久し振りのスタバ
「瀬戸内レモンケーキフラペチーノ」
相変わらず、メニューは言えない
最近は、指差しで注文する事が多い
もはや、正式メニューを言う事を諦めた感がある
果肉では無くツブツブのレモンのお菓子が入ってるって感じ
しかし、後味がとても爽やかでスッキリする
何より驚いた!
作ってくれている時に「写真を写してもいいですか?」と聞くと知らん顔
スマホを向けるとサッと隠れてフラペチーノを写しやすい場所に置いてくれる
何か、ちょっとスタバの人にしては愛想が無い
「持って帰るので紙袋に入れてください」と言っても知らん顔
えっ?????
横にいた男性スタッフが下敷きのような物に
紙袋やストローの絵を書いた物を見せて、紙袋を指さしている
何か変?
フッ!と横を見ると
「私は、耳が聞こえません。絵を指さししてください」と書いている
うわぁ~~~~~っ!
「愛想が無い」と思ってごめんなさい
ちゃんと見て無くてごめんなさい
ほんま、ごめんなさい
もう、ひたすらペコペコした
その人が手話で「ありがとうございました」と言っているのが解った
更に私は、深くお辞儀をして両手を合わせて
瀬戸内レモンケーキフラペチーノが入った紙袋を受け取って
店を出た!
あぁぁぁぁぁ~~~~~!
私、手話を習ってるのに
手話で「ごめんなさい」をすればよかった
手話で「ありがとうございます」をすればよかった
心構えがなって無い
何の為に手話を習っているのだ
検定がどうのこうの以前の問題だ
手話で「ごめんなさい」も「ありがとう」も教えてもらっているだろう
だから彼女の「ありがとうございます」って手話が理解出来たのに
ほんま、私最低!
彼女の耳が聞こえないって事に同情しているのでは無い!気付けなかった事が悔しい
たいしたことでは無い例えになるが
私は左利きだ
世の中はほほ、右利き用になっている
電車の改札も右側
スマホのカバーもBOOK型のは右利き用
スープのお玉も右利き用
エレベーターのボタンも右側
刺し子の針を刺すのも、私は左側からだ
並んで食事をする時は、必ず左側の一番端に座る
左利きには扱いにくい物が世の中にはたくさんある
右利きの人なら感じる事のない不自由さがある
私が子供の頃は左利きは悪!って感じで
「気持ち悪い」「アホ!」「変わり者」「親のしつけが出来て無い」「お行儀が悪い」
色んな言葉を浴びせられた
私が通っていた幼稚園では、左手でお箸を持つと
先生にピシャリ!と手を叩かれて右手でお箸を持つように指導された
それがイヤで給食はほとんど食べなかった
お弁当の日は、お箸では無くてフォークを入れてもらっていた
幸いだったのは、両親に左利きを右利きに矯正されなかった事
父は、「左利きは個性であり才能だ矯正なんかすると才能を潰す」と言ってくれていた
母は、人さまにしつけが出来て無いと言われると申し訳けなさそうな顔はするが
「右手を使いなさい」と言われた事が無い
そんな、世間が「当たり前」「普通」と言う事に
不自由さを感じている人が存在する事に気付ける人でいたい
そんな個性を尊重したいのだ
そして、微力ながらもサポート出来る人になりたいのだ
自分を罵れる限り罵りながら電車に乗った
そんな夏至の燃える思い
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