未来を拾いに

aikoのことしか頭にないひとのブログ

第7回水戸黄門漫遊マラソン2022

2022-10-31 17:21:31 | 雑記

はいどうも~「ジョギング効果ありすぎ!」シリーズです。

第7回水戸黄門漫遊マラソン2022
参加してきました!

結果は!

5時間41分34秒(ネットタイム5時間37分16秒)で完走(途中歩いたけど)できました!


28キロ過ぎで撃沈して、それからは歩き走りを繰り返しながら頑張って・・
みたいな感じになってしまったので厳密な意味では「完走」とはいいがたいけど、目標の「完走」は果たすことができた!


うれしかったーうれしかったよー

ありがとうーありがとうー


というわけで日記を書いておこうと思います。

 

ジョギングを始めたのは今年の1月でした。
コロナ禍で在宅ワークとなり、圧倒的に運動不足になり、人間ドックの数値が悪くなり・・医者にいったところ「運動しろ」「野菜を食べろ」と指示されたことがきっかけです。
最初はウォーキングだったのですが、ウォーキングだとヒマすぎて続かないのでジョギングにしてみて・・
最初はちょっとだけ走っただけで息が切れて走れなくなってましたが、徐々に「音楽1曲分走って2曲分歩く」とか、疲れないフォームを研究するとか、疲れないペースを研究するとかしつつ、とにかく「なるべく毎日少しずつでも走る」をしている間に5km、10kmと走れるようになってきて(=ジョギングくらいのペースなら)、だんだんジョギングの楽しさにはまっていき・・

っていうのは当ブログの「ジョギング効果ありすぎ!」シリーズに書いてきたのでそっちを見てくださるとうれしいです。

 

ということで、この水戸が初めてのフルマラソン挑戦。

水戸を選んだ理由はいくつかあって、

・安い=9000円ほど。東京マラソンは23300円!ほかのもたいてい15000円くらいする。
・抽選がない=先着順だがエントリーしたら参加できる。東京マラソンは倍率11倍?当たりません
・アクセスがいい(東京からクルマで90分。駅前スタート、駅前ホテル充実、駐車場も安い)
・日程がいきやすい(日曜日)
・沿道の応援がいい!っていう評判
・水戸はなんどか行ったことあって土地勘・安心感がある

というあたりです。
結果的に、水戸を選んでほんとうによかったとおもいます!


水戸駅前を9:00スタート。受付と準備と荷物預かりなどがあるので、水戸駅近くのホテルに前泊しました。
水戸駅近くのホテルが便利ですが、すぐ予約で満杯になってしまうようなので、早めの予約をおすすめします!

前日は、水戸の友人姉妹と一緒にカラオケいって(1年ぶりくらい=ちょう楽しかった)、水戸では有名らしい洋食の名店「タヴェルナハンバーグ」でお食事。

予約はいっぱいで、1時間30分待ち!くらいで入れた!
ワインも、「レアレアハンバーグ」も、チーズがけのサラダも、デザートのクレープも、めっちゃ美味しかったよー!
ありがとうありがとう(´Д`)

さらにとってもありがたいことに、水戸の美人友人姉妹、20km過ぎくらいのイオンモールのあたりの沿道で待っててくれるってなり。
20km過ぎまではがんばらないと・・ってなった笑


前日に、受付の時間や場所やスタートに並ぶまでの手順をおさらいして、翌日着てくものや装備を準備して・・

パンフレット。

装備は、キャップ、ウェア上下、膝サポーター(膝が弱くてすぐ痛くなるので・・)、ソックス、シューズ。
途中の給食のゼリーを2個(ドラッグストアで買ったアミノバイタル)、塩分補給タブレットを2個をポケットに。
ミネラルウォーターを腰ポシェットに差す・・

思えば、ゼリーと塩タブレット、給水ペットボトルを持参してよかったと思います。荷物にはなるが・・
給水給食は沿道に用意してくださってるんですが「必要」と思ったタイミングであるかどうかは未知数だったので。
結果的には、「ほしい」と思ったときに、沿道の給水給食がなかったりして、これで助かったと思った場面が何回もありました。

計測チップは、ゼッケンの裏に貼りつけるのではなく、靴ひもに結び付ける方式。


緊張だか枕が合わないんだかいつもと寝る時間が違う(早すぎ)だからか、ほとんど眠れず・・

当日は快晴!朝7:00から受付なので7:30くらいに指定の会場の小学校へ。

水戸駅には横断幕が!
8000人くらい参加するので、受付や荷物預かりの場所が水戸駅スタート地点周りに分散されていました。
①~⑥の受付場所があり。案内もわかりやすく、案内スタッフの方々も十分いてよかった・・

受付は、検温して、健康チェックシート(コロナ対策)を渡したら、荷物を透明ポリ袋にいれて、ゼッケンと同じ番号の認識票と一緒にテントへ。これもよかった。

スタート地点は駅前の大通り。A~Eのブロックにわけられている。私は最後方のEブロックスタート。
申込時に「どれくらいのタイムで走れそうか」を申告してあるので、それで、速いひとは前、遅いひとは後ろに振り分けてるっぽい。
これもいい方法だと思います!

早くきすぎてしまい、スタートまで40分くらい。ヒマ・・

スタート15分前から「開始式」が始まる。
水戸市長のご挨拶。こんな駅前スタートで、街をあげての応援支援体制、交通規制で水戸の街の名所を「漫遊」できちゃうコース。
ほんとうにありがとうございます!
ゲストの谷口浩美さんご挨拶。バルセロナ五輪で金メダル候補のひとりだったけど「こけちゃいました」の選手のひとね!首を傾けて走る独特のフォームで。こけちゃったけど、8位入賞は立派だったよ。

谷口さんの挨拶はおもしろかったし、ためになった。「今日はきっと暑いです。5km過ぎの最初の給水は必ずとってくださいね」

これは本当に。この日はスタート時点は肌寒かったけど、日差しが強くて、走り始めたらすぐに暑くなった!
10月下旬の気温で、朝は肌寒く、長袖にしようか迷ったけど、ノースリーブのウェアにして正解だった・・

谷口「こけちゃいました、はダメですよ~」

―w


そしてスタートの号砲!

スタートの景色はこんな感じ


Eブロックは後方なので、号砲からスタート地点を通過するまでの間にしばらく行列待ちになります。
スタート地点通過したのが4分後くらいか、そこでAppleWatchの時計をスタートさせる。
音楽がないとつらいので音楽もスタート。骨伝導イヤフォンなので周りの環境音や声援も普通に聞こえていい感じ。おすすめ。

スタート直後のペースはキロ6分30秒くらいか。Eブロックな割には、これから42.195キロ走るにしては早すぎる・・
んだけど、ばらけるまでしばらくそのペースに付き合う。

コースはこんな感じ

ばらけてからペースを7分ちょいくらいに落とす。だんだん暑くなってくる~
ちょっとトイレにいきたくなって、8km付近で並んでない仮設トイレがあったのでそこに飛び込む。
仮設トイレが十分にあってよかったです!

国道50号の広い道を茨城県庁方面へ・・

仮装したランナーや、「応援隊」のランナー?のお姉さんたちが元気に「がんばりましょー!おー!」って励ましてくれるw
沿道にはたくさんの水戸のひとたちが、ピンクの小旗を振って応援してくれます。太鼓をたたく小中学生も?
これらがほんとうにありがたくて、楽しい。

「5時間30分」のペースメーカーのランナーの緑色の風船が見えたので、そのペースに合わせて、後ろについて走ることにする!だいたい7分30秒くらいのペースか。目標が「5時間30分」なので、この緑風船についていけば完走や!

県庁の先を折り返して・・道が狭くなり、だいぶランナーもばらけてきます。
吹奏楽部の中学生?の演奏や、サックスを演奏してるお爺さん。
沿道のカーディーラーやお店のひとたちが店の前で、お店の宣伝w と声援!
お家の前では、赤ちゃんを抱っこしたお母さんや、おじさんおばさん、車いすのお婆さん。
老人ホームの前でも手作りの応援グッズでたくさんの応援!

↑緑風船

 

12km付近。
ケーズデンキスタジアム水戸が見えてきた。

水戸ホーリーホックのホームスタジアム。
Jリーグといえば、Jリーグのユニ着てるランナーがけっこういました。野球のユニはごついけど、サッカーのは軽くて薄くて通気性もよさそうで、ランニングにはよさそうですねー

水戸ホーリーホックのゆるキャラマスコットや、ユニをきたお兄さんお姉さんたちが元気に応援!

元気がでるよー(´Д`)
ありがとうありがとうー(´Д`)

しばらく田舎道がつづく。
15km付近で1回目のゼリーと塩タブレット補給。このあと30kmで2回目の予定
(いま思えば、10km、20km、30km、40kmの4回分用意しとけばよかったかも?とおもってます・・)


常磐自動車道をくぐってイオンモール水戸内原へ。

JRのかっこいい特急がイオンモールの前を走ってたのでパチリ。ここがだいたい20km付近。
JRをまたぐ橋のアップダウンが微妙につらいw

ハーフ21.0975kmは2回経験がある。
そのときのタイムは2時間30分前後だったので、ここまでの感じはだいたい計画どおり。問題はこの先の未知の距離・・

ここのイオンモールで、水戸の友人姉妹がいるよ!って言ってたので沿道を探しながら走る。
LINEで「緑風船の後ろを走ってます!」って送っておいたので見つかるはず!

イオンモール折り返した先あたりにいたー!ふたりとも緑風船の周りを探してたw
おーい!って手を振ると振り返してくれたー!

元気が出たー!出たよー!
わざわざこれだけのためにきてくれてありがとうーありがとうー(´Д`)

あんまり言ってないけどとてもありがたくてうれしかったです(涙)

 

とてもとても元気が出たところでここから先は未知の距離!
練習で30kmとか経験しておけばよかったんだけど、20kmとか走ったら心が折れてしまってそれ以上走る気にならなかったんだよ・・あ―不安だ。けど今の感じだとけっこうまだまだいけそう。

緑風船のペースメーカーランナーのお姉さんが「ここからはペースを落とします!30kmまでがんばりましょー!おー!」って言ってくれて「おー!」ってなる。

やっぱりマラソンは過酷で、ここまで緑風船と一緒に走ってたご年配のランナーが転倒したり、脱落したり・・っていうランナーもちらほら、っていうかけっこういる・・

「意外といけそう!」な感じできてたけど、自分にもその時が訪れてしまう!
28km過ぎで急に身体が重くなり、足が前に出なくなってくる。心肺機能は問題ないのだが、足が・・

緑風船に置いていかれる・・脱落する~!これが「30kmの壁」か!


で、ついに早歩き状態に。
歩くのは残念だけど、関門通過と6時間でゴールすることを考えたとき、歩くのもけっこう馬鹿にならないことは事前の作戦で頭には入れていたので、つらいけど、歩くけど、前進するスピードはなるべく落とさないように歩く・・
しばらく体力回復につとめる、またトボトボと走り出す・・

あと15km近くもある・・・

この「あと○km」の絶望感がきついんです!
人間というのは不思議なもので、同じように限界近い状態でも「あと4km」と思うと頑張れるが、「あと15km」は「無理だ・・」と思ってしまうんです。心が折れる。絶望感が襲う。

この29km~32km付近がいちばんきつかった!完走はダメかとおもいました。

この状態がしばらく続くも、沿道の応援にも励まされ、下りでは走り、また、まだ走れない頃にやっていた「音楽1曲分走って1曲分歩く」作戦でとにかくも前に進む。

千波湖に入って第4関門(33.4km。5時間)を、たぶん4時間10分くらいで通過。
事前に、「ダメだとしたらこの第4関門と第5関門が最大のハードル」(21km以上は未知だから)だと思ってた関門を通過。

千波湖一周。景色はとてもきれいだけど、それを楽しく観れる余裕などなし。もはや限界近い・・(´Д`)
この千波湖ゾーンが長かった・・
周りもほとんどのひとが歩いてます。走っててもものすごくゆっくりだ。足がつって動けないひともちらほら。普通に走ってたら無双状態になりそう(けどできない

完走率は87.7%だったそうなので、10人に1人以上はリタイヤ。思ったより天候が暑かったのと、給水給食不足でエネルギー切れに陥ったひとがけっこういたのかも。

白鳥がいたよ!

高校生の元気な応援もありがたい。仮装したり、「おまえの限界はそこまでか!」とかを画用紙に書いてたり、「はいはいがんばって!」って元気にあおってくる男子高校生たちw

くそお、とおもってがんばれるw


千波湖で折り返してくる中に脱落して遠くなってしまった緑風船(5時間30分のペースメーカー)をみつける!
その緑風船、5時間30分にしてはペース早くないですか?それだとたぶん5時間切れるよ・・っておもうw
実際はどれくらいのタイムでゴールしたんでしょう?

第5関門は何時だっけ?っていうのが頭に入っていなかったので焦る。ペースをあげなければ・・

っていうところで第5関門(38.5km。5時間30分)を、たぶん5時間くらいで通過!あと4km!
そして制限時刻までまだ1時間ある!

完走がみえてきた!いける!!

ってなって、ここまでボロボロヘロヘロだったのに、がぜん元気と勇気がわいてきて、再び走れるようになってきた!


・・・なので、人間やっぱり、身体の限界はありつつも、精神力というか根性というか、「あとちょっと!」とかで頑張れたりダメだったりするもんなんだよ・・

っていうのをすごく実感した・・


そして、これは参加したランナーほぼみんなが書いているところなんですが、38km付近のトンネル内の「応援」がほんとうに感動感激して涙が出そうになった!


入口にコーンが置いてあって、だんだんコース幅が狭くなって、クルマ1台分くらいの幅になって。
トンネルの入り口にでかいスピーカーがあって、大音量で、鼓舞する音楽が流れてきて。
風船とかなんかいろいろで飾り付けがしてあって。
右側にスタッフウェアを着た女子高校生たちがたくさん!
光る棒(アイドルとかアニメのライブでオタクが振るペンライト?)をもって、ワーキャ―――!
ってすごい、めっちゃ応援してくれるのw

これは元気が出るよーとくにおっさんはww

もう何度も心が折れそうになってボロボロになってね、あと4kmってことでやっと何とか前に進みはじめるタイミングでしょ。
これはほんとうに元気が出た!

ほんとうにありがとうありがとう!( ;∀;)


このトンネルを通過したらもう元気いっぱいですよ!
最後の40キロ過ぎに、割と有名らしい急坂上り坂があって、たしかにきつかったけど、割と平気だった!

ここで、ゲストの増田明美さんが坂を駆け降りながら「あとちょっとですよー!がんばってー!」って手を振って来てくれて、これもすごく元気をもらえた。

増田明美さんって有名ですよね?かつての元女子マラソン選手で、よくテレビにも出てるよ!


坂を上り切って、沿道も「あとちょっとだー!」っていってくれて、クランク気味に右折左折すると!
500mくらいはあったでしょうか。直線道路!の先に、「FINISH」のゴールが見えて!

この景色はよかったですねー。なんというか、ビクトリーロードですよ!
もうタイムとかは余裕だったので写真とったりしてw

 

ゴール!

時計を止めて、計測チップを回収してもらって、完走の記念品を受け取る。

完走メダルじゃ!
この紋所が目に入らぬか!
控えおろー!

ほかに、レース後の栄養補給用の水とかヤクルトとかバナナとか・・お土産をたくさんいただきました。
ありがとうありがとう(´Д`)

 

という初マラソンになりました。

そうですね。
水戸のひとたちのあたたかい応援と、給水給食などのあたたかいサポートがなければ絶対に完走できなかったと思います。
身体もきついが、それよりも先に心が折れるのよ!(過酷すぎて)

ハーフより先は未知の距離、終盤の関門を通過できるか、6時間で完走できるか不安しかありませんでした。

水戸の人たちの沿道の応援がほんとうにすばらしかった。
沿道にお住まいの皆さん、会社の方々、お店の方々、老人ホームの皆さん、中高生の吹奏楽部や太鼓の演奏、水戸ホーリーホックの皆さん、お爺さんのサックスの演奏、仮装した高校生の元気な応援などなど、くじける気持ちが数え切れないくらい何度も救われ、元気がでました。
特に38キロ付近のトンネル内の女子高校生の皆さんの応援はもう感動しちゃって涙がでそうになりました(終盤ボロボロでしたがそこだけ元気がでました笑)
初めての42.195キロは過酷すぎて何度も絶望しかけましたが、この応援と給水給食や仮設トイレなどのサポートなしでは絶対に途中であきらめていたと思います。
初めてのマラソンが水戸でほんとうによかったと思いました。
千波湖のあたりではきつすぎて「もう2度とやりたくない」と思いましたが、終わってみたらまた来年も来たい!と思いました。
本当にありがとうございました。

また来ます!


次は12月の川口マラソン予定ですが、ハーフマラソンなので気楽です。

それでは、また。