[ 川底で働く人とパワー車両 ]
今朝、黒平川護岸復旧工事の現場にくると路は動力車キャタピラなどの轍でぬかるみ、歩きにくいぬかるみになっていました
少し行って工事現場にくると川底に2台の動力機械が下ろされ、川底の岩盤を「ガンガンガン」 「ガンガンガン」と大きな音を立てて割り砕いていました
こんな現場を見学しないで黙って通り過ぎる手はないと登山路から川土手の方に少し下りて見ると運転席の中でにっこりした顔でこちらを見かえしてくれたので観て行っていいよと了解の信号をくれたのだと理解し騒々しい削岩する耳障りな音の中でしばらく見学していきました
巨大な岩盤になかなか爪が撃ち込めず砕くことができない様子でした
川底の岩盤を打ち砕くにはこの小型機械のパワーでは力不足らしい様に見受けました
現場の喧騒な様子を写真に撮り、時に振り返りながら現場を後にして[黒平山(327m)]を目指して歩いて行きました
帰りに現場を通り過ぎる時は丁度昼休みの時間でみんな作業を休んでいました
近寄って今朝の削岩現場を上から観ると崩れた石垣に沿って広さ2へーべくらいが平たくきれいに整えられていました
小さくでもさすがは機械の威力です
もしこの機械がなく人力だけでは何時間経ってもとても達成しえないパワーです
人力のみが頼りだった昔の人たちの大変さを噛みしめさせられる一刻でした
上流の[八曽の滝]から流れてきた水の流れは石垣が崩落した右岸の流れを砂袋と岩石で堰き止め、左側に新らしい水路を造って山からの水を下に流していました
水路を変えることは今の機械力を駆使すれば大変な工事であっても可能なことです
しかしも一度び上流に豪雨があれば流れくる土石流でこの大きな人工の工事も一夜にして木阿弥になってしまうのではないだろうかと案じられます
今の日本の山野に必要なことは多くの人手を入れて瀕死している山を活き還らせることだと思います
そうすればスギ花粉症患者もなくすることが可能だと考えます
今夜は金山で[エム会]の集いがあるのでウオーキングから帰ったら支度をして月一の名古屋の空気を吸いに行ってきます
深酔いする悪い癖は76を過ぎた今も未だに治らずわれながら困ったものです
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(3月13日追記)
1週間経過した今日、この場所に来てみると右岸の川底は生コンを流し込んで修復工事が進捗していました
[ 川底に生コンが流されて整地された右岸 (03/13) ]
[ 生コンで整備された右岸全景 (03/13) ]
また、この場所から 50mばかり下った場所は夏季キャンプ場を開いている時は鱒釣りもできる木陰で涼しいきれいな場所でしたが昨秋の豪水で埋まってしまいました
今朝みるときれいに川底の岩石も浚渫され以前の様子に近い景観が復活していました
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(3月30日追記)
今日ウオーキングの帰りにこの場所を通ると丁度工事器材を撤収する車両が引き上げる処に遭遇しました
去年9月の台風15号が残した爪痕は約1か月の工事で修復・治水の工事は終了し、[八曽の滝]から流れくる清流は白いコンクリートの肌を太陽の光を反射しながら下へ静に流れて行っていました 豪水で根こそぎ流れ着いた大木は流れを塞ぐように跨いで横たわったままでした
以前のキャンプ場の流れは昨年の夏に続いて再び浚渫され美しい流れに変わっていました
[ コンクリートで修復された川岸 (03/30) ]
[ 土石流の堰き止め工事 (03/30) ]
[ 浚渫されてきれいになった流れ (03/30) ]
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