A long time ago in a galaxy far, far away....
遠い昔、はるか彼方の銀河で・・・
あがりますねーーーー!
スターウォーズは好きな作品なのでやるときいたらとりあえず観にいくのです。
というわけでユナイテッド・シネマとしまえんでみてきました(・∀・)
IMAX3Dが良かったのですが、1200円クーポンを使いたかったので2D字幕吹き替えです。
例によってネタバレ全開でいくので、これから観る予定のあるひとなどネタバレが困るひとはここから先はみたらダメだぞ!
ではスタート!
ネタバレ含んじゃうぞ!レイア姫とルークは実は兄妹だったんです!!
ええっ!なんだってーーー!知らなかったよーガーン!(゜д゜)
とかなっちゃうぞ!いいの?
…って前にも似たようなことを書いたような気がするなw
今回も全く予備知識なしでいきました。感想をひとことでいうと「おもしろかった!」です。ちゃんとスターウォーズだったし!満足。
っていうか、エピソード1〜3よりもスターウォーズっぽかったと思いました。私どうもエピソード1〜3は好きではないんですよね。スターウォーズっぽくないから。7はよかったですけど。
この作品は、スターウォーズエピソード3と4の間の時期を描いた作品だそうです。
これを読んでるひとには釈迦に説法だと思いますが、一応解説をすると、いわゆる70年代後半〜80年代前半の「スターウォーズ」、「帝国の逆襲」、「ジェダイの帰還」の3部作は、エピソード4・5・6なんですね。で、2000年前後に公開された「ファントム・メナス」「クローンの攻撃」「シスの復讐」がエピソード1・2・3です。そして、この間のエピソード7は、6の後の話になるわけだ。
なにかが売れたから続編を作ろうっていうとき、リリース順と物語の時系列順をさかのぼって、こういう作り方されることよくあるじゃん。ドラゴンクエストだったら、3→1→2の順であり、ガンダムだったら、ORIGIN→ガンダム→Z→逆襲のシャア…みたいな感じですよ。
「エピソード4」を思い出すと、あれの話って要するに、レイア姫が、帝国の新兵器「デス・スター」の弱点を記録した設計図をR2-D2に仕込ませて、C-3POと一緒にオビ・ワンのところに届けようとしました…っていうのが物語の始まりですよね。今回の「ローグ・ワン」は、この、「デス・スターの弱点を記録した設計図」を命がけで同盟軍にもたらした戦士たちのお話、ということになります。
…っていうのは、観てるうちにわかった!
エピソード4で、同盟軍の誰かがいってましたよね。「この設計図を入手するのに、多大な犠牲が払われました…」と。そこのところの「多大な犠牲」の話なわけだ!
…っていうのがあるので、やっぱりこれはスターウォーズ4〜6を観てからのほうが、きっとおもしろくみられると思います。ガンダムとZガンダムをみてないのに、アナベル・ガトーの話をみても何のことやら?ってなるでしょ?ドラクエ3をやったときの感動は、断言するけどドラクエ1と2をやった後にしかないんだ。それと一緒だ。
そうですね、徒然なるまま書いていきます。
■「ローグ・ワン」というタイトル
まず、「ローグ・ワン」っていうタイトル。これっていうのは、私は最初は主人公の、デス・スターの開発者の娘の名前で、彼女がそのうちフォース覚醒して救世主的大活躍してヒロインに!みたいな単純な話だったらやだなあと思っていて、そういう期待値の低さが実は先にあったのですが、そういう意味のタイトルではなかったことが物語の途中でわかって、それがまずよかったです。これは、「スコードロン」の「コール・サイン」といって、飛行中隊の名前なんですね。これが劇中で、ほとんど偶然に生まれる言葉になってて。その言葉がでてきた瞬間、「それでローグ・ワンなんだー!」と思いました。それまで、「ローグ・ワン」ってタイトルはなんでなんだろう?って思ってたんですよ。で、その意味がわかったとき、この映画に相応しい、いいタイトルだなあと思いましたよ。
■ダース・ベイダーが超絶かっこいい
登場シーンは非常に少ないですが、めちゃめちゃかっちょいいんですよこれがまた!まさに圧倒的。やっぱり「悪の権化」はこれくらい最強で最凶でなければならんと思いますよ!ちなみに「ローグ・ワン」はスター・ウォーズですが、フォースを使いこなすキャラはこの、ダース・ベイダーのみです。他のジェダイとかは一切登場しません。ベイダー以外の多くの強いキャラたちは、普通の、なんていったらいいか、「すごいオールドタイプ」です。
■チアルートがかっこいい
「チアルート」っていう、ファイナルファンタジーでいうモンク僧みたいなキャラが出てくるんですが。これがいい味を出してたと思います。かっこいいw
盲目なんですが武術の達人みたいなね。中国系の役者さんだと思います。これが、「フォースよ我と共にあらんことを」とか念仏のように唱えながら、実に強い戦いぶり。で、よかったのが、スターウォーズの世界観を壊さない程度に程度をわきまえつつの東洋系テイストだったのがすごくよかったですねぇ。
■ドロイドがかっこいい
「K」って呼ばれてましたっけ。元は帝国軍のドロイドなんだけど改造しただかなんだかで同盟軍にいるドロイドなんですが、彼もよかった。実に強い戦いぶりで、実に物悲しい最期を遂げてくれまして。「ドロイド」なんだけど、いいキャラなんで、いつしか愛着がわいて、壊れてしまうときが悲しい、みたいなパターンのやつだったなこれは。
■デス・スターがかっこいい
まさに最強で最凶の兵器でした。本気だせば「プラネット・キラー」なんだけど、劇中では、街を1つ余裕で破壊できるっていうていで登場。これが火を噴くときに、デス・スターで日蝕が起きてね。爆風で全てが吹き飛ぶ。この規模がすごい。そこはスターウォーズなんで、馬鹿でかい。これは映画館でみましょう。
この話では、デス・スターの開発責任者がヒール役のボス的なやつなんだけど、その彼が最期にデス・スターにやられるんですが、その彼が最期に見たデス・スターの悪魔のような姿が…っていうのがまたしびれたですよね。
■スター・デストロイヤーがかっこいい
帝国軍の巨大戦艦ですね。エピソード4から出ている。これが大気圏内を航行してる!ホワイトベースかザンジバルか!っていう。スターウォーズは人工物が何もかも巨大!なのも醍醐味のひとつだと思います。その迫力がすごい。それは子どもでなくても、いいおっさんでも胸躍りますわw
それがちっこいエンジンで進路狂わされて衝突して巨大な質量になって惑星ゲートをつきやぶりながら撃沈するのはどうかと思ったけど、それもそれはそれでいいのだ!
■スターウォーズは戦争だ!
そう、スターウォーズは「戦争」の映画なのです。なのでいろんな兵器がこれでもかあれでもかってドンパチやる戦闘シーンがだいじだと思うのです。これがよくできてたと思います。艦隊戦も空中戦も地上戦もね。ウォーカーが悪魔のように出てきて陸戦部隊を圧倒して。対空砲火や雲霞のような帝国軍の迎撃機が同盟軍の戦闘機を落として。エピソード1〜3の戦闘シーンはどこかなめてたところあったじゃん。若干本気を出し切っていない感おふざけ感が。あれはダメだと思うのですよ。
その他、いろんなところがスターウォーズらしかったのもよかったです。スターウォーズといえば、一方で未来なんだけど、一方でワイルドで野蛮な世界でしょ。それがまた今作も次から次へと出てきてね。
なので、この「ローグ・ワン」は、「外伝」という位置づけなんだろうけど、「正史」の「エピソード1〜3」よりもよかったと思います。一方で、そんなに「大傑作!」っていうほどでもない、というのも率直な感想ですけどな。そこはやっぱり外伝ですね。映画みたらたいていパンフレット買うのですが、今回はパンフレット買わなかったから、私の中ではたぶんそれほどでもなかったのかも。
最後に。スターウォーズといえば、昨年の年末に、「レイア姫」を演じたキャリー・フィッシャーさんがお亡くなりになりました、というニュースは記憶に新しいと思います。この映画もラストシーンでレイア姫が登場します。そしてそれは予想できました。そうやって苦心の末に同盟軍艦隊に届いた設計図がレイア姫に届くシーンにつながるのだから当然そうなりますよね。
で、すごい似てましたけど。あれは本人だったんでしょうか?
と思って調べたら、本人なんだが、「エピソード4」のときの映像をCG加工して登場させているんだって。そりゃそうだよね、今はもうお婆さんなのですから。
今年12月公開予定の「エピソード8」は、既に撮影が終了していて、「エピソード8」が彼女の遺作となるそうです。
楽しみにしているよ(ノД`)
というわけで、★は4つくらいにしときます!
★★★★☆
スターウォーズが好きならみましょう。
では、また!(・∀・)