独楽の旅

元気で山野を歩き、心を癒してくれたものは立ちどまって気ままに写し、ブログに載せ、自分で存分に楽しむのが無上の喜びです。

397- [ヒトツバタゴ]

2012年05月10日 | [登山・ウオーキング]
 [ 雪が降ったような白な花 ] 

[ハナミズキ] が花の盛りを過ぎて [ヒトツバタゴ] (別名 ナンジャモンジャ) が雪が積もったように1本の樹を真っ白にさせて小さな花が満開になってきました
この樹は近くの[東部市民センター]の庭樹として植えられているもので、今朝ウオーキングに出発する前に写してきました
ここから3kmばかり離れた[池野]と云うにこのヒトツバタゴが自生している場所があり、満開になる今の時期は多くの見学者で賑わいます

[奥入鹿]から[黒平山(327m)]に向かう途中、路の側に黄色い花を付けていたタンポポが今朝みると突然と綿帽子姿になっていました
幾何学的な美しい構造に暫ししゃがみこんで観とれてしまいます
一夜のうちにどのような経過を経てこんな素晴らしい姿に一変するのか不思議で仕方がないのです


[ 美しい綿帽子 ]

黒平山の山頂近くの食事場所にちいさな山栗の樹が生えています  この樹の枝先に山栗の花の新芽が延びていました


[ 枝先に山栗の小さな花芽 ]


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396- [田植え]

2012年05月04日 | [登山・ウオーキング]
 [ 陽光を受けて光る水田 ] 

一昔まえまでは田植えといえば多くの男女農夫が駆り出されてみんな裸足で1枚の田んぼに入り、背をかがめて後すざりしながら苗を一つずつ植えていくのが田植えの共通した風景でした  ところが今は、こんな風景は日本中どこでもみることはできなくなりました  一部の千枚田などでは残っているようですが、殆どのところで機械力を遣って見る間に植え終わってしまう事が可能になったのです  それも機械で植えると見た目もきれいに整列して植えられていきます  2日前の朝には耕耘機で掘り起こしていたのに今朝はもう田植えも終わって水田の風景に変わっていたのです  昔と比較できない早さで終わってしまうのです  効率的と云えばその通りですが何とも味気ない農村風景です  もっと遠回りする道のりがあっても良いのではと思われます  昔は必須だった隣との助け合いも今の農家には何もかも不要になってしまったように思われます  これでは隣組も町内会も不要になり、「向こう三軒両どなり」のテレビ劇場も昔の遺物になってしまうように思われます  
終戦を挟んで3年間、田舎石州の叔母の家へ疎開して畑仕事や田植えそして山仕事なども手伝いながら過ごした日々は60年以上経ってみると私には貴重な人生の体験だったのです
今朝、[奥入鹿]の自然歩道沿いの田んぼでは田植えを終わったばかりの早苗がそよ風に吹かれてゆれている風景をみながら写真に撮ってきました

[八曽キャンプ場]から[山の神]に向かって上る舗装路を左の山側から黒平川の方へ向かって路を急いで渡っているヘビを見つけましたので写真に撮ってきました  トンビなどに狙われないで年末の冬眠時期までゆっくり栄養をつけ成長して無事に過ごすことを願っています


[ 舗装路を横切るヘビ ]


[ ほうずきのような花をつけた草 ]


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394- [青大将の目覚め]

2012年04月28日 | [登山・ウオーキング]
 [ 目覚めのアオダイショウ ] 

春の八曽の山を歩くと昨日見た景色と今日これから出逢うだろう様子は少し何かが変化しており、今も刻々と変化していることが鈍感な私にも気付くほど時々刻々と変化し移り変わっています  新芽が延びぐあいや春の暖かさを感じて活動を始める動物の種類やその動きの軽快さも日々変化し、ウグイスの音色も昨日よりも今日と日を追って上手になっていきます
今日は黒平山からの帰路、八曽キャンプ場へ向かって下る周回道路で冬眠から覚めたばかりらしいまだ身体が乾ききっていない濡れて光る青大将が路を横切って下の川に向かう処に出逢いました  目覚めきっていないのか場所を替えながら3枚の写真を撮る間も動かずにじっとして陽光を全身に受けているのです  若しかして死んでるのかと疑ってしまうほどで暫く観ているとゆっくり道を横切って小川の方への草むらに消えていきました
朝、出発時には[奥入鹿]に1羽のシラサギ(アオサギではなく)が舞い降りており、カメラを構えたら池のほうに飛んでいきました  
帰路、名大地震観測所近くの路傍の山桜が陽光を受けながら満開に咲いていました


[ 川原に舞い降りたシラサギ ]


[ 飛び立つシラサギ ]


[ 満開の山桜 ]


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393- [山の花]

2012年04月24日 | [登山・ウオーキング]
 [ 落花した山椿の花 ] 

雨降りなどで約1週間振りの[黒平山(327m)]ウオーキングでした  山頂近くの山椿の真っ赤な花が地面いっぱいに落花して真っ赤な絨毯のようになっていました
また[モミの木駐車場]を過ぎて少し歩いた林道は頭上に咲くヤマツツジの樹から散り始めて落ちた花が路面に落ちていました  ここから40分くらい歩いて行った奥の周回道路に咲くヤマツツジは赤色の濃いのや淡いピンクの花など今を盛りに競って咲いていました  その中にはまだ開き切ってない花弁もありました  これは高さや陽射しなどの差に依るものなのでしょうか
また、周回道路の両脇に植えられた山桜はそれぞれに何かの差異があり、花の色や葉っぱの色に違いがありますが早い花は樹木の間を流れるそよ風に吹かれてヒラヒラと散り始めていました
赤い実を付ける山桃の雄樹にはこげ茶色の大きな雄花が枝先にいっぱいついていました  昨年沢山の実を付けていた雌樹には目ぼしい雌花が見つからないのです  実を付けるまでこれから暫くの間成長の様子を注視してみようと思っています  7月ころには赤く色づいた実を今年もたくさん採取させてくれることを期待しているのです


[ 落花したヤマツツジの花 ]


[ 散り落ちた地上のヤマザクラの花 ]


[ 大きくなったヤマモモの雄花 ]


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393- [春竜胆]

2012年04月18日 | [登山・ウオーキング]
 [ ハルリンドウ ] 

3月の中旬から原因は花粉症と思える軽い風邪のような症状(微熱と咳き込み、胸部痛)が続き、病院で投薬をいろいろ替えてもらってもスッキリできずにモヤモヤのまま1か月余が過ぎてしまいました
逆療法も自分には正解の療法の一つになることもあるのではと期待する気持ちで弁当を背負って八曽の山のウオーキングコースを歩いてきました
わずか観ない間に新しい春の花が各所で咲いていました
歩き始めて最初の花は[第一号橋]の近くで [ユキヤナギ] が澄み切った快晴の空から差し込む朝の陽の光をまともに受けて過ぎるほどの白さで咲いていました
そこには近くの梢から届いてくる初々しいウグイスの鳴き声が聞こえていました
身体のだるさも少しずつ忘れさせてくれました
[名大地震観測所]の右にある岩見山登山口を上って林道を行くといたるところに濃い色淡い色のピンクの花をいっぱいつけた [ヤマツツジ] が咲き誇っていました
周回道路まででると開けて視界のあちこちにヤマツツジが同じように爽やかな春風に吹かれて咲いているのです
そのピンクの木々の向こうには [ヤマザクラ] の花が見えてきます
周回道路沿いに並ぶヤマザクラは葉っぱの色が鮮かな緑色から淡い茶色、濃い茶色といろいろと違った樹があり、また咲く花も真っ白な色から黄色い花までそれぞれの樹が違い、咲く花の数のまばらなものからソメイヨシノに近いくらいの花数が多い山桜もあります
あと1週間くらいは見頃だろうと思います
マーカー②から北の方向に林の中に入り、すぐのマーカー④から左に少し入ると[湿地展望台]があり、その近くに白い [シデコブシ] の花が満開に咲いていました
またその先の湿地より少し高い乾いた芝地の一ヵ所に紫色の可愛いい [ハルリンドウ] の花が群生しておりました
自分の疲れを洗い流してくれるようなきれいな自然色で今朝の不調もすっかり回復させてくれた気分です



[ ユキヤナギ ]


[ ヤマツツジ ]


[ ヤマザクラ -1 ]


[ ヤマザクラ -2 ]


[ ヤマザクラ -3 ]


[ シデコブシ ]


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392- [タンポポ]

2012年04月02日 | [登山・ウオーキング]
 [ 春の到来を告げるタンポポ ] 

今日から平成24年の新年度の活動が始まりました  プロ野球も先日からセ・パで同日開催で始まり世の中は本当に楽しく活動的になりました  企業の入社式も各地でフレッシュマンを迎えて開催されました
こんな日に老兵はいつものように八曽黒平山への登山ウオーキングを歩いてきました  (今日の歩きは 約4時間 約18km 25,000歩 今年37回目の快晴の空の元でのウオーキングでした)
帰路、[モミの木駐車場]近くの道端で南の空に輝く太陽に正対して咲いてるタンポポを見つけました  2週間後にか白いワタボウシに急変する変な植物です
入鹿池には池の北端に真っ赤に塗装された鉄製の巨大な入鹿大橋があります  その近くの湖岸近くに車(SUV)を停めて歩きに行きます  その近くの幹まわり7cmくらいの馬酔木の樹があります  その樹に真白な花が咲いていました  馬酔木(アシビ)の花はスズランの花、ドウダンツツジの花に似た花です  馬が好んで食べて酔っぱらうのだそうです


[ 馬酔木の花 ]


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391- [巖頭洞コースの復旧工事終わる]

2012年03月30日 | [登山・ウオーキング]
 [ 巖頭洞コースへの入口 ] 

今朝、[モミの木駐車場]まで歩いて来てみるとこれまで路の修復工事のため巖頭洞へ通じるコースが通行止めにになっていましたが、工事が全て完了し進入禁止の立札も撤去されて今から通行できるると云うその現場に通りかかりました
現場監督らしい人に聞くと工事完了確認が終わったので通行できるとの答でした
許可されて工事後の最初のウオーカーとして興味津々の気持ちで歩いて行きました
昨年9月20日の台風15号で流失した8つの橋はどのように修復されているかを写真に撮りながら歩いて来ました (2011,12,20のブログを参照)
[亀割池]から流れてくるコース沿いの流れは雨上がりにも拘わらず黄色く濁った汚水の流れでこの流れには小魚一匹見つけることはできないのです
この汚水が日夜入鹿池に流れて行っている現状はさみしい限りです


[ 修復された最初の橋 ]


[ 修復された2番目の橋 ]


[ 修復された3番目の橋 ]


[ 護岸工事で歩きが安全に-1 ]


[ 修復された4番目の橋 ]


[ 護岸工事で山歩きが安全に-2 ]


[ 修復された5番目の橋 ]


[ 巖頭洞入口過ぎの6番目の橋 ]


[ 修復された7番目の橋 ]


[ 昔のままの8番目の橋 ]


[ 修復された9番目の橋 ]


[ 修復された10番目の橋 ]


[ 修復された11番目の橋 ]


[ 流失しなかった12番目の橋 ]


[ 流失しなかった13番目の橋 ]


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390- [春は来ていました]

2012年03月29日 | [登山・ウオーキング]
 [ ショウジョウバカマ ] 

春になると天気予報に杉花粉情報が含まれるようになります
3月中旬頃から風邪に似た症状で微熱や咳、痰の症状が出ていつもの元気を失い、ウオーキングから遠ざかっていましたが何時までもすっくりしないので今日は思い切っていつものコースで八曽黒平山登山のウオーキングに行ってきました
3月13日を最後に2週間ぶりのウオーキングでした
2週間のブランクで随分な違和感を感じながらも事なく全コースを歩いてきました
花粉の飛散が多いと予報されていましたのでマスクで防護しながら歩いてきました
2週間踏み入れなかった八曽の山の小径にはすっかり春が到来しているのにびっくりしました
快晴に澄み渡ったの[奥入鹿]の空の下に車(SUV)を停めて7時半から歩き始めました
来る途中、車の気温計は+2℃を差していましたが八曽川の葦の葉には真っ白に霜が降りており、水溜りは薄い氷が張っていましたので山影のその辺りは零下まで下がっていたのだろうと思います
途中、[モミの木駐車場]を過ぎて林道に入り、東の空から射し込む朝日の温かい陽気を感じながら歩いていると左の林からウグイスの鳴き声が聞こえてきたのです
今年初めて鳴いてみたのかと思われるような幼稚な鳴きごえのウグイスの初音でした
1週間もするともっともっと上手な鳴き声を聴かせてくれるだろうと思われます
久し振りのウオーキングを記念してくれるような初音でした

周回道路傍の[山の神]①から右折して黒平山へ向かう林道を⑧番、⑨番、⑩番と歩いていくと径の両側に紫色の可憐な花を咲かせる [ショウジョウバカマ] の群生地があります
地面に接して青い葉を残して冬を越した直径10cmくらいの放射状の葉っぱの中心から延びた茎の先に薄紫の花弁の花が咲いていました
この辺りには濃い色の花と薄紫の花がありますが雌雄の区別があるのかどうかは知りません
これから暫くの間あちこちに紫の花を楽しませてくれます

帰路、[八曽キャンプ場]から[モミの木駐車場]までの30分間のウオーキングには山側から下った岩盤の肌に寄り添うように咲いた [スミレ] がそよ風に揺れながら小さな紫の花弁を見せてくれます
この季節の野山は数日見ぬ間にすっかり衣替えをして春の装いをして行きます
枯れ木のようだった梢にはムラサキや黄色、ピンクの新芽が先端を尖らせて息吹いています
野山にはすっかり春が駆け寄ってきていました


[ 岩肌に咲いたスミレ ]


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388-『名古屋ウイメンズマラソン-2012』

2012年03月11日 | [登山・ウオーキング]
 [ なごやドーム内のゴールの模様 ] 

毎年春に名古屋で開催されていた[名古屋国際女子マラソン]が今年から名称を[名古屋ウイメンズマラソン2012]に変更され発着点も瑞穂競技場から名古屋ドームに移されて一般市民も参加できるシティマラソンとして規模が拡大され、今回の参加者は13,114名だったそうです
女性のみの世界最大のマラソン大会としてギネスワールドレコードに認定されたそうです
また、併行して男女のハーフマラソンも実施され両大会の参加者は総勢26,615人だったそうです
天気は快晴、微風の好条件に恵まれさんかした選手には走りやすい大会だったと思います
優勝した尾崎好美選手(2時間24分14秒)のみならず全選手が好成績を残して良い思い出を名古屋に残してくれたことと思います

私は5時に起き急いで朝飯を食べ、高蔵寺駅から中央線に乗って大曽根駅に向い、6時半に駅に到着
スタート地点の名古屋ドームをまで行って近くからマラソンコースを逆打ち経路で南に向かって歩き始め、内山町で右折し桜通大津に向かって歩き、名古屋城を左に見ながら城見通り2丁目から折り返し点の厚生通り2丁目まで歩き引き返して同じ経路をドームまで歩いてきました
今回のマラソンコース歩きは昭和63年(1988)以来私には7回目でしたが、いつもマラソンコースを逆方向に歩きます
その理由は走って来る選手を応援できる時間と選手を前方から迎え待つ形で応援する方が見やいからです
選手は 09:10 にスタートしてトップの選手は 11:30過ぎ のゴールが予想されます
そのゴール近くでのデッドヒートをできるならば見たいからです
今回のコースは初めてでしたがドームを 06:45 に歩き始め、ドームへの帰着は 12:30頃 でした
途中の競技の進捗は携帯ラジヲをイアホーンで聴きながら歩きます
途中の適当な処で食事もしながら歩きます
今回は 約28km を 6時間弱 で歩きました

今回のマラソンは大勢の市民が参加する市民マラソンだったのでこれまでより見物する観衆が多かったように感じました
また以前の大会に比べて中日新聞の旗もなく印刷物の配布もなく些か派手さを欠いた静で淋しいような印象を受けました


[ 市民ランナー用に準備されるスポーツドリンクの紙コップ(10:24) ]


[ 市民ランナー用にバナナが準備されていました(10:25) ]


[ 37km地点を走る選手たち(11:22) ]


[ 37km地点を元気に走る選手(11:22) ]


[ 37km地点を足取り軽く走る選手たち(11:23) ]


[ 37km地点を元気に走る選手(11:23) ]


[ ゴールはドームの中にあります(12:26) ]


[ 頑張れ ゴールまであと少しだ(12:26) ]


[ この選手も3時間20分台でゴールできます(12:27) ]


[ ドームに入ってゴールする選手を応援します(12:29) ]


[ この選手も3時間25分台でのゴールです(12:31) ]


[ 土佐礼子選手(2004年優勝)の引退記者会見(12:52) ]


[ 会見を終えてお嬢さんを抱っこする彼女(12:53) ]


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387- [黒平川護岸復旧工事②]

2012年03月07日 | [登山・ウオーキング]
 [ 川底で働く人とパワー車両 ] 

今朝、黒平川護岸復旧工事の現場にくると路は動力車キャタピラなどの轍でぬかるみ、歩きにくいぬかるみになっていました
少し行って工事現場にくると川底に2台の動力機械が下ろされ、川底の岩盤を「ガンガンガン」 「ガンガンガン」と大きな音を立てて割り砕いていました
こんな現場を見学しないで黙って通り過ぎる手はないと登山路から川土手の方に少し下りて見ると運転席の中でにっこりした顔でこちらを見かえしてくれたので観て行っていいよと了解の信号をくれたのだと理解し騒々しい削岩する耳障りな音の中でしばらく見学していきました
巨大な岩盤になかなか爪が撃ち込めず砕くことができない様子でした
川底の岩盤を打ち砕くにはこの小型機械のパワーでは力不足らしい様に見受けました
現場の喧騒な様子を写真に撮り、時に振り返りながら現場を後にして[黒平山(327m)]を目指して歩いて行きました
帰りに現場を通り過ぎる時は丁度昼休みの時間でみんな作業を休んでいました
近寄って今朝の削岩現場を上から観ると崩れた石垣に沿って広さ2へーべくらいが平たくきれいに整えられていました
小さくでもさすがは機械の威力です
もしこの機械がなく人力だけでは何時間経ってもとても達成しえないパワーです
人力のみが頼りだった昔の人たちの大変さを噛みしめさせられる一刻でした
上流の[八曽の滝]から流れてきた水の流れは石垣が崩落した右岸の流れを砂袋と岩石で堰き止め、左側に新らしい水路を造って山からの水を下に流していました
水路を変えることは今の機械力を駆使すれば大変な工事であっても可能なことです
しかしも一度び上流に豪雨があれば流れくる土石流でこの大きな人工の工事も一夜にして木阿弥になってしまうのではないだろうかと案じられます
今の日本の山野に必要なことは多くの人手を入れて瀕死している山を活き還らせることだと思います
そうすればスギ花粉症患者もなくすることが可能だと考えます

今夜は金山で[エム会]の集いがあるのでウオーキングから帰ったら支度をして月一の名古屋の空気を吸いに行ってきます
深酔いする悪い癖は76を過ぎた今も未だに治らずわれながら困ったものです

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(3月13日追記)
1週間経過した今日、この場所に来てみると右岸の川底は生コンを流し込んで修復工事が進捗していました


[ 川底に生コンが流されて整地された右岸 (03/13) ]


[ 生コンで整備された右岸全景 (03/13) ]


また、この場所から 50mばかり下った場所は夏季キャンプ場を開いている時は鱒釣りもできる木陰で涼しいきれいな場所でしたが昨秋の豪水で埋まってしまいました
今朝みるときれいに川底の岩石も浚渫され以前の様子に近い景観が復活していました

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(3月30日追記)
今日ウオーキングの帰りにこの場所を通ると丁度工事器材を撤収する車両が引き上げる処に遭遇しました
去年9月の台風15号が残した爪痕は約1か月の工事で修復・治水の工事は終了し、[八曽の滝]から流れくる清流は白いコンクリートの肌を太陽の光を反射しながら下へ静に流れて行っていました  豪水で根こそぎ流れ着いた大木は流れを塞ぐように跨いで横たわったままでした
以前のキャンプ場の流れは昨年の夏に続いて再び浚渫され美しい流れに変わっていました


[ コンクリートで修復された川岸 (03/30) ]


[ 土石流の堰き止め工事 (03/30) ]


[ 浚渫されてきれいになった流れ (03/30) ]


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385- [黒平川護岸復旧工事①]

2012年03月03日 | [登山・ウオーキング]
 [ 川底を掘り返すパワーシャベル ] 

昨年の9月21日に太平洋岸を通過した台風15号は黒平山から入鹿池に注ぐ五条川にも大きな豪雨の被害を残して(2012,09,22のブログ参照)いきました その後には[八曽キャンプ場](復旧再開を断念されたと聞く)から[八曽の滝]に向かって100mくらい上った処の五条川右岸の石垣が流失し、大きな洞ができていました
次に豪雨があると上を通る周回道路が崩落する結果にもなるのではないだろうかとの危惧していました
その場所で先週からパワーシャベルも到着し測量の杭が撃ち込まれ、近々に工事が始まる様子でした
今朝、歩いてくるとパワーシャベルが動力を最大限に駆使して川底の巨岩を掘り起こして水の流れを変える工事をしておりました
[黒平山(327m)]への登山ウオーキングの帰りには周回道路の同じ場所には背の高いクレーンが到着し、近くには10cm立方くらいの黒い砕石が運ばれてきていました
この腕の長いクレーンを使って工事資材として谷底に降ろすのだろうと思います


[ 八曽の山に不似合いなノッポクレーン車 ]

この八曽から入鹿池に至るまでの約4km余の流域を歩きながら間近にみていると豪雨のたびに根元から抜けて流れでた倒木が川の流れを塞ぎ一帯の施設を破壊しているのです
昔から続いてきた元気だった自然がこの八曽の山でもこれほどの破壊が毎年のように発生しているのです
原因を断つことが先決でこれを放置したまま壊れた所の修復工事のみを続けていっても結局は自然の威力の前に打ち負かされることは明白です
活きる力を失い死んだ山に今こそ必要な [人手と資金] を注入して活きる力を復活させることが急務だと思います
先祖が子や孫のために植樹して残してくれた杉や檜などが戦後放置されたまま枝落しなど樹木の健全な成育に必要な人手が加えられないまま放置されてきたのです
その結果、昔はなかった花粉症と云った新しい病気も発生し私たちを悩ませています
徒長した杉林の地面には太陽の光が入らず根が成長できないまま育ってしまいちょっとした風雨にも耐えられずに倒れ流され自然を破壊しているのです
昔は枝落ししたものは持ち帰って必要な燃料として使っていたのですが生活様式が変わりその必要がなくなったしまったのです
今こそ行政の力を発揮して昔の美しい日本の山を復活させて欲しいものです


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384- [間伐作業]

2012年02月28日 | [登山・ウオーキング]
 [ 年末から始まった間伐作業も明日(2/29)で終わります ] 

昨年末から続いた八曽林の間伐作業も2月末の明日(2/29)で終わるようです
2日前のウオーキングの時からブルの姿は周回道路の何時もの場所には見当たらず、
ヘリの訓練場がある[展望台]の方からチェーンソウの音が聞こえるようになったのです
作業の終末を迎えて別の場所に作業場が移動したのだと想います
写真のように周回道路に積まれた松樹の材木などは間伐を請け合っている佐合木材(株)が
大垣の材木市場に出荷するのだと云っていました
また虫食いで枯れた楢の樹など雑木は機械でチップにされ土地改良などの資材に使われるのだと聞きました
この間伐作業によって山の地肌に太陽の木漏れ陽が射し込むようになり、
落葉樹や下草が成育して腐葉土となり山の肥やしとなって山が少しずつ活かえってくる手助けとなるのです
この間伐作業が八曽すべてに、そして日本全土に普及し山の蘇生に寄与し
自然災害の減少に結びついたらと願っております
公有林は可能ですが民有林に残された杉や檜の植樹林は人手が入らず必要な枝落しをしないまま
徒長したはやしは既に山が死滅状態になってしまっています
このままでは水害は益々増えてくること必然です
山が活きかえることは自然災害を減少させるだけでなく多くの日本人が苦しんでいる花粉症も減少できると思います
地球にとって大切な事業なのです
今朝作業許可の表示を見ると3/12迄延期されて、
今日も積み出しなどの作業が続いていました(3/7追記)



[ 伐採作業のためブルで拡幅されたマス池への林道入口 ]

[八曽キャンプ場]も去年、一昨年と2年続いた上流からの
濁流による水害でかって美しかった清流のキャンプ場も山から流れ出た
倒木や岩石で破壊され荒れ果ててしまいました
[八曽キャンプ場]もキャンプ場として再び復活させることは断念され、
[八曽キャンプ場跡地]となることが決まったそうです
見るも悲惨な姿の[丸木橋]をそのままに残して放置されたままです

[モミの木駐車場]から[八曽キャンプ場]へ向かう東海自然歩道の林道は狭いながら
車が通行できる道幅があり、一昨年7/15の災害(2010/7/17のブログ参照)で
崩落した2ヶ所の路肩はコンクリートで修復(2011/1/26のブログ参照)され、再び通行が可能になっていました
処が昨年の台風15号(被害状況は2011/9/22のブログ参照)で崩落した路肩は
今日まで手つかずのまま放置され、車の乗り入れは禁止になったままです
キャンプ場が閉鎖されたのでこの復旧は手を付けられないままだろうと思います
このように八曽の山々は人手が入らずに長年放置されままで荒廃が極限の状態になったままです

下流にある[入鹿池]は四国の[満濃池]に次いで日本で2番目に大きな人造池で、
今もワカサギ釣りで冬は賑わっております
しかし[亀割池]から流れだした水が[モミの木駐車場]の手前の[第二号橋]の下を
通って本流の[五条川]に合流しております
その水は上流にある養豚所から流出した黄色く濁った糞尿の汚水で
その汚れた水が東方から入鹿池に日夜流入しているのです
そして[リトル ワールド]のある今井の町を[犬山CC]の横を流れて入鹿池に流れ込む小川沿いには
錆びた空缶が山と積まれて放置され、ここから流出した真っ赤な赤さびの汚水が
北方から晴れた日も雨の日も毎日時をおかずに入鹿池に流れ込んでおるのです
ワカサギ釣りやボート遊びで賑わうこの一見美しい池もこのままの放置が続けば入鹿池の水も
自然が持っている浄化力だけでは追い着かず、いずれ何時の日かそう遠くない日に [Deadsea] ならぬ
[Deadpond](死の池) になってしまうことが危惧され、
ウオーキングの度にこの現状を日々目にしている私には限りなく心の痛むことなのです


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383- [明日は雨水]

2012年02月18日 | [登山・ウオーキング]
 [ 薄く積雪した奥入鹿 ] 

明日は二十四節気の一つの雨水です
降っていた雪が雨に変わり積もった雪も解け始める頃だと云います
でも今年は今冬一番の強い寒気が昨夜からおりてきて日本海側はまたも大雪になり、記録的な積雪になったそうです
濃尾平野の北部にも関ヶ原を越えた雪雲から薄い積雪がありました
気温も-2℃まで下がり日中の最高気温も4℃止まりの寒い1日でした
厚いジャンパーと毛糸の防寒帽で保温を完璧にして歩いて来ました
(今日の歩きは 約4時間 約18km 24,900歩 今年24回目の快適なウオーキングでした)

今年は八曽の林道のあちこちにイノシシが掘り返した跡が各所にみられます
ウオーカーが歩く路は道幅が約1mの昔から多くの人が歩いてきた林道ですがその両脇が各所で掘り返されているのです
間違いなく前の晩にイノシシが出てきて掘り返した跡だと思える新しい痕跡もあります
イノシシが掘り返すところは路の両側に落ち葉が積もって湿った場所でその下にミミズが住みついているだろうと想像される場所です
そこを臭覚で見つけ出し掘り返してミミズを食べて冬の栄養にしているのだと思います
これだけ各所に出没の跡があるのにまだ一度も生のイノシシの姿に出くわせたことはありません
ぜひ一度遭遇して写真に収めてみたいと両側の林の木立の中を眺めながら歩いています


[ 昨夜も猪が掘り返したらしい新しい跡です ]


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382- [残雪の中に春の息吹]

2012年02月11日 | [登山・ウオーキング]

 [ タカノツメの新芽 ] 

今日は[建国記念の日]として国民の祝日です
私には本来の呼び方である [紀元節] の方が馴染み深い気持ちです
戦争に敗れた年の2月1日まで(当時国民小学校3年)、学校の講堂(今の体育館に相当)で全校生徒が整列して校長先生が奉安殿から拝持してきた[教育勅語]を傾聴してこの日を祝っていたのを憶えています
今から67年前の懐かしい想い出の光景です
今は日の丸もなく君が代も歌わない時代になり、単なる休日の一つに過ぎなくなって少し淋しい気持ちです
今日の[黒平山(327m)]への登山ウオーキングの帰りの林道で [タカノツメ] の小枝の先に小さな新芽が息吹いているのを見つけ、写真に収めてきました
マクロとズームを按排してみましたが腕の拙さをカバーできずボケてしまいました
冷たい空気の中にも自然界には春はすぐ近くまできている感じです


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381- [立春の朝]

2012年02月04日 | [登山・ウオーキング]
 [ 静かな雪景色 ] 

昨日の朝は全国的に記録的な最低気温を記録し濃尾平野もめずらしく最低気温が -6℃以下まで下がり、大分県のある地域では -14℃まで下がったと云う事です  今年は北陸、東北、北海道で平成18年の豪雪を超える平年の倍以上の積雪になり、インフルエンザの流行も各地で勢いをましております  お蔭で今の処風邪の兆候はなく健康を保てており名ばかりの立春の朝の冷たい風を突いて2月になって初めてのウオーキングに行ってきました
八曽周回道路沿いの[山の神]で右に折れて[黒平山(327m)]へ向かう林道を歩いて行きポイント⑦、⑧、⑨、⑩と過ぎて行くと径が左に大きく曲がる処があります  この地点の雪景色が私には最も自然らしらを感じさせてくれる場所です  一昨日降った雪が残って美しい景観を目前に呈していたので写真に収めてきました

日頃、八曽黒平山への登山ウオーキングでは山頂近くの[松の樹展望台]で遠方に春日井の弥勒山と道樹山の連山を眺めながら、視程の良い日にはもっと遠くの尾張旭に建つ地デジタワーを遠望しながら弁当を食べています  そのすぐ近くに幹周り10cmくらのな松の樹があります  きょう歩き仲間のMさんから教えられてその幹にこんな動物の顔にそっくりの枝の残景があることを知りました  ガラパゴスのイグアナにも似ていると思いませんか  谷の向こうの遠く高蔵寺方面を睨みつけているような顔つきに見える面白い造形でしたので私も写真に撮ってきました

[ 松樹の幹からイグアナ顔 ]


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