思いの中に生きる

奇蹟の人「長尾弘」先生の法話

思いの中に生きる

2015-02-11 01:25:57 | 日記

       恩師のご著書「思いの中に生きる」より


           許しについて


先の続き・・・

許すことのできない人を許したときほど、自らの心の喜びが大きくなります。
許せないから、私たちはよう許さなかったのですね。
しかし、許さない限り自分自身が許されないんです。
相手を許すのではない。
許させていただくんです。
心の底から許させていただいたとき、その人を見ても、その人のことを思い出しても、
縁に触れても、もう腹は立ちませんが、許しておりませんと、
普段は忘れております。

しかし、その人のことを聞いたり、あるいはその人のことを思い出すと、また
顔を見たりしますと、「あの人はあの時えらいめにあわせやがった」いって、
その時の苦しみがそのまま再現されるんです。
即そのままその苦しみが自分の心の中に蘇ってきます。
だから、死んでももっていかなければなりません。
人は誰でも過ちを犯します。
自分も犯したはずです。

その犯した自分が許していただいて生きさせてもらっています。
では、人の過ちも許させてもらって当然です。
それは相手を許すと思うから許せないのです。
「許すことによって自らが許していただける」ということを知った時、
恨めしい方・憎い方・腹立つ方を許すことによって、自らがその怒り・憎しみから
解放されます。
だから許すのではない。
許させていただくことです。

許さない限り、その苦しみは死んでも、もっていくことになります。
出来事は今を境としてすべて過去へ過去へと過ぎていくものですね。
今日のこのお話も明日になれば、もう昨日という過去へ過ぎ去っていきます。
喜びとか、あるいはこういう場所で心安らいだ時間は、自分の心の中に大切に
しまっておいても結構ですけど、
怒りや憎しみや恨みのそういう苦しみはもう過去へ過ぎ去っていったものですから、
一時も早く自分の心から離すこと、
嫌なものはできるだけ早く捨てることですね。
その時、荷物が少なくなります。

たくさんの荷物を背負うておりますと、
やがて絶対私たちが避けることのできないあの世への旅ですね、
その時にその荷物の重さによって、まず、三途の川で沈没を起こします。
荷物は軽い方が結構です。
今こうして健康に生きさせていただいている間に、
できるだけ荷物を軽くしていきたいと思います。


           ~ 感謝・合掌 ~



※ こちらも御覧下さい。
「恩師「長尾弘」先生の関連ブログ」
① 「神の御心」・心身の神癒
http://blogs.yahoo.co.jp/tenzenhana 
② 「光の天使」・ブッダのことば
http://blog.goo.ne.jp/minraianko 
③ 「神癒の奇蹟」・心身の神癒
http://blog.goo.ne.jp/kaminoiyashi 
④ 「長尾弘先生垂訓」心行の解説(上下)・講演集
http://blog.goo.ne.jp/hanatenzen 
⑤ 恩師「長尾弘」先生御著書・御講演 
http://blog.goo.ne.jp/eikawa-tenzen 
⑥ 恩師「長尾弘」先生御著書・思いの中に生きる (新規に追加)
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