お腹が膨れたら、今回の来訪の目的、バッティング指導に移ります。
実は以前よりバッティングを見て欲しいと懇願されていました。
我が家に到着するや否や練習着に着替えるなど、二人共やる気はマンマンです。
早速我が家の隣の公園へ。
今回使用するのも、オリジナルの練習グッズ。
トヨタの主将鎌田優希の打撃を目覚めさせた道具ですね。
まずは今回の練習で使うボールの数を決めて。
1回の打撃練習で何球打つかを決定します。
多過ぎても疲れて振りが適当になるし、少なくても感覚が身につきません。
今回は1クールで40球に決めました。
最初は自由に打たせます。
さすがに現役のJDリーガー、この細いバットで小さなボールを打たせても真芯で捉えます。
唸りをあげて飛んでいくボール。
沙羅も続きます。
佳乃同様に真芯で捉えたボールは遥か彼方へ。
二人共気持ちよく40球を打ち終えたところで、いったんストップ。
ここで二人の考えている事を言い当ててみせます。
その通りですと驚く二人。
ピッチャーの敵はバッターなのですが、実はバッターの敵はピッチャーではありません。
その理由を諭して、二人のミートポイントを手前に寄せて行きます。
バッターが打席で嫌がる事はふたつあります。
ひとつは振り遅れること。
そしてもうひとつは詰まってしまうこと。
これを防ぐ為にバッターは、どうしてもピッチャーにタイミングを合わせに行ってしまうんですね。
そうなるとチェンジアップを含めた変化球で、ピッチャーの思う壺に入ります。
いったん給水。
それとバッターは空振りしない為に、どうしても身体が正面を向きがちです。
俗に言う開きが早いと言う奴です。
それが始まると、ボールを前で叩かないと遠くへ飛びません。
結果としてインパクトを行うミートポイントが前にずれて行くんですね。
これらを防ぐ為に、ある事を意識させます。
日本人なら誰もが一度は遊んだ事がある伝統玩具なのですが。
その玩具を意識させるだけで、ミートポイントが5cmほど手前に戻って来ます。
(詳細をここで書けません)
その上で、二人の課題を指摘します。
佳乃は素晴らしいインパクトを持っていて、壺にハマれば確実にフェンスは超えて行きます。
対する沙羅もミートが上手いので、気持ちに欲が無くなればヒットを量産出来るでしょう。
けれども、二人共矯正しないと自分たちの良さを消してしまう課題がありました。
他のチームもそうなのですが、JDリーグのチームってコーチが指導しないんですね。
良い意味で放任主義と言うか、悪い意味で放ったらかしと言うか。
選手が後から後から入って来るので、結果が全てのところはありますね。
それでも、今回二人が目指したいバッター像は判りました。
後はそれに向かって課題を解決して行くだけです。
この日、二人共何かを掴んでくれました。
本当は3日でも4日でも側で見ていてあげたいけど、翌日からチームの練習に合流しなくてはなりません。
この練習で撮影したビデオを何度も見返して、課題となった箇所をしっかり確認して。
次の試合で発揮される事を祈ってます。
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