うちの母親の自称得意料理は豚まんです。
あまり大きな声では言えませんが、決して美味しくありません。
落語家の座布団みたいな分厚さに、少ない実、肛門を感じさせる先っぽ、どれをとっても食べたいと思わせるものではありません。
それは小さい頃の友人がトラウマになるほどです。
しかしながら、これがお袋の味というのでしょうか。ごくまれに食べたくなるのです。
そんなわけで今年の正月にリクエストしました。それは離れて暮らす母親に意欲をもってもらうためでもありました。
案の条母親は喜び、正月に作り、一応お礼を言ったら美味しいとはいえない味をしめ、それ以降も作り続けているそうな。
そろそろ近所からクレームくるころかな。
しかしながら悲しいかな酸っぱい湯気がたちこめるむこうの見せた笑顔が忘れられないのが息子なのでした。
あまり大きな声では言えませんが、決して美味しくありません。
落語家の座布団みたいな分厚さに、少ない実、肛門を感じさせる先っぽ、どれをとっても食べたいと思わせるものではありません。
それは小さい頃の友人がトラウマになるほどです。
しかしながら、これがお袋の味というのでしょうか。ごくまれに食べたくなるのです。
そんなわけで今年の正月にリクエストしました。それは離れて暮らす母親に意欲をもってもらうためでもありました。
案の条母親は喜び、正月に作り、一応お礼を言ったら美味しいとはいえない味をしめ、それ以降も作り続けているそうな。
そろそろ近所からクレームくるころかな。
しかしながら悲しいかな酸っぱい湯気がたちこめるむこうの見せた笑顔が忘れられないのが息子なのでした。