ここへ来るまでにも書いたように、マヨルカはスペイン人にとってはもちろん、太陽の乏しい北ヨーロッパの人たちから愛されるリゾート・アイランド。本格的なバカンスシーズンともなると各地からチャーター便も飛ぶほど人気の地だ。イースター・ホリデーとはいえシーズン前の静かすぎる島をイメージして来た私の予想は見事に外れ、家族連れやツアー客があちこちで目につく。それでもまだまだ素朴さが残るのは、マヨルカの魅力か。
そんなマヨルカもスペイン本土同様、かつて海を渡ってやって来たイスラムたちに支配されてた歴史を持つ。考えてみれば地中海に浮かぶ島だ。海を挟んだ国々から様々な民族がやって来てはその度に街を築いたというのも当然か。それでも現在の島には、そんな歴史の中ではもっとも新しいイスラム支配を感じさせるものは少ない。
そんなマヨルカではパルマの中心となる迷路のような旧市街にわずかにその名残を感じられるくらい。中でもかなり保存状態のよいイスラム教徒たちによって造られ使われた浴場跡は、唯一と言ってもいいくらい当時の歴史を語ってくれる遺跡。煉瓦造りの厚い壁の中に温水を流すことで浴室内を温めた、いわゆるサウナ風呂。素材は違えど現在でもトルコあたりで利用されてるものと同じだ。かつてイスラムたちにとってもここマヨルカはやっぱり「地中海の楽園」だったんだろうか…
みなさんからのコメントはいつも楽しく読ませていただいています。ただ諸々の理由によりこの年明けからコメントへのお返しはしていませんのでどうぞご了承下さい。また旅関係のご質問やリクエストに関しては、できるだけ今後のブログ上に反映させていきたいと思っています。
← きっと地中海の楽園だったマヨルカにクリックしてね。
← 留守番隊のホームページ「Olive-Leaf」も見てね。
← お見積もり依頼はこちらから
最近の「プライベート旅行」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2022年
人気記事