昨日は思いつきで出かけてしまった関係で、一日サボってしまいました。こんなぐうたら日記ですが、楽しみにしてくれていたみなさん、ごめんなさい。では今日は再び気合を入れて、と。飛行機の話題が続きますがもう一丁いきますよ。お出かけとなればやっぱり気になる荷物のお話です。とにかく最近は昔とは大違いに気を使わなければならない航空機預け入れ荷物。もちろん機内に持ち込む手荷物にしてもしかりですが、逆に預けてしまう荷物に関しては意外と無頓着だったりしませんか。それもそのはず?手荷物は実際に自分で持ってセキュリティーチェックを通過しますから、自然と注意するのが当然。ところが預け入れ荷物は航空会社のカウンターでバイバイですもの。そこから先のことをあまり考えないとしても無理はありませんね。
数年前から団体であっても昔のようにまとめてポ~ンと航空会社に引き渡すことはありません。昨今のご時世もあり、治安の理由から荷物に関しては基本的に個人チェックイン。つまり各自でカウンターへ出向き、自身で荷物を預けるのが普通です。ですが、こういった預け入れの荷物に対する注意事項(入れてはいけないものなど)を周知されている方は残念ながらまだまだ少ないのが現状のようです。ちなみにツアーの場合は受付の段階で簡単な説明やご注意を申し上げることはありますが、実際問題、その1から10までをこと細かく説明することは時間的に不可能です。30名を越えるようなツアーでそんなことをしていたら、間違いなく搭乗開始時刻には間に合いませんから(汗)。
もちろんそうはいっても説明の必要もないくらいよ~くご存知の方とそうでない方の差があるのがツアーの辛いところでもあり、初対面の方にどの程度の説明が必要かという見極めはなかなか難しいものがあります。相手から質問が出れば別ですが、そうでなければ(事前にご案内書は差し上げているので)ある程度の認識はしていただいていると解釈させていただき出発に臨むことが常。が、出発に際してこういった荷物に関するびっくり仰天事っていろいろあるんです。
まずは荷物の重さ。ご存知のように原油の高騰に伴い数年前から預け入れ荷物の重量制限は各社ともずいぶん厳しくなっています。ひとつひとつの重量が20~23Kgというのが各社エコノミークラスの上限。最近は多少の超過であってもしっかり超過料金を請求されますよ。さらに格安航空会社では荷物を預けること自体が有料なところもあるくらい。でもまあ出発時であればそれ以上重くなるなんてことはないはずなんですが、たまにいらっしゃるんですよね。いきなり36Kgとなると、さすがにびっくりです。いったい何が入っているの?と、出てくる出てくる。1,5リットルサイズの水のペットボトルが何本も。さらに山のようなリポ○タンD。現地の水事情や健康を心配される気持ちはわかりますが、少なくとも水はどこでも買えますからね。わざわざ日本から持って行くとなると、かなり高いものにつきます。
さらに入れてはいけないものって色々あるんですが、まずは安全のために引火の恐れのあるライターやマッチ、そしてガスの入ったスプレー缶などなど。こういったものが入っていないかどうかは実際に荷物を預けるカウンターでも確認されることが多いんです。安全運行のためにそれは当然のことですよね。でもその場には昔のようなX線の検査機がありませんから口頭での質問だけで終わってしまいます。本当は入っているけど面倒くさいからって「いいえ」と答えてもわかりません。でもそれでいいんでしょうか?カウンターで航空会社のスタッフに委ねた私たちの荷物のその後。ちょっと考えてみたことがありますか?
飛行機のお腹に積み込まれるたくさんの荷物。その中身を口頭チェックだけで積み込んでしまうはずありませんよね。そう、受付時の混雑緩和等を目的に現在ではたいていの(国際線の)空港、航空会社はいったん荷物を預かった後でセキュリティーチェックを行っているんです。間もなく搭乗開始という段でお客様の呼び出しがかかることがあります。呼び出された方の元にはその方が預けたはずのスーツケース。その場で鍵を開け、ガサガサと…そんな光景が時おり見られますが、あってはならないものが発見されればこうなりますといういい例です。私が目にしたことのあるケースとしてはライターだったり、(高山病対策の?)ガスボンベだったり。あるいはガスの入ったカートリッジタイプのヘアーアイロンも一部対象になってしまうようです。いづれにしても本人だってバツが悪いでしょうし、何より遅延の原因にもなりかねません。安全に関わることだけに、わかりゃ~しないだろう的な甘えは許されませんね。
そうかと思えばパスポートやお金を入れてしまっている、正直なところあきれてしまうケースも。もっとも受付の段階でパスポートのチェックはしますからそのまま預けてしまうなんてことは起こりませんが…カウンター前でスーツケースを開いていただくことって、意外と多いんですよね。あるいはお金を入れてしまっているケース。荷物が絶対になくならないとは誰にもいえないことですし、「もしそうなってもこれは航空会社の免責事項。預けた方の自己責任ってことになりますよ。」と説明すればどなたでも取り出します。
旅行が決まったらすぐにはじまる旅じたくの楽しみ。いろんなものを持って行きたくなるのは山々ですが、今は色々な制約がありますからね。空港へ行ってから慌てることのないように、もう一度チェックしてみて下さい。ちなみにツアーの場合は各旅行会社から送られる日程表やその他のご案内の中に必ず!荷物に関する説明があります。「あったような気はするけど読んでないわ」という方が実に多いんですが、空港に来てからでは遅いこともありますからしっかりチェックして下さ~い。旅は道づれとはよくいいますが、荷物も仲間に入れてあげて下さいね♪
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