会津磐梯山・・・遠征!!湖と苗場の織成す水鏡に感動
またまた遠征してしまいました。思い立ったら行動あるのみ。天候~休暇~そして各方面の了解という幾多の困難を乗り越え、前夜19時に出発し高速をひたすら南下。独特の雰囲気を放つ深夜のSAで遅い夕食を摂り、アルコールと朝食を買い込み登山口に到着したのが23時過ぎ。辺りは真っ暗闇です。直ぐにビールを流し込み寝袋に包まって車中泊。今回はアルコールの力でぐっすりと眠ることができました。
■記録
目覚めてビックリ。ここは磐梯山猪苗代登山口。昨夜は真っ暗で気づかなかった素晴らしい景色を前に朝飯とする
磐梯山は6つのルートの内4つがスキー場からの路。頂上は・・・雲に隠れてるが昼にかけ晴れてくれる筈
気持ちのいい朝だ。前半はこのゲレンデ登りに終始する
平均斜度25度の単調な登り。こんな景色を背負いながら。時折振り返ると疲れも忘れた
登山道の看板どおりに辿るとリフト終点部へ到達した。勿論これは動いていない
監視の詰所。当然誰も居ない。辺りはエゾハルゼミの大合唱
この登山口、ほぼ同時刻に出発した自分含む2人のみ。茨城の人は看板とは違う方向に進んだようなのでボッチ感が漂う。因みにここは皇族のお馬返しという場所
標高差500mの灼熱のゲレンデ歩きを終え、ここからがやっと本格的な登山道
天の庭を過ぎると間もなく開け、猪苗代湖と山を隔てた会津盆地が見渡せた
赤埴山への分岐。400mと書いてあるので気軽な気持ちで寄ってみることに
これが意外にかかった。火山独特のザレ場に足を取られる。秋は紅葉が見事なスポットらしい
20分程要し赤埴山到着。磐梯山はまだ雲の中。大分おっさんに見えるし^^
実はそのまま下る路があることを後に知るが正に後の祭り。ピストンで40分程ロス。でもこんな景色が見れたのでヨシとしよう
本道に復帰し沼の平という快適な池沼帯を進む。ここは磐梯山と赤埴山の鞍部に当たり、いたって気持ちのいい路
蛙の鳴き声や鶯の囀りを聞きながらの癒しの時間。ここで赤埴山をパスした茨城の人が休んでいたので、頂上までご一緒することとなった
ベテランの解説を聞きながら故、ただ眺めるだけの景色とは違って見えた。そして景色は驚きの一変
沼の平からの急登を凌ぐと突如荒涼とした景色が広がる
南から見た表とは全く違う所謂裏磐梯。かつてこの谷間に存在した小磐梯が明治の爆裂噴火で全て吹き飛んでしまった跡なのだ。解る解る。手前が赤沼で奥が堰止湖の桧原湖だな
更に岩場を進むと肩に当たる弘法清水小屋に着く。2つある小屋の内一つは営業中だった
ここは5つのルートが合流する地点でとても賑わう場所らしいが今日は平日閑散。何か口に入れようかと思ったが・・・やってしまった。財布は車の中。ガッツリと落ち込む・・・
しょうがないので頂上を目指すのみ。トホホ
先程の赤埴山がもうあんなに小さく見える。大分上がってきたな
険しい稜線沿いに進むと
山頂部。あそこにも小さな小屋というか売店があるんだ。別ルートから登ってきた登山者が集まっている
ついに磐梯山の頂に立つ。いかにも山頂という感じで小さな祠が奉ってあった
眺望は・・・勿論全方位、素晴らしい
これは・・・猪苗代湖から引水したさなぶり田。湖と一体化していると言うか、浸水しているようにも見えると言うか境目が解らない。いずれ今の時期にしか見られない水鏡が美しい
歩んだ路と山小屋、爆裂火口部、頂は見えないが遥か吾妻連峰
去年登った安達太良山も雲の中だが手前の緑との調和がいいね
いや~良いもの見せて貰った。名残惜しいがそろそろ下山しなければ
水場で水分補給。ドリンクは背負ってきたけどこの冷たい水には勝てないね
この辺一帯は一面花畑。イワカガミ、キンバイ真っ盛り
先刻エラーした赤埴山からの合流地点を通過
天の庭まで帰ってきた。まだまだ眺めはよし
お馬返し。ここからのゲレンデ下りがまたしても灼熱のロード。足の指先に堪える。今日一番辛かった部分かな
振り返ると磐梯山。天気も完全に回復したようだ
膝に来た。ゲレンデの30度の下りは効いたな~。でも無事下山。山に感謝!
帰り際の磐梯山全景。改めて存在感あるね
■タイム
06:37 猪苗代高原スキー場登山口出発
07:07 第1リフト降場分岐
07:36 第2リフト降場
07:43 お馬返し
07:51 天の庭
08:10 赤埴山分岐
08:22 赤埴山山頂
08:32 赤埴山分岐
08:52 沼の平(湿原帯)
09:41 弘法清水小屋
10:10 会津磐梯山山頂到着
10:30 下山開始
11:10 沼の平(湿原帯)
11:40 天の庭
11:45 スキー場最上部
12:25 猪苗代高原スキー場登山口到着
※登り 3時間33分、下り 1時間55分
■GPSログ(距離:15.54km、高度の上昇/下降:1505m/-1505m)
■勝手に難易度指数:45points
■感想、反省等
・危ないな・・・という箇所は見当たらないです
・立ち入り禁止はありますが立ち入らなければ・・です
・立派な火山の独立峰。自分好みです
・凄まじき表と裏の表情の違い。岩手山に似ているかも
・裏磐梯からのルート非常に興味があります
・登山案内看板に疑問。何故遠回りさせるのか・・・
・ルートミスもあったけど15Kmオーバーで相当きました
・総距離の半分がゲレンデ。眺めは抜群だけど少々
・メジャーな山は財布持参で行きましょう
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