大西洋に面しメシキコ暖流の影響で冬も温暖というイメージのここポルトガルも、残念ながらここ数日は荒れ模様。朝一番のニュースでは北部や山岳部での積雪を報道してるほど。リスボンからポルトへの3時間ほどの旅の中でさえ窓から眺める空模様は目まぐるしく変わった。青空が広がってると思いきや、突然真っ黒な雲から勢いよく落ちてきたのはなんとひょう！まさかここポルトガルでひょうに振られるとは思わなかったわぁ。コインブラで留守番隊の背中を見送った後、うつらうつらしながら到着したポルトの街もどうやらお天気は同じらしい。アズレージョがとっても綺麗なサン・ベント駅から街へ向かって歩き出すと、交差点のあちこちに大きな水たまり。「曇り時々晴れ時々雨」という天気予報は大当たりだ（笑）。
さて、暗くなる直前に無事到着した留守番隊と連れだって出かけたのは市庁舎裏手の路地にある小さな店、Ｌａｍｅｉｒａｓ。よく似た兄弟が切り盛りするここはレストランと言うより食堂といった感じ。美味しくてとにかく安い店！というふれこみでレセプションのお兄ちゃんに教えてもらった場所。確かに、入口から続くカウンター席には地元のおじちゃんたちがずらりと並んで食事してる。スペインのバルに似た雰囲気のこういう店、二人とも大好きなのよね。
選んだメニューはバカリャウ（干し鱈）のフライにフライドポテトとサラダをワンプレートにしてもらったものと、店主おすすめのバカリャウ・ア・ゴメス・デ・サ。これは干し鱈と玉ねぎを炒めたものに茹でたジャガ芋と茹でたまごを混ぜたもの。どちらもポルトガル料理の代表選手、素朴でとっても美味しいの。でも美味しさもさることながら、驚いたのはそのお値段。これにビール3本、さらにビーニョ・ベルデという微炭酸のフレッシュなワインのハーフボトルを含め、トータルで10ユーロしないとは！これもこの国の魅力だね。そんなわけでポルトの夜に乾杯～♪
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