登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

鶏頭山

鶏頭山・・・異形の山は岩、花、名瀑などオプション満載!!
さかのぼり投稿第43弾!!
早池峰は何度か登っていますが、その道中、やたら攻撃的で自己主張の強そうなこの鶏頭山は嫌でも目に着きます。勿論初めて登りましたが、とっても険しそうなので登れるんだろうか?という先入観とは裏腹に素晴らしい眺望と花、名瀑を携えた山でした。今年に入ってから低山しか登ってませんでしたので、すごく久しぶりの1000mオーバー。今年登った他の山とは別格だなと感じさせてくれる山でした。

■記録

登山口は大迫岳地区にある。早池峰からの縦走着地点としても利用されるが、時期が早いのか今日は自分の車だけのようだ^^; 熊鈴吊るして、さて出発しますか

登山道最初のほうはかなり荒れている。昨年の豪雨なのか積雪なのか倒木だらけ。潜ったり乗り越えたり

予想していた通り急登の時間が続く

息を上げながらふと上を見ると、ピンク色の花が逆光に輝いている。ヤマツツジさんと思われるが、この時期に咲くんだっけかな・・・。どうも花にうとくて

大きな岩に出た。しかし頂上ではない、ニセ鶏頭でもない、ウソ鶏頭なのだ。また、情報によると、この岩はニセメタボ検診岩とか呼ばれているらしい。本当のメタボ検診岩は別にあった。紛らわしい・・・

このようなオクトパスダケカンバが現れると・・・

間もなく避難小屋に到着する。でも、ここはパスしてまずは頂上を目指す

うお~頂らしきところが見えた!・・・しかしこれも頂上ではなく、ニセ鶏頭なのだ

ミヤマキンバイさん満開。一気に開けたこの景観には疲れもぶっ飛ぶってもんだ

ショウジョウバカマさんも負けてはいない

分岐到着。ここは七折の滝と鶏頭山へ向う分かれ道となっている。帰りは当然滝方面へ下ることとする。そしてここからハシゴ場の連続である

この高度感、素ん晴らしすぎる。あそっから登ってきたんだな~と思う

迷路のような岩場とアクロバティックなハシゴを登りニセ鶏頭到着!お地蔵さんと岩手山のコラボ。手を合わせる

親切なハシゴ。面白いな。右はいらないかも・・・と思えばバチが当たりそうなので素直に使わせていただく。設置された方に御礼

そして、本当の鶏頭山へ続く稜線。こういうところ大好きだ。こういうところだけを歩きたい^^

岩手県標高第2位早池峰と第3位薬師岳の2つのピラミッド。いつかはこの先へ行ってみたい・・・

ということで山頂到着。結構かかったな~。腹減ったので、毛無森でも見ながらカップらタイムだ。なんか毛無森すぐそこに見えてるんだけど道は無い。冬季限定とのこと

景色を堪能し下山。ニセ鶏頭を通過し、分岐まで戻ってきた。途中一人の男性単独さんとスライドしたが、聞けば「早池峰縦走路行けるとこまで」という事で颯爽と歩き去って行った。すごいな~

滝に向う下山路は・・・藪急(ヤブキュー)であった。路迷いにも注意したいが、滝の音を目指せば間違いはないと思う

名瀑七折の滝。昔父に連れてこられたがどんな滝だったか記憶が定かでは無い。何が凄いのかと言うと、見ての通り滝が横から噴出しているところ

無事帰還。滝は見事だったが、下りのほうが長く感じた。たぶん眺望の差だと思う

■タイム
07:04  岳登山口発
07:26  畳石  
08:18  避難小屋
08:40  七折の滝分岐
08:46  ニセ鶏頭
09:03  鶏頭山到着
09:25  下山開始  
09:47  七折の滝分岐
10:22  七折の滝
10:58  登山口到着
 ※登り 1時間59分、下り 1時間33分

■GPSログ(距離:8.53km、高度の上昇/下降:1013m/-1013m)

■勝手に難易度指数:29points

■感想、反省等
・見た目どおりの険しい山だった。
・七折の滝ルートからの登りは更に辛いかも。
・避難小屋を過ぎた辺りからは面白すぎ。
・意外にも花いっぱいの山。
・ここは非蛇紋岩地帯で早池峰とは植生が異なる。
・隣の山だけど不思議だ。やはり早池峰は特殊。
・ニセ鶏頭から本体までは滑落要注意。
・次は縦走!

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