奥様は海外添乗員〜メモリアル

マヨルカ・イビサ島旅行後記~サ・カロブラへの旅・3

    

パルマから列車とトラムを乗り継いで到着した小さな港街、ポルト・デ・ソーイェル。今日はいよいよここから最終目的地サ・カロブラへ向かおう。

    

ソーイェルでも、そしてここポルト・デ・ソーイェルでものんびりしたいのを我慢したのはここから出る船の本数がわずかなため。まずは目的地サ・カロブラを目指し、帰りがけに時間をみながらゆっくりするのが得策だ。

    

出発を待ちながら眺める空はますます青く、そしてそれにしたがって海の色も微妙にその色味を変えていくのがわかる。

    

さあ、そしていよいよ大海原向けて出発だぁ~!

    

海を渡る風は思いのほか冷たかったけど、太陽が大好きなヨーロピアンたちはもちろん甲板席を陣取ってる。ゆっくりと港を出た船がスピードを増したその時、甲板席にどよめきが。そんなみんなの視線の先にあったのは…

    

まるで私たちを見送ってくれるかのようなカモメの大群。「みんなも一緒に行こうよ~♪」

    

時おりヨットやクルーザーとすれ違いながらごつごつした岩肌に沿うように船は進む。日本なら間違いなく名をつけた奇形奇岩の解説をしながら進むところだろうが…幸いにも?解説は一切なし(笑)。

    

50分ほどして急にスピードを落とした船が向かうその先に、小さな入り江が見えてきた。どうやら目的地に到着したらしい。噂通り、本当に小さな入り江だ。

    

こんなところに着岸できるの?と思ってしまうほど小さな船着場へと船はゆっくりゆくり進んだ。そしていよいよ上陸。

    

そう、ここがサ・カロブラ。入り組んだ入り江の奥に隠れるようにたたずむ小さな村。私がマヨルカに来るにあたって、どうしても訪れてみたかった場所だ。

    

まるでネコの額ほどのビーチとそれを取り囲むようにわずかなレストランが並ぶ、まさに隠れ家的なビーチ。たぶん日本人が思い描くビーチとはほど遠いような(笑)。


    

それでもここには言葉では表現しがたいまったりとした時間が流れてる。もう誰にも邪魔されたくな~い!と心から思ってしまうような。

          

思いっきりふぁ~!と深呼吸したらお腹がすいてきた。この景気の中で食べたボカディーリョ(サンドイッチ)とビールの美味しさは、今回口にしたどんなものより美味しく感じられたことは言うまでもない。

    

イタリアのポルトフィーノをもっとずっとずぅ~っと素朴にしたようなここサ・カロブラは今回の旅での一番のお気に入り。マヨルカへ行くみなさんにはぜひおすすめしたいわ♪



みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。

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