今回のケースで高校選手権が順延したのは初めてだった様子です。
ただ昨日の状況では早めに決定が出されるべきであった。
この辺の経緯についてサンケイスポーツの記事を参照したい。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
◆選手たちは歓迎!決勝19日に延期/高校選手権 サンケイスポーツ

雪が激しく舞う国立競技場で、はしゃぐ京都橘の選手たち。さすがにこのピッチでは、試合実施は無理 (撮影・川口良介)
第91回全国高校サッカー選手権は14日、東京・国立競技場で鵬翔(宮崎)-京都橘(京都)の決勝を行う予定だったが、降雪のため19日午後0時5分キックオフに延期された。首都圏開催となった1976年度大会以降、悪天候で決勝が延期されたのは初めて。19日は大学入試センター試験の実施日だが、両校のベンチ入りメンバーに受験者がいないとの理由で開催が決まった。両校優勝の可能性も検討されたなか、選手たちは決勝実施を歓迎した。この日は日本中央競馬会(JRA)など公営競技に中止や打ち切りが相次いだ。

銀世界と化した聖地・国立競技場。スパイクがすっぽり埋まる大雪は止む気配がない。午前10時半からスタッフ約250人が雪かきに励むも、正午に決勝の中止を発表。鵬翔、京都橘の応援団ら会場を訪れた約2000人がため息に包まれた。
「サッカーを90分間やる状況ではなかった。行えばムリが出る」
会見を開いた全国高等学校体育連盟(高体連)の横田智雄・サッカー専門部長(55)は苦渋の表情だ。“雪の決勝”は1997年度の東福岡vs帝京(東京)など前例はあるが、「あのときに比べ2時間も降り出しが早く、みるみる雪の粒が大きくなった」と異常事態を察知した。日本サッカー協会、日本テレビ、高体連の主催サイドが対応を協議。両校優勝の案も挙がったが、「国立競技場に問い合わせたら19日が空いていた。選手権は特別な大会」と延期を決めた。
88年度に昭和天皇の崩御で準決勝、決勝が延期となった事例はあるものの、首都圏開催となった76年度以降で悪天候による延期は初めて。もっとも、土曜日の19日は大学入試センター試験の初日だ。本来なら学業優先だが、平日は授業もあり高体連の規定で試合を開催できないという。「両校に確認したところメンバーに受験者がいないとのことで“これは”と思った」と決定に至った真相を明かした。
午前11時には会場に到着していた両校は、延期の一報を歓迎した。京都橘の米沢一成監督(38)は「金銭や大人の事情もあるので主催者の決定に従うと伝えたが、選手はやりたがっていた」と安堵(あんど)の表情。鵬翔主将のMF矢野大樹(3年)は「両校優勝だけはイヤだなと思った」ときっぱり。鵬翔は20日に県内の新人戦を控えるため1、2年生のメンバーは過酷な連戦となる。
前代未聞となった決勝の仕切り直し。応援に来られなくなったベンチ外の受験生の思いも背負って、両校が万全の状態で初優勝を争う。(浅井武)

★チケットは有効
14日のチケットの所有者は、そのまま19日の決勝の観戦が可能。払い戻しについては後日、日本サッカー協会の公式ホームページで案内する。
★珍しくない荒天中止
この大会では異例だが、サッカー界で悪天候による試合中止は珍しくない。昨年5月にJ2の栃木-福岡が雷雨で後半途中に中止となり、9月には台風の影響でJ2の3試合が中止された。冬場も試合が続く欧州では降雪による中止も多い。昨年12月には女子ドイツリーグで、日本代表FW大儀見優季のポツダムや同DF熊谷紗希のフランクフルトの試合が延期となった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます