3月31日
今日は3月31日であり、昭和24年の今日は去年死去した兄と一緒に満開の桜が咲いていた上野公園に花見にでかけたっけな~、などと思い出しながら曇り空を見上げた。
大東亜戦争の敗戦後4年の東京は上野駅のプラットフォームから遥か遠くまで荒れ野のような景色が広がっているように見えたのだったが、上野公園の満開の桜は物凄く綺麗に見えた。当時の東京は荒れ野原状態で⒮む家もなく、私は当時、と今日大学に通学していた兄が住んでいた東京大学の学生寮に転がり込んで約2週間ほど暮らしていた。
私は翌日の4月1日に商工省特許標準局に入庁することになっていたので、兄と二人での上野の山の花見は今でも懐かしく思い出されるのである。
あの時から70年も経過した現在、地球上では新コロナウイルスという化け物がのさばっているという大変な状況下にある。
To子さんは今日も介護施設に出かける予定になっていて朝から準備らしいことを延々と行なっているが、認知症というものは中々、不思議な動作をするものだと思いながら眺めていた。
<font color=green><b> 世界中 コロナウイルス 拡散し
</b></font> 徘(徊)人 okinatchi