奥様は海外添乗員〜メモリアル

もう一度訪れたい場所~モロッコ編

    

前回の仕事から戻り早3週間。帰国後1週間も家にいたらそろそろお尻がむずむずしてくる「貧乏暇なし」を地でいく性格の私だから、もういい加減このぐうたら生活とサヨナラしたいとこだけどまだまだ続く厳しい現実。あぁ、それでもあと1週間の我慢。そんなわけで今週は今までのプライベートな旅を懐かしみながら、もう一度訪れたい国や街をご紹介することに。こんな暇な時にしかできない?掃除をしながら古いアルバムを引っ張り出したら出てくる出てくる、若かりし頃の写真たち。セピア色になりかけた古い写真の数々に思わず見入ってしまって掃除は進まず…そんな経験あるでしょ?考えてみるとここ数年は忙しさに埋没して、昔の旅をじっくり思い返す機会はなかったしね。

さて、写真は6年ほど前に旅したモロッコのフェズの街での1枚。カサブランカからはじまった旅ではマラケシュ~ワルザザード~エルフード~フェズ~タンジェと廻り、その後ジブラルタル海峡を船でスペインへと渡った。今ほどは日本で入手できる情報も多くはなかったし行き当たりばったり的な旅だったけれど、だから余計楽しめたところも多い。現地でのハプニングをトラブルととるか、楽しいサプライズととるかで旅の印象は全く違ったものになるはず。確かにイラつくことも色々あったけど(笑)、今となっては全てが楽しい思い出だ。

なんといっても印象深かったのはマラケシュ。北アフリカでは最大といわれるマラケシュのメディナでは毎晩屋台料理に舌包みを打った。ただいかんせん敬虔なるイスラムの国。屋台でビールが飲めるはずもなく、かなり悲しい思いもしたっけ。同様に忘れられない迷宮の街フェズ。自称ガイドを振り払いながら歩いた迷路にはさすがに舌を巻いた。だから途中から私たちにくっついて来た無邪気でめちゃくちゃ元気な子供たちにさすがに根負けして道案内を頼んだんだ。小さな頃から一生懸命自ら稼ごうという子供たちのたくましさにはアッパレという思い。とても怒る気にはなれなかったなぁ。

そしてその旅の中でぜひとも果たしたかったジブラルタル海峡越え。かつて北アフリカの砂漠の民たちが肥沃な土地を求めて同じようにこの海峡を渡り、ついにイベリア半島を支配した…その時の光景や彼らの気持ちを思い浮かべながら甲板で風を受けた。モロッコのタンジェからスペインのアルヘシラス、もしくはタリファまで高速船でたったの1時間半。もちろん今から1000年以上も昔のその時代、この海峡を渡ることはもっともっと苦難の道のりであったことは間違いないけど。それでもアフリカ大陸とヨーロッパ大陸がもっとも接近している場所(距離にして14~15Km)だということを理屈でなく実感として味わえたことに満足。「カオス」のかおり漂うメディナ、「アラビアのロレンス」そのままの世界が広がるカスバ…魅力いっぱいな国、それがモロッコ!



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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