今日は珍しく朝から青空眩いピーカン天気。岩手山周辺の山々へでも繰り出したいところですが、こういう日に限って何故か誰も登らないであろうマニアックな山をチョイスしてしまいました。岩手の山150に掲載されている山ではありますが、自分としては十指に入る難山。実際これまで3度の撤退を強いられた因縁の山なのです。撤退と言うよりもこれまで登山口にすら辿りつけず。で、山友の助けを借り本日やっと3年越しの登頂を果たすことができたのです。
■記録
朝7時20分達曽部交差点から。低山モルゲンロート^^
さて今回こそ・・・
去年は雪深く林道未除雪だったが今回幸いにも雪少なめ。今一調子の悪い四駆で行けるとこまで行き、これ以上は無理という地点で路側帯に駐車
んでは出発。この先も轍が続くが恐らく伐採トラックのもの。Uターンできそうも無いので素直に歩く
前々々回(2年前)訪れた際はこの伐採地は無かった・・・
振り返ると一日が保障される感じの天気。少し勿体無い
まぁ初志貫徹。そしてこの大アカマツが入山ポイント。何度か失敗しているので折込済み
しばらくこんな感じの路が続くが・・・
ある地点で路が消滅。なので地図見ながら尾根筋まで無理やり直登する。実は本日もKZY555さんを巻き込んでしまったのである
最初の876mピーク下辺り。尾根まで出るとまた平和な路だ
目指す大麻部山が林越しに見えている。近いようで遠い山
見事なカラマツ林の中を進む。この時点で積雪は50cmオーバー。スノーシューでなければ到底無理な感じ
またまたしば~らく進むとやっとプチ開けた場所に到達。しかし全体的に林が濃く想像していたよりも眺望が効かない
この辺からダケカンバも出てくる。1000m近いと植生違うね
先取交替。無数の野生動物の足跡を踏みしめながら黙々と
たまに膝まで踏み抜きながらもうちょいで山頂
お陰様でリベンジ達成!!立派な看板が木に括りつけてあった
3年越しに感慨ヒトシオであるがここの眺望は皆無
何とか隙間から早池峰山。随分近いがこれが精一杯
湿原と思われる大森の大谷地に寄ってみる。何故かここだけが開ける。982mピークと大麻部山のコルに当たるので雪解け水が滞留するのかなと想像
いい青空なので標柱にてカップラ&コーヒータイム
帰り際振り返ると大麻部山。随分ノペッとした山だね
遠野三山の石上山を左手に見ながら下山する
帰りは適当にショートカットしてみる
一旦林道に出るも歩くのが億劫なんで
更にショートカット
で無事に出発地点到着。あとはツッペラないようにバックで戻ろう^^
■タイム
08:16 名無し林道路側帯出発
08:28 南又沢標柱
08:44 大麻部山取付口(大アカマツ)
09:06 876mピーク下
09:54 969mピーク付近T字分岐
10:12 982mピーク下付近広場
10:36 大麻部山頂上
10:54 大森の大谷地(大休憩)
11:30 下山開始
11:52 969mピーク通過
12:08 名無し林道合流
12:22 783mピーク直下通過
12:36 名無し林道合流
12:43 名無し林道路側帯到着
※登り 2時間20分、下り 2時間7分(休憩含み)
■GPSログ(距離:9.19km、高度の上昇/下降:579m/-579m)
■勝手に難易度指数:22points
■感想、反省等
・KZY555さんには非常に感謝したいです
・本来なら西東根山攻めたかったですね^^
・大麻部山はもう少し眺望がある山だと思っていました
・稜線上も木々の背丈が予想以上に高かったのです
・高度により針葉樹→広葉樹へと変わり行く様いいです
・ダケカンバが立派でした
・笹は根曲竹で雪が無ければ強固な障害物になるでしょう
・山自体は奥深くいかにも遠野の山と言った感じ
・時々踏み抜く所はカルスト地形のドリーネでしょうか?
・いずれこの下には巨大な鍾乳洞があるはずです
・きっと夏は野生動物の宝庫なんでしょう
・縦横無尽に走る林道が迷彩的で地図読みが要求されます
・ホワイトアウト時は怖い感じですね
・でも制覇できてホントよかったです
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