酒呑みの正しい生活

沖縄 その3

今回の沖縄訪問の目的は。

決して家族旅行でも無く、自分の同窓会でも無く、もっと大切な目的があったのです。


そう、それは娘1の結婚式。

今まで結婚披露宴にご招待頂いた事は数あれど、花嫁の父として参加するのは初めてです。
世の中のまだ嫁入り前の娘を持つお父様たちの為にも、今回は花嫁の父の気分を包み隠さずご紹介致しましょう。

この娘が産まれた瞬間から覚悟していたこの日。
とうとうその日がやって来ました。


朝はいつも通り、夜明けと共に目覚めます。(獣か?)

まだ雲が少しあるけれど、結婚式当日は見事に晴れ渡ってくれました。
この後から雲も無くなって行き、真っ青な空が広がって行きます。

ひとりで朝の海岸を散歩してみます。
まだ娘を嫁に出すという実感が沸かない自分。


ホテルで朝食を摂ります。

先にパンを持って来たけど、後から来るオカズを見たらご飯の方が良かったみたい。
沖縄色の濃い朝ご飯をパンで食べます。


朝食後、迎えに来てくれるユキエを待つためにホテルの外へ。

空は雲ひとつ無い晴天。
このあたりから、すこしずつ落ち着かなくなって来ました。

何よりも気が重たいのは、娘をエスコートしてバージンロードを歩くという儀式。
最初にこんなセレモニーを考えた奴は、全ての花嫁の父の前で土下座して謝れ。

産まれた瞬間から毎日毎時毎分毎秒心配しながら、自分の全精力を注いで育てた娘を。
他所の男に「はい、どうぞ」と差し出すみたいで、とっても嫌。
(花嫁の父の本音でございます)

どうしても届けなくちゃいけないなら、それこそウーバーイーツで良いんじゃない?


そんな事を考えている間に、式場に到着しました。

とても可愛らしく、お洒落な結婚式場。
ホテルのように大きな施設ではありませんが、チャペルをお洒落にしたような素敵な建物です。

素敵とはしゃぐ家族。
まだドヨ~ンとしている自分。


式場の中も細部まで拘って、とっても綺麗です。

女の子だったら、誰しもが憧れそうな施設。
この日は新郎の家族と、新婦の家族だけの結婚式。

これは新婦側の我が家から新郎のご家族にお願いしました。

結婚式場のマーケティング戦略に乗らずに、無駄な出費を抑えて今後の二人の為に使って貰いたい。
なので一夜限りの豪華な披露宴や、結婚前の結納金や伝統儀式などは不要ですと。


無事に結婚式は執り行われました。

花嫁の父って、ここで泣くのかな?と思っていましたが。
意外にもこの時には、ようやく無事に育て上げましたと言う安堵感で一杯になりました。

なんか自分の責任を果たせたなって感じ。
怪我をさせる事も無く、しっかりと教育も受けさせ、立派な職業にも付き、躾もきちんとして来ました。

感激と言うより、この時に初めて肩の荷が降りた感じです。
周りを見渡すと、我が家の家族は全員が号泣していましたけど。


式の後は会食です。

昨夜しっかりとトレーニングをしておいたので、今日は何も心配無く飲めます。
両家の会食となりましたが、新郎の職業は映像関係、なので手作りの新郎新婦の歴史のビデオが流れました。

そして新婦の職業はインテリアデザイナー。
新婦のブーケ、新郎のコサージュ、テーブルの飾り付け、メニューに至るまで新婦のデザインによるものです。


昔から、こんなデザインが好きだったのは父親の血でしょうか。

学生時代には文化祭の飾りつけやポスター制作を引き受けて、よくデザインの相談に来ていました。


会食が進むと、ここでサプライズ。

新婦からお父様にお手紙です。

えっ!?
例のあれ?
ひょっとして一番やばい奴?

これは予想していなかったのですが、どうしても自分を泣かそうとしてるなと思いながら席を立ちます。
新婦が自分の前に立ち、手紙を出したその時。

やばいな~
娘は自分のツボを知ってるしな~と身構えたのですが。

なんと先に泣き出したのは娘の方。
もう手紙を持った瞬間から号泣です。

その御蔭で読んでいる手紙の内容がよく聞き取れず、この日一番の危機を回避する事が出来たのでした。


会食がお開きになったら、新郎新婦のお見送りで式場を出ます。

娘をよろしくお願いしますね。
二人で幸せになって下さいね。

そして子育て本当にご苦労さまでした自分。


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コメント一覧

okamotokun
@miyumiyumiyu >miyumiyumiyu さんへ
いやいやいや。
どうしても泣かせたいのね(笑)
miyumiyumiyu
敵の術中(笑)
これからじっくりですね😆
okamotokun
>やまのは さんへ
えっ そうなの?
それじゃあ、明日のブログって思い切り地元情報が出るんじゃないかしら?
やまのはさん、随分と楽しい街で育ったのねぇ(笑)
やまのは
ちなみにここ、うちの実家から車で10分以内の近場なんです。
okamotokun
>miyumiyumiyu さん
それが、この後は大宴会に突入したので、泣いている時間はありませんでした(笑)
むしろ敵の術中にハマらなくて良かったです。
祝福の言葉ありがとうございます。
娘たちもこのブログを見ているらしいので、きっと喜んでいると思います、
okamotokun
>やまのは さんへ
とっても綺麗なんですけど、決して派手では無くて、本当に素敵な場所でしたね。
チャペルから見える海は、窓の下に作られた小さなプール越しに見えるので、とても美しく幻想的でした。
今更ながら娘の探索能力にびっくりです。
miyumiyumiyu
素敵な素敵な花嫁さん♡
きっとお父様は1人になったときに涙を流されたんでしょうね。
お嬢さんにはお会いさはたことないですが、写真だけ見てもこちらは感動です。
新しい出発、本当に本当におめでとうございます!
やまのは
新婦の父、お疲れ様でした。
この式場の建物、
10年以上前に1度だけ行ったことがありました。その頃はイタリアンのお店でとても雰囲気のいい作りでした。
チャペルから見える海がキレイですね!
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