登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

穴目ヶ岳

穴目ヶ岳・・・一筋縄ではいかないとされる山へ挑む

昨日はイベントでしたが山関係のトークショーでしたのでとっても楽しい一日を過ごせました。で今日は・・・やっぱり山に行ってきました。選んだのは穴場の穴目ヶ岳です。岩泉ですのでアプローチが長いので敬遠気味でしたが、笹山と言うことでここも残雪期限定かなと思い慌てて挑みました。結果的にこれが実にいい山でした。もしかすれば地元の登山道の整備具合からすると、夏道も刈り払いされているのかもしれません。そしてとっても静かな春山を感じることが出来ましたです。

■記録

途中の岩洞湖。ここだけは冬。ワカサギ釣りもしたいが・・・

調べたものの国道からの入口行き過ぎ行ったり来たり。しかも災害復旧中で一部ダートな感じ

正解はここから。中沢小学校看板の脇に控えめな穴目ヶ岳の案内板

以後分岐ごとにこの看板あるも工事で撤去?されたところも

雪がまだ残っていてやはり登山口まで車は辿りつけなかった。未除雪地点から800m程歩くことに

退屈な雪の林道を歩きやっと穴目ヶ岳登山口。ここは私有地と言うことであるがマナーを守ればウェルカムな感じ

雪道ではあるがしっかりと手が行き届きピンテや注意喚起など地元の熱意が伝わってくる

今日もいい天気でよかった

最初は緩やかに登っていく。渡渉地点もある。雪解け春の沢

見事なクマの爪痕。上には熊棚も。足跡は見えず

光と木陰の曲線美。なかなかいいね

ずっと大石沢を左に見ながら登ってきたが、ここからは穴目ヶ岳の山体を一旦巻くように登る

雪だまりで深くなってきたのでスノーシュー。今日は持参^^

それでもたまに踏み抜く

巻き終えて今度は左へ。するとこんな景色が。急に開けて笹と薔薇の平原と言う感じ

さてここからだね。その前に羊羹補給^^

やはり急だった。でもピンテは九十九折に設置してあるのでとても登りやすい

最後の急登かな?いやまだ1000mなんでまだあるな

しつこい位の登り。険しい山の部類に入るね。標高高いし

たまに振り向きながら。景色は秀逸。歩いてきた路が見える

ふ~あれかな?

と言うことで穴目ヶ岳1167.6m到着どえす。あれっ?標高が違う気もするが

まぁいいか。それよりこの北上高地の拡がり・・・堺の神岳方面。素晴らしい

遥か微かに見える岩手山をバックに。方向的に空雲山も

遠島山が見える。同じ岩泉なので近く見える

さて一時景色を堪能して・・・帰りは直滑降してみるか。白樺とダケカンバの混合林を激下り

滑りながらGPSで確認しながらドンピシャ。自分の足跡だ

行きは壺足帰りはスノーシュー。今日も誰とも会わない静かな山行だった

無事帰還。今日も楽しませてもらった

今日もちょっと遅いランチは藪川蕎麦。最高!!

昨日のトークショーの様子。超満員御礼。阿部陽子さん忙しい中ありがとうございました。山田孝雄さんも駆けつけてくださいました。感謝いたします

■タイム
09:33 大石沢神社(仮称)先未除雪地点出発
09:46 穴目ヶ岳登山口
09:56 渡渉地点
10:22 穴目ヶ岳方向表示看板(右折)
10:39 薔薇の広場
11:22 穴目ヶ岳頂上
11:32 下山開始
10:23 穴目ヶ岳方向表示看板(右折)
12:07 渡渉地点
12:13 穴目ヶ岳登山口
12:27 大石沢神社(仮称)先未除雪地点到着
 ※登り 1時間49分、下り 55分

■GPSログ(距離:7.29km、高度の上昇/下降:703m/-703m)


■勝手に難易度指数:22points

■感想・反省等
・岩泉はやはりどこも登山口までのアプローチ長いです
・地図と睨めっこと言うよりもピンテに導かれた感じです
・丁寧に整備された素晴らしい山でした。正に穴場です
・険しいとは思いましたが標高差ほど辛くはなかったです
・景色が開けた広場の辺りは若干道迷い注意です
・足跡はカモシカとウサギ、キツネでしょうか
・プーさんの痕跡(爪痕、クマ棚)は当然ながらあります
・お目覚めはこれからでしょうか
・小鳥の鳴き声が生き生きしてきました。春近しです

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