霧氷といいマッチング

北八ヶ岳。以前登った蓼科山の向こうに北アルプスも見える~。キレットから槍穂高見えてる

最後にこの景色を目に焼き付けなければ・・・

一応証拠写真。混雑の頂から。何だかんだで40分以上も滞在してしまった^^

甲武信小屋に戻り昼ごはんと腕の治療する。なにやってんだかね~

さて登山はまだ終わっていない。来た道を安全に下らなければ。すでに怪我しておいて何言ってんだか

甲武信ヶ岳最後のショット。ところでここでスーパー女子に出会う。登りでもお話ししたがあっという間に置いて行かれてしまった。すんごいスピード。YAMAPのなみさんと言う方。そして隣の三宝山を2往復してまた颯爽と下って行かれた。この日の最速ハイカーだろう。世の中には凄い人もいるもんだ😆

お世話になりました~

やっとアイゼン外せる

分岐。どうするか迷ったが素直に徳ちゃん新道を下ることに

きついし長いし急だが、この景色見ながらゆっくりと下れば問題はない

無事・・・まぁ無事で登山口へ戻る。ここからは観光客とガチ登山者が入り乱れ

なみさんはもう帰ったんだろうか。見当たらなかったね^^

自分は道の駅へ停めたので更に歩いて戻ったぞ~

帰り際の秩父の名峰武甲山。凄い存在感。ここもいつか・・・

■タイム
05:57 道の駅みとみ出発
06:03 西沢渓谷入口
06:28 徳ちゃん新道登山口
08:11 近丸新道分岐
10:06 奥秩父主稜線合流
10:15 木賊山
10:38 甲武信小屋(小休憩)
11:03 甲武信ヶ岳頂上
11:45 下山開始
11:59 甲武信小屋(昼ごはん)
12:43 木賊山
13:48 近丸新道分岐
15:02 徳ちゃん新道登山口
15:21 西沢渓谷入口
15:35 道の駅みとみ到着
※登り 5時間3分、下り 3時間50分

■GPSログ
距離:15.94km、高度の上昇/下降:1686m/-1686m



■勝手に難易度指数
51points

■感想、反省等
・なかなかタフな山でした
・急登度と言いアップダウンはかなり上位に入ると思います
・関東地方の森林限界の高さには驚きです
・2500m近くまで行ってもまだ樹林帯と言った感じで萎えますよね
・東北じゃ1500mで森林限界、北陸でも雪が多いので偽高山帯ありますけどね
・それでも久々の2500m級からの眺めはもう言葉になりませんでした
・一体どれほどの百名山が見れていたか。聞くところによると40超えるとか
・甲武信自体もステキな山でした。山頂から一筋のまっすぐ落ちたガレが特徴的
・三県合流の山として有名。ここから3方向に大河が流れると言います
・今回のコースは通りませんでしたが千曲川源泉としても知られます
・徳ちゃん新道の急登度はそれはかなりなものでした
・そういう場所はちょっと違うこと考えて登ればいいかも^^
・それとやっぱり飛ばさないことですね。下りが全然違います
・滑ったのは危険察知能力の不足です
・泥だったのでアイゼン脱いだのが敗因。回避できたのに阿呆ですね
・次も気を付けていきましょう!!


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