大白森-曲崎山・・・汚泥、藪漕ぎ、長距離、お腹ゴロゴロ💦
色んな意味で岩手の山最難関を突破できました。いやホント曲崎山は「岩手の山150」でも文句なく一番厳しい山なんだろうとは思ってましたが、日帰りとなればそれはかなり現実味ありましたね。なんせ片道約11Km。距離だけからいえば平ヶ岳に匹敵しますし、何といっても登山道荒れ放題。当然藪漕ぎあり、倒木あり、滑る岩場あり、それ以上に悩まされたのが汚泥登山道。大白森までの区間が何せドロドロ地帯なのです。前行ったときはここまで酷くなかった。スネまで泥に埋まります。マジで!!
そして、実は自分が一番つらかったのが最終到達地点の曲崎山手前あたりから突然お腹ゴロゴロ。途中で飲んだ牛乳(コンビニで安売りしていたやつ)だと思いますが、もう曲崎山を踏んだ感動よりも、正直どうやり過ごすか・・・ただそればかり考えていました(冷や汗汗汗・・・)。10年も登山していてこんなの無かったな~。いや~あらゆる意味でいい試練と経験ができたわけなのです。一緒に登った皆さま大変ご迷惑おかけしました(ペコ)
■記録
朝5時アルパこまくさ集合なんで面倒なので車中泊っす
暑くてあんま熟睡できんかったな~。では行くすか
天気は・・・。晴れてても藪漕ぎだけどね^^
こんな看板随所に
蟹場分岐まで来たがこんな長かったっけ~?なんせ前来たのが8年前だったかな?
分岐を過ぎると出ました。まずは最初の汚泥地帯!!
最初の汚泥をクリアし間もなくニッコウキスゲがお出迎え
景色が一変して大白森山到着
あ~こんなお花畑考えてなかったな~
景色はこの通りだが癒されるひと時
しかし現実は甘くないのだ
今日のメンバーはKZY氏、OGW氏、そしてグミ氏総勢4名なり。さすがのグミ氏もこの汚泥で「終わったー」の連発😁
なんとか汚泥をクリアし大白森近くなると今度はコバイケイソウの出迎え。今年は当たり年のようですな
またまた景色が一変。さっきまでのドロドロは何だったのだろう・・・という感じ
大白森着。たまらず休憩なり。もう全身ずぶ濡れ。でもまだまだこの先は遠いのである
景色もこの通り。まぁ帰り期待するしかないね
湿原に突如島のようなオブジェ
現実に戻されまたまた激下り
大城森山荘。ここからはみんな初めてのルート
よくわからない分岐だね~
サンカヨウの実だそうだ。なるほど
これは・・・70年に一回しか咲かない笹の花。不吉の前兆とか
大沢森辺りだっけ?同じような景色が延々と続く
幻想の森。熊のような威嚇音もあったりで少し緊張しながら。とにかく進むしかない
ミズバショウの成れの果て。登山道の真ん中にあったりする
コバイケイソウには毒があるのだ
アズマシャクナゲ・・・じゃなかったタニウツギ真っ盛り。でもそんな多くは無い
いよいよ曲崎山直下の急登に達する。唯一の眺望地点から。天気はまぁこんな感じ
岩と笹のミックス急登。足元見えん!!下り怖いな
そして、ついに到着~~~~しました~~~!! 長かった
壊された看板類。でも間違いなくここは曲崎山なのである
達成の握手をして順番に記念撮影。実はこの辺りで既にお腹壊してた~😨😰🥶
八瀬森へと続く路。藪だらけである。とっても行ける気がしない
いや~まいったね^^因みにグミさんは夜勤明けだったらしい。なんて人
さてでは気ぃ付けて下りましょ
ギンリョウソウの集団
来るとき気が付かなかった大沢森看板を発掘している図
グミ氏手作り看板設置。看板が無いピークに付けてるんだって
かなり中略。大白森山荘でトイレに駆け込み何とかセーフ。ホント焦った
でここは大白森。青空も出てたりしていい景色。今日の苦行が報われる~
しばらく景色を堪能!!
避難小屋からは短パン。すっきりしたし楽ちん^^OGWさんの写真から
汚泥地帯を抜けここは小白森山通過
ここは意外にも高山植物の宝庫だった
中略。長い長い下山路を下り無事戻って来たぞ~
達成感の何物もないのである。色々あったけど良きかな
■タイム
05:26 鶴の湯登山口出発
06:38 蟹場温泉分岐
07:01 小白森山
07:44 大白森
08:34 大白森山荘
10:01 大沢森
11:12 曲崎山到着
11:40 下山開始
12:41 大沢森(グミ看板設置)
13:38 大白森山荘(トイレ💦)
14:22 大白森
15:16 小白森山
15:38 蟹場温泉分岐
16:34 鶴の湯登山口到着
※登り 5時間46分、下り 4時間56分
全行動時間 11時間8分
■GPSログ
距離22.32km、高度の上昇/下降1598m/-1598m
■勝手に難易度指数
55+5(アドベンチャー度)=60points
■感想、反省等
・お腹ゴロゴロ事件が無くてもめっちゃハードな山でした
・二重三重のトラップが待ち構える感じでしたね
・ただ、全線アドベンチャーと言うことでもなく快適な区間もありました
・大白森山荘~大沢森間はそれまでの汚泥、藪等が嘘のような路
・何でここだけこんな快適なんだろう・・・ミステリーです
・でもこの区間があるお陰で色々助けられました
・累積標高はそれほどでないにしろ様々な障害とアップダウンが心を削ります
・一人では絶対行かない。いやもう二度と行くことは無いでしょう^^
・でも今後の山行に本当に「参考」になるとっても有意義な登山でした😆
・そして明日は朝から灼熱の登山道整備です~