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登山ガイドyassyの実験的ぶろぐ

尾瀬-至仏山

尾瀬-至仏山・・・霧に煙る神秘の大湿原に成仏する

慰安と山行を兼ねた複合旅行をして参りました。前日に自分が車で先行し、翌日午後に日光で家族と落ち合う計画でしたが、結果東照宮参拝と憧れの尾瀬行き双方を成就できた旅だったと自負しております^^
高速料金を浮かせるため前日車でR4号を南下、混雑する仙台前後こそ高速を使ったものの、8割は一般道をひたすら走り続けました。尾瀬登山の玄関口片品村の戸倉に到着したのが夜9時過ぎ。途中のコンビニで弁当とビールを買い込み久々の車中泊です。時間は掛かりましたがとっても楽しいドライブでした。
駐車場は戸倉第1と第2合計500台以上可能で24時間1000円。目覚めて朝3時の時点で既に6~7割は埋まり、帰りはなんと満車・・・1台2人平均とすればここからの登山者数だけで1000人オーバーと言うことになります。さすが尾瀬でございます^^

■記録

10時間以上ひた走り、いろは坂からの男体山

道中の中禅寺湖畔。夕暮れ時の佳景を拝む

こちらも道中の戦場ヶ原と日光白根山。神秘的な雰囲気を醸し出す

栃木と群馬の県境金精峠を越え菅沼手前で2回鹿と遭遇し急ブレーキ。1回目は3頭で2回目が5頭いた。ここは鹿の山か~

鳩待峠まではバスor乗合タクシーでしか行けない。切符は共通片道980円。乗タクは人数が揃い次第即出発で乗車時間は20分強だ

それでは早速乗タクに滑り込み4:30出発

朝一タクシーだったが降り場は既に多くの登山客

鳩待峠朝5時でこの人の数。すごい・・・

さて登山届出しいざ!天候は前日まで天くらでCだったが打って変わり本日突如Aに。雨も覚悟してたので上出来である

最初山の鼻までほぼこんな感じの下り路。滑りそうな箇所には何とゴムマットが敷いてある。さすが尾瀬!

この地は普通の木漏れ日でさえ何とも美しく感じてしまう

山の鼻到着。水を補給していよいよ尾瀬ヶ原へ

来た来た~!入口なのに既に雰囲気満載である

最初に出迎えてくれたのがニッコウキスゲとカキツバタ、特にも一面のワタスゲ畑は噂どおり、お☆見☆事

そしてよく見ればモウセンゴケ。うまく撮れたな

うぉ~まさしく尾瀬。どこまでも歩いて行けそうな気がする

当初牛首辺りでピストンのつもりが、こんな景色を見せられればもうちょっと遠くまで歩いて行きたい衝動・・・

振り向けば本日メインである筈の至仏山だがこの大湿原は・・・

いちいち素晴らし過ぎる

逆さ燧ケ岳・・・。この後霧に包まれこれが最後のシャッターチャンスだった

当初の目的地牛首到着。しかし更に歩んでみよう




とても言葉には変換できない朝霧の神秘である

結局尾瀬の3/4地点である竜宮小屋まで来てしまった
1500276234.jpg (640×480)
ここから至仏山登山口の山の鼻まで戻らなければならない。片道4.4Km。多分時間はある。ちなみに短パンで出発したので何と見事に家に登山ズボン忘れてきた^^

順光路を戻る。あれれ至仏山も曇っちったかな・・・。しかしこの尾瀬ヶ原を充分堪能したのでもうどうでもいい気分ではある

この時間になると散策者もあっという間に凄い数に・・・

山の鼻に戻る。もう10Km以上も歩いたので少し休憩

さて山頂部ガスってるが至仏山にアタック

この山も楽には登らせてくれない。標高差800mの直登!!

40分ほど黙々と登り森林限界へ

見下ろせばこんな景色が展開。ずっと歩いてきた尾瀬ヶ原が見渡せる。こうして見るとおびただしい池塘の数。ここは水と草の天国か

そして立ちはだかる蛇紋岩。難所の鎖場を通過する

かわいいコメツガのボックリ

で振る向くとまたこんな風景。つい何度も撮ってしまう

栗駒を遥かに凌ぐ階段地獄

岩手山の標高に達する。まだあと200mもある

ミヤマシオガマとホソバヒナウスユキソウの寄植え

雪渓がまだ残っている。プチ渋滞

ついに至仏山到着。大混雑の頂だ

人も一杯だがトンボも一杯。ちなみにこちらは谷川岳方面。残念ながら新潟側の眺望はゼロだった

蛇紋岩の岩峰群。山体もやはり早池峰に似ている

さて午後から崩れる感じなので早めに退散しよう・・・しかしここから相互通行なので大渋滞

先程までいた至仏山方面

そして小至仏山頂へ。老若男女大盛況

コケたら格好悪い雪渓通過

ここにも小さな湿原帯。ハクサンコザクラも咲いている

あとは樹林帯を黙々と下るのみ。これが案外長かった

無事周回して鳩待峠へ戻る

休憩所大賑わい。何度も書くがさすが尾瀬。そして思いっきり腹が減ったのでコーラとカレーライス。最高ー

■タイム
05:05 鳩待峠バス乗降所出発
05:11 鳩待峠登山口
05:52 山の鼻
06:16 牛首
06:23 牛首分岐
06:51 竜宮小屋(トイレ休憩)
07:25 牛首分岐
07:32 牛首
07:54 山の鼻(アイスタイム)
08:06 至仏山登山口
08:44 森林限界
09:05 最初の鎖場
10:04 至仏山山頂
10:18 下山開始
10:52 小至仏山
11:11 笠ヶ岳分岐
12:07 鳩待峠登山口到着(昼食後バス乗降所へ)
 ※登り 4時間59分、下り 1時間49分(至仏山から)

■GPSログ
距離:19.76km、高度の上昇/下降:955m/-942m


■勝手に難易度指数
41points

■感想、反省等
・久々に参りました。尾瀬最高です!!
・雨予想と思いきや幻想の尾瀬を堪能でき強運でした
・季節を変えながら何度でも訪れてみたい場所です
・いつでも行けそうな日光白根山は後回しです
・尾瀬はいろんな意味でストックご法度だと思います
・危険箇所ありませんが至仏の蛇紋岩・・・激しく滑ります
・山の鼻からのルートは登り一方通行なのでご注意を
・鳩待峠から登った場合尾瀬ヶ原へは下れません
・登山ズボン忘れ短パン登山で裏大腿激日焼けです
・百名山20/100達成。総じて想い出深き尾瀬の旅でした


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