おくのくんのリハビリ奮闘記

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

アクシデント発生!?

2022-07-06 15:51:52 | 日記

エルプラス祇王に勤務してはや3か月。日々忙しく過ごしていますが、それは突然でした。

6月の初旬、勤務も終わりに近づいたころ歩行中に「バキッ」。足に違和感を覚えました。何か急に歩きにくくなり、左足を付くたびに変な音がします。

樹脂製の装具が内くるぶしの上部から割れていたのでした。

そもそも短下肢装具は、主にひざから下の関節を補助して、歩行などのサポートをするためのものです。私の下垂した左足を補助しているのです。

その装具が割れてしまっては足首の固定がされず、効力は半減したようなもの。

その日は何とか無事に帰宅して装具を作成してくれた業者さんに電話連絡します。

すると営業さんが言うには、市に申請が必要だというのです。

早速、業者さんから郵送された必要書類を持って市の障害福祉課に行きました。

やはり完成までには時間がかかりそうです。承認が下りてから業者さんと打合せ、採寸。

完成までは入院中に作成した支柱付きの装具で過ごすことになります。

と、いうことは。。。またまた問題発生です。

前回もお話したように、仕事中、入居者様のお部屋に伺う際、靴の脱着に時間がかかるのです。

数日間は仕方なく部屋の玄関で装具を脱着していました。

アマゾンでいい物を見つけました。

靴を履いた状態で履けるスリッパ!!(右の写真は普通のサンダルと比べてみました。普通のスリッパが子供用みたい)

これならなんとか入居者様をお待たせせず訪問できます。


この度、転勤致しました。

2022-04-01 10:41:45 | 日記

職場復帰してから1年半が経ち、充実した毎日を過ごしています。

令和4年4月よりエルプラス祇王に配置されることになりました。

エルプラスとは、あいむが運営するサービス付き高齢者向け住宅で、

守山、祇王、水口、勝部の4棟あります。祇王は私が倒れる前まで勤務していた土地なので、

懐かしく思います。

仕事内容は生活支援員。平たく言うとアパートの管理人みたいなものですが、

そのアパートが「高齢者向け」なので、色々とお世話することもあります。

掃除、洗濯などが主ですが、入居者様のお部屋に入らせていただくことが頻繁にあるので、

装具を着用して杖なしで移動している私には、靴の脱ぎ履きがけっこうな手間です。

これまでは靴の脱着は座って安全にしていましたが、入居者様の玄関先でのんびり脱いだり

履いたりもしていられません。

そこで思いついたのが両側からのマジックテープで足の甲を包むタイプのサンダルです。

ただ私には踵がついた物でなくては歩いているうちに脱げてしまいます。

福祉用具のカタログを見ながら思い出したのは『転倒防止シューズ』

これなら比較的速やかに脱着できそうです。さっそく先月まで勤務していた福祉用具ショップで購入しました。実際に履いてみるとなかなかいい感じです。

先日ついに立ったまま履くことに成功しました。

これで入居者様をお待たせすることなくサービスを実施できます。

あいむ|介護と住まいで暮らしを支える(滋賀県) (k-aimu.co.jp)


あれから2年…

2021-12-28 11:44:43 | 日記

年の瀬で気ばかり忙しい感じなのですが、12月に入った頃から思うようになったのは2年前のことです。

令和元年12月1日、くも膜下出血で倒れてから2年経ちました。12月いっぱいは記憶がありません。

正確には意識はあったのですが、記憶としてあるのはお正月からなので例年なら楽しみにしていた『M-1グランプリ』も観ていません。

優勝したミルクボーイのことは、正月のお笑い番組をはじめ様々な番組でよく見るので「この人達がM-1で優勝したんやろな」と思って見ているくらいでした。

それ以来、『あの日』の事を意識するようになりました。

退院後、スマホを操作していると不意にGoogleのタイムラインという機能を見つけました。スマホのGPS機能を使って「いつ・どこに行ったのか」が記録されているのです。

GPSの関係上、多少の誤差は生じますが、遡って見ると行った先々での光景が甦ります。

早速『あの日』を入力して見てみます。

『あの日』。以前にも記述しましたが、令和元年12月1日は朝から長女の英会話教室の発表会のため隣の市にあるホールに向かいました。

その後お昼は外食してドラッグストアに立ち寄って15時前には帰宅したようでした。

帰宅後、いつものように休日の午後を過ごしていたのでしょう。

そして夜、寝る前に頭痛に襲われて救急搬送になったのです。

それからタイムラインは1月7日まで記録がありません。今思うと意識が戻り、妻に頼んでスマホを病院に届けてもらったのが1月7日でした。


サポーターとの出会い

2021-11-13 15:24:10 | 日記

ある日、テレビでガビ・シャルさんという少女の存在を知りました。彼女は骨肉腫で右足の膝から下を切断する手術を受けた後も義足でバレエを続けていて映像では義足とは思えないほどの踊りをしていたのです。

「彼女は片足が無くてもあんなに綺麗に踊っている。僕には足が残っている。訓練次第で綺麗に歩くことができるようになる。」

そう思い、装具なしで歩いてみたのですが、足をうまく上げることができず、つまずいてしまうことがあります。

「なるほど、装具を着けて歩くのは足首が上がらない足を補助するためだったのか」と改めて思い知らされました。

装具着用のメリットは理解しましたが、非着用のデメリットがイマイチ納得できません。医師やリハ滋賀の小林さんに訊くと装具なしでは反対の健側足に負担が掛かるという答えが返ってきました。

一応納得して装具を着用した上で綺麗に歩くことを目指していこうと決めた頃、小林さんから提案がありました。

【ZAMST】というメーカーのサポーターで足首をしっかり固定するものです(写真①)。

試しに着用して歩いてみると装具を着けている時と同じ位のホールド感ですが、素足なので「足が地についている」ことが強く感じられて「歩いている」という充実感が凄かったです。まさに1つ上のステージに上がったような。

すぐに購入し屋外も歩いてみました。そう。お気に入りのスニーカーを履いて(写真②)。

実際、外を歩いてみると、靴の重みか気を抜くと躓きそうになることがありました。足首の固定が装具よりは若干劣るのでしょうか。しかしお気に入りのスニーカーが履けることでモチベーションはグンとアップ。訓練次第で躓きも解消されると信じて頑張ります。

写真①


装具について

2021-11-13 12:50:42 | 日記

以前の投稿で、クモ膜下出血と脳梗塞の後遺症で左側膝下に麻痺が残ったと記したことがありましたが、入院中に長下肢装具という物を作成してもらい装着して歩行訓練をしていました。

ある程度、立位が安定してきたことでPT(理学療法士)の指示で膝から上の部分を外し、短下肢装具となりました(写真①)。入院中、歩行訓練以外は車イスでの移動だったので使用頻度としては低かったのですが、退院して日常生活を始めると不便さを感じました。

僕の短下肢装具は足首から先がサンダル状になっているので、履いたり脱いだりはしやすいのですが、雨の日は大変です。ただでさえ足下がおぼつかない状態で歩くのがやっとなのに、目の前に水たまりなんかあった時には避けきれません。

医師に相談し新たに装具を作成してもらいました(写真②)。樹脂製で装具を着用した上から靴を履くのですが、普通の靴は装具が邪魔で履けません。

そこで以前、福祉用具の営業した経験が活きました。福祉用具では装具を着用している人のために左右のサイズが違う靴が販売されているのです。僕が福祉用具の営業を担当するようになった平成15年頃は種類も限られていたのですが、今ではスニーカータイプの物や革製のスタイリッシュな物など豊富に揃っています。

さっそく自ら選定して2足購入しました。1足目は普段履きのスニーカータイプ。しばらくすると、仕事の時はスーツを着るので、スーツにスニーカーはちょっと違和感を感じて合皮でできた革靴タイプを購入しました。

元来、靴にはなかなかのこだわりがあり、家にはちょっとしたスニーカーのコレクションがありました。しかし装具を着用している今となっては履くことができません。

そんなスニーカーも家に置いておいても荷物になるだけ。今流行りのメルカリで売却しようかとも考えたのですが、いつか履ける日を夢見て残しておきました。

写真①                写真②