浮遊脳内

思い付きを書いて見ます

脳内宇宙

2010-09-18 03:57:40 | Weblog
先日のスーパーバード、コッペリアから

ちょっと訂正
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 1138宇宙船ドックに、その姿は白く輝く姿を納めていた。
 作業照明に照らされているのは、小型と言っていい船だ。だが最新の船でもあった。白い船体は、艦首先端へ向けて滑らかに細くなりながら、厚みを減らしてゆく、いわゆる揚力胴を成していた。背部に当たる部分は比較的滑らかで、そこには管制区画や、武装システムのための開口があり、いまはそこからそれらが姿を見せている。船尾両舷にはそれぞれ垂直尾翼を供えている。二枚の垂直尾翼に挟まれた船体後部には、全気圧領域で効率を保つエアロスパイクノズルの斜面が並んでいる。もちろん、この世代の宇宙艦にとっては、質量廃棄による反動推進は補助的なものに過ぎない。
 主武装を含め、ほとんどすべての装備が、その滑らかなシェルに収められるよう、つくられている。いわゆる戦後型船、リージョナルシップによくある形だ。統合宇宙軍にもリージョナルシップの波が押し寄せてきたといわれていたが、部内ではもっと獰猛な名で呼ばれている。
 ストリートファイターと。
 不時、不利な状況で戦闘に入り、敵を撃破するのがその任務であると。武装は大幅に整理簡略化され、独立した超光速主砲は装備していない。いわゆる光領域、つまり星系の内部で使われるべき船でもある。このストリートファイター概念艦に求められたのは、いわゆるホットスポットになりえる星系の、ほぼ全領域に対して、直接の介入を行える能力だ。それはつまり、生存可能惑星からガスジャイアントまでの大気領域をも活動領域とするということでもあった。大気圏での活動能力を重視した結果、ストリートファイ ター概念艦は、戦後に爆発的に普及したリージョナルシップに良く似た形となった。つまり、自力で地表から飛び立ち、超光速航行圏へ到達して、秩序超光速航 行に入る船だ。
 ストリートファイター概念艦は、それらリージョナルシップの活動領域で戦うための船だ。その一番艦は、スーパーバードと名づけられた。
 大気圏内を飛翔する、しかし恐竜の子孫であるところの超越者だ。
 恐竜は滅び、鳥類は残った。その超越者の名を戴くスーパーバードは、同型艦ではなく、子孫を残すために作られた一隻限りのものだ。フェイズ0と呼ばれ、計画全体の先導でありながら一里塚でしかない。
 問題点も数限りなく出るだろう。その結果、ストリートファイター概念艦計画自体が打ち切られるかもしれない。
 だが恐れていては何も進まない。
 羽ばたき、進まなければ何ものも得られぬのだから。

 
とかねwww 
もちろん、これに相当するアイデアはあったのさ。
だがデザインは何より偉大で、リージョナル艦スーパーバードをありありと脳内しちゃった(てへ

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