ー手術の結果ー

昨日の九州は とんでもない豪雨だった


手術 当日に何て雨だ！

土砂降りの中 病院へ着く

担当の先生も この雨で病院へ来れていない！？ 近所の川が氾濫しそうなのだ！

うん？これは何かが噛み合ってないんじゃ？いやな予感？手術は延期するべきなのか？と

一瞬頭を過った

でも 腫瘍は待ってくれない

５センチ大になった腫瘍は いつ破裂してもおかしくない状態

今日 やると決めたのだから 今日 何があってもやってもらおう！

｢雨が降ろうが 風が吹こうがかかって来い！」ってよく言うけど

ハハァ 今日はホントに雷付きの豪雨 台風並みだ･･･もうー逆にやるしかないだろ


別れを惜しむ間もなく ミントは看護師さんに連れて行かれた

一緒に居る時間が長ければ長い程 やっぱりやめようと飼い主の気持ちが揺らぐからなのだろう？

事務的にサッサっと行う

執刀医の先生は 俺の目の前に”同意書”を置き

手術等の説明を始めた


まずは 小型犬だし老犬だから 全身麻酔にリスクがあります

腫瘍が５センチ大で大きい

他の臓器に癒着していれば 時間がかかりリスクも大きい

肝臓に転移していたら 助けることは難しい

上手く腫瘍を取っても その腫瘍が悪性なのか良性なのかは病理検査の結果待つ

おまけに この雨で担当の先生は来れてない 看護師も数名来れてない

別の手術も入ってる ベストな条件ではない

聞けば聞くほど 不安要素満載なのだ


でも 俺らはミントの生命力と先生の技術を信じるしかない

そして 同意書にサインをした


その後 病院を出た２人は”自問自答”しているのか 会話をする事はなかった

仕事に戻り ３時半ごろ電話があった


｢無事！手術は成功したよ！｣ 弾んだ家内の声が 電話の向こうから聞こえた


良かった！体の力が抜けちまったよ～

緊張から解放された脱力感

車を止め ハンドルに頭を乗せ 目を閉じた

肺の中にある息をゆっくりと全て吐いた


昨晩は ミントの居ない夜を家内と２人で過ごした

夕食も一緒 寝るのも一緒 お代わりくれとワンワン吠える

オシッコした ウンチした イタズラした 怒られれば媚びを売り

うれしかったら 笑ってみたり 淋しかったら ク～ンと鳴いてみたり

いっぱい動いて お腹いっぱい食べると 仰向けになり白目向いて死んだように寝る

そして俺らの時間がやって来る･･･

ミントがいないからこそ分かる｢喜怒哀楽｣

俺らはいつもミントに感情を貰ってたんだなぁ～って

つくづく気づかされるんだ


限りなく人間に近い犬 いつか喋りだすんじゃないのかと思っている

ずっと家族の一員なんだ


今回の動物病院の先生方も ミントを家族の一員として接してくれてありがたかった

本当に感謝したいと思う

手術の痕が１５センチほど残るが

これで ミントの寿命がすこしでも延びて 結果あの時手術をして良かったねって思える日が来るよう

沢山の想い出をミントと共有したい 笑って過ごせる日々を１日でも送りたいと

心の底から思うのでありました



皆さま 沢山の応援 本当にありがとうございました




この写真は お出かけ前の 笑い顔です