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奥様は海外添乗員〜メモリアル

さよならサイゴン

圧倒的に仏教徒の多いベトナムでは日に日に街中がにぎやかに華やかになっていく。デパートや大きなビルの入口にはHappy New Yearの文字を飾る看板の数々。

そう、彼らにとっての正月が間もなくやって来るからね。あちこちの市場にもお正月用なのか、はたまた日本人と同じようにお歳暮なんてものを贈る習慣があるのか?派手なお菓子の包みが並び出した。来月中旬にかけてこの街もさらに騒がしくなるんだろうなぁ。

ベトナム一の商業都市ホーチミンで過ごした僅かな日々は、いろんな意味でエキサイティングだった。なにしろエネルギッシュでなきゃ~いられなかったもの。だからちょっと疲れた、ってのも事実(笑)。

先にも書いたように、個人的にはちょっとした後ろめたさを抱いてやって来たベトナム。一番印象的だったこと、それは屋台の美味しさでもバイクの多さでもない。

戦後、かつてのサイゴンという街はホーチミンシティとその名を変えた。にもかかわらず、今回の滞在中一度たりともベトナムの人がその名を口にするのを聞くことがなかった。なぜって、彼らは一様にこの街をサイゴンと呼んでたから。

そうなんだ…この国の人々にとって、この街は今でも愛すべきサイゴンなんだ、と。それじゃ、ミスサイゴンの街にそろそろさよならしよう。

写真はオフィスビル前に飾られた旧正月用の飾り付け。

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