今日は鶏皮の調理をご案内。
鶏の皮って嫌いな人は嫌いみたいですね。
食感とか臭いとか、特に欧米の女性では嫌いな人が多いみたいです。
ずっと昔の話しですが、上野のレストランでランチを食べている時に、店の奥のテーブルに小さな子供二人を連れた外国人のお母様がおりました。
子供がチキンを食べたいと言ったので、お母様が店の主人に英語で注文をお願いしたのね。
I would like the chicken cooked without the skin.
(チキンをお願いしたいのですが、皮は外して下さい)
首を傾げる主人。
もう一度注文するお母様。
I would like the chicken cooked without the skin.
ゆっくりと正確に伝わるようにお願いしたんだけれど、お店の主人は全く英語が出来ないばかりか、妙な単語だけご存知だったようで。
どうやら最後の単語だけ聞き取れたらしく、事もあろうかとんでも無い回答を。
ア、アイ ドント ハブ コンドーム
なんたる回答。
よくもまぁ恥ずかしげも無く、身も知らぬご婦人に対して言えたものである。
口の中のエビフライをそのまま皿に戻すところでした。
もう一度注文するお母様。
同じ回答を繰り返す主人。
このレストランの主人は、子連れのお母様がここで何かおっ始めるとでも思ったのだろうか?
知性の微塵も感じられないどころか、恐ろしいほどの常識の無さである。
ちょっと離れたカウンターで一人で食事をしていた自分だったが、これ以上の放置は日本の男性全員が軽蔑されると思い、通訳してあげた事がありました。
それ以来、鶏の皮を見るとこの事件を思い出します。
あそこで助けてあげなかったら、今頃日米安全保障条約は効力を失っていたかも知れない。
さて、話しを鶏皮料理に戻しましょう。
鶏の皮は独特な匂いを持っていますが、この匂いは塩水で洗ってやると結構落ちます。
洗った鶏皮はすぐに水気を拭き取ってあげて下さいね。
その鶏皮を熱したフライパンにそのままポイ。
油も何も必要ありません。
中火でじっくり表も裏も焼いて下さい。
こんな感じ。
鶏皮って食材としては本当に色々使えるのですが、皮だけを味わうならこの調理法が一番美味しいと思います。
焼鳥にも皮ってあるけど、それをさらにパリッとした感じに仕上げますよ。
焼色が付いたら、すぐに表面の脂を拭き取ってやります。
ベーコンでも使える調理法ですが、脂を拭き取ってやるとカリカリに仕上がりますね。
ここで塩をひと振り。
細く刻んでやると、簡単なおつまみが完成。
載せた皿が良くないな・・・凹
鶏皮の感じがよく判らん。
捨ててしまうような部位なので、皮だけ買ってもめっちゃ安いし。
意外と美味しくて止まらなくなるし。
コラーゲンも豊富なので1石3丁?
調理法も恐ろしいほど簡単なので、是非一度試してみて下さいね。
って、簡単に終わってしまったので、一緒に作った料理も載せておきます。
アトランティックサーモンのお造り。
前日に残しておいたブリとマグロも添えて。
かた焼きそばの餡。
野菜の種類が多いと豪華に見えますね。
【今日のおさらい】
スキンという単語は、皮という意味です。
くれぐれも自分の妄想で誤解しないように。
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