パ・リーグの方が熱い気がする・・・という方が近いかも。
今年もプレーオフ進出権と上位ボーナスを賭けた戦いが熱く展開されていますね。勝率1位はライオンズか、ホークスか、ファイターズか。今日の時点で上位3チームは3.5ゲーム差以内にいます。
未だに賛否両論の3年目ですが、私はプレーオフ歓迎な考え方のファンです。
これはもう議論され尽くしているところだと思いますが、100試合以上のレギュラーシーズンを戦って決まった順位が3試合か5試合かそこらでひっくり返ってしまうのは変だ、レギュラーシーズンの順位は何なんだ、というのはその通り、一分の隙もなく正しいと思います。
しかしプレーオフのゲームは面白いです。一流の野球技術を持つプロ野球選手がですよ、負けると明日がない高校球児のように熱く全力でひたむきに勝ちにいく。勝ちたい、絶対に負けられない。その気持ちがぶつかりあって、素晴らしいゲームが展開されます。ファンもそのゲームの持つ意味を知っています。そこに劇的なドラマが、大きな感動が生まれます。
少なくとも過去2年のプレーオフはそうでした。
なんでこうなるのかと言えば、100試合以上戦った順位が3試合か5試合かそこらでひっくり返るからです。プロは等しく優勝を目指して1年間を戦っているわけで、その試合で負けて失うもの、勝って得られるものがあまりにも大きいからでは。
プレーオフなしでは、そのような舞台はありません。「勝てば優勝」「負ければ優勝消滅」のゲームはありますがそれは数字の上での話。大勢は既に決しています。明確な勝負の区切りというのはないに等しく、いつの間にか優勝ムードになり、敗色が濃くなって、終盤の日程は消化試合で埋め尽くされることになります。稀に「この試合で勝った方が優勝」という試合もありますが、それは何十年に1度あるかないかの伝説のシーズンの話です。
そのように考えると、来年のセ・リーグの「勝率1位が優勝、プレーオフ1位は日本シリーズ出場権」というのは、どうにも半端に感じられて気にくわない。パ・リーグのプレーオフでは負ければ何も残らず、であるがゆえに熱い戦いが予想されますが、セ・リーグでは1位はリーグ優勝の栄誉を確保した上で戦うことになる上に、日本一を争う大舞台に準優勝や3位のチームが出場する
可能性があります。
こんなプレーオフだったらやらぬがましではないかなぁ・・・悪いところばっかり拾ったような制度に見えて仕方ないです。
ともあれ。
ツバメのしっぽが見えてきました。3.5ゲーム差!達川監督も浩二監督も果たせなかったBクラス脱出に今、マーティ監督とカープALL-INが挑んでいます。
カープも熱い!