数ある沿岸の山で動物名を冠する山には「鯨山」「カモメ森」「魹山」があります。どこかメルヘンを感じます。これまで鯨→カモメと登ってきましたので、本日は魹を目指すことにします。とどの由来・・・果たして動物の魹から来ているのか、それとも別の意味があるのか分かりませんが、山容は魹が寝そべっているように見えるという情報もあります。しかしながらこの地域に魹は生息するのでしょうか?
それはそれとして、この魹山と魹ヶ崎は本州最東端の場所ですし、潮風トレイルも歩いてみたいし、何より久し振りに海を見てみたかったので、なんと3時間(途中登山靴を忘れ戻ったりとか)もかけての遠征となりました。正直本州最東端は遠かったですし、なかなか強烈な山でございました。
■記録
沿岸は雪がない!!月山、十二神山方面が見える
姉吉キャンプ場到着。2時間ちょいと見積もっていたが3時間オーバー。重茂半島侮れず。先行ジムニーあるが結局会わず
キャンプ場から少し歩き潮風トレイル遊歩道入口へ。ここには新築のトイレがあり利用可能
ここから登る。そそられるね
遊歩道といっても結構タフな路。直ぐに駐車場が眼下に
最初の遊歩道ピークが魹山への取り付き口。ピンクテープが導くが基本的に登山道ではない。基本不明瞭
最初から急登。まぁ主尾根に出るまでの辛抱だね
300m付近からは岩場。尾根が痩せているので気を遣うトラバースが続き
ロープ場もあったりしてなかなかシンドイが楽しい
主尾根にでるとブナとミズナラ林へ。斜度も落ち着く
下から見れば魹山のように見えていた前衛峰(436mピーク)に到達。ここに来て初めて魹山を確認できる。まだ遠いなぁ
ここから魹山へは落ち葉の稜線。気持ちがいい路
魹山頂上到着。案外激坂だった。何故か九戸村山友会。そして2等三角点が設置されている
とりあえずとど??しかし(悪り~)
頂上からの眺望は期待しないほうが良い。今の時期でさえこんな状況だ
なんとか灯台が見えるポイントがある。あそこまで下るのか・・・少しナーバスな気分
で、激下り区間の始まりである。踏み跡は不明瞭。ほぼピンテが付けられているが、無い区間は特に注意が必要
大岩に掛かる梯子。下りだがこれは登る。未固定なので注意
梯子を登るとこんな景色が。素晴らしい
本日一番の危険地帯突入。数本も続くロープ場の激下り
ここは後ろ向きで身体を起こし足場を見つけながら。ロープはあくまで補助。かなり恐いが練習になる
浮石もある。落石要注意だ。ヘルメット欲しかったな。南昌前倉に匹敵する崖である
ロープ場をクリア。その後は奇岩祭り。しかしこの岩群を左右どちらに巻くかでルートを見失う可能性高し。特にこの辺はピンクテープが少ない
こんな大きな浮石だらけ
倒木もたくさん
難コースだった。潮風トレイル遊歩道に合流してひと安心
とある入り江にでると・・・
こんな海の色が楽しめる
程なく灯台到着。なんとか降りてこられて良かった
本州最東端からの絶海。海だね~。この先はハワイ
一応記念ショット。最東端記念碑は直ぐそこにあるようだが気力無し。いつかまた・・・と言うことで戻る
水平歩道的な潮風トレイル。これがまた長かった
なるほど
退屈な遊歩道を3.5Km歩き振り出しに戻る。今日も無事でよかった
18年250,000Kmのお付き合い。今回が最後の山行きだね。長いことお世話になりました
■タイム
10:01 姉吉キャンプ場出発
10:06 みちのく潮風トレイル遊歩道入口
10:18 とど山取り付き(遊歩道分岐)
10:57 とど山前衛峰(436mピーク)
11:16 とど山頂上到着
11:21 魹ヶ埼灯台への分岐(降口)
11:30 ハシゴ場
11:31 ロープ場アタック
11:39 ロープ場終了
12:07 みちのく潮風トレイル遊歩道合流
12:15 魹ヶ埼灯台→見学
12:25 みちのく潮風トレイル遊歩道を帰途へ
12:54 とど山取り付き(遊歩道分岐)
13:03 姉吉キャンプ場到着
※登り 1時間15分、下り 1時間47分
■GPSログ
距離:8.17km、高度の上昇/下降:676m/-676m
■勝手に難易度指数
23+5(危険度)=28points
■感想、反省等
・県内では指折りの危険な坂があります
・問題は魹ヶ埼灯台側への下りです
・できれば反時計回りをお勧めしたいです
・灯台までウォーミングアップの後登りが理想ですが・・・
・後で苦労するより先に登っちゃいたい自分がいました
・もし次の機会があるとすれば灯台のみにします^^
・久し振りに沿岸に行きました。海もいいですね
・重茂半島は奥が深いです。まだあと2つも山残してます
・でも遠いので滅多に行けそうにはありません
・この後のドライブも効きました^^
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