モラージュ菖蒲でみてきました!
例によってネタバレありなのでこれから観る予定の方、ネタバレが困る方はここから先は見てはいけません!
ではスタート!
ああああーーーーーーーーーーーーーー
恋をしたのはーーーーーーーーーーーーー
映画『聲の形』主題歌PV
印象的なラストシーンのあと、1テンポおいて、あの、何回聴いたかわからない、あいこの歌声が響き渡って。エンドロールが始まった瞬間。
それまでずーーーーっと我慢してたのがいっぺんに押し寄せてきて、ぶわーっとあふれてしまった感じになりましたよねーーーー
あああ、ここでaikoがくる、ここできたらもうダメだーーーー
ああああーーーーーーー
恋をしたのはーーーーーー
(´;ω;`)ブワッ
っていう!!
勿論私があいこファンだからそうなんだろうと思いますけど(笑
そして曲の最後の最後のピアノのたつたつさんのソロがいい!あの余韻が!CDでもいいけどライブや映画で聴くともうやばい!
じわーーーーーーと染みわたって!耳から入って全身に!そしてうわーーーーっと感動がひろがっていくんです!
だろ!
な!
これはaikoが大好きなぼくとわたしは観にいかなきゃいけないよねーーー(´∀`*)
というわけで、正直aikoの主題歌、最新シングル「恋をしたのは」が目当てではありました。が、映画も評判がよいので楽しみでした。
なんたってaiko自身がこの漫画が大好きで!ライブのMCで漫画のストーリーを熱っぽくしゃべってしまう!というくらいだし!
映画の公式HPにも、aikoがこの映画の主題歌の話をもらって、どんなにうれしかったか!っていうことが、aikoらしい言葉で綴られています。
プログラムに掲載されているaikoのコメント全文。
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私は「聲の形」が大好きです。漫画を読んで感動して、そのままライブで1冊分のあらすじを話してしまうほどこの漫画が大好き過ぎたんです。
「恋をしたのは」は愛する人を想う心の底にある誰にも言えない位揺るぎない強い想いを書きました。
心の中は計れないし、痛みや喜びすべてを同じ気持ちで感じる事は出来ないからこそ、想う強さを書きたかったんです。
硝子と将也、そして周りの仲間は私の憧れです。
少しでもいいから「恋をしたのは」が「聲の形」の映画の道の脇で咲いていられる花になれたらいいなと願っています。
主題歌を歌わせて頂き本当にありがとうございました。
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aiko。こんなにいい映画の歌になって、たくさんのひとにaikoの歌を聴いてもらえてよかったね(´∀`*)
そうですね。ネットの感想とか見てると、おおむね好意的ではあるのですが、中には気に入らなかった人もいるようで。「あそこでaikoが」「恋愛の映画じゃないのに!」っていうような声もちらほらあるようです。
いやいやいやいやそれはちがうとおもうぞ。aikoの、aikoらしい、いかにもaikoなラブソングで、aikoの歌声だからほっとするんじゃないか。
あれでaikoじゃない他の誰かの、なんかやたらとベタに感動的な詩的な説教くさい歌だったり、まぁ例えば生きるってすばらしいとか、人ってすばらしいとか?かっちょよすぎてよくわからない歌詞の技巧ににまみれた歌だとかしてみ。映画の物語があんな感じなだけにどーんと重くなるかもしれないし、それこそ「感動ポルノ」感がたちこめたりしてしらけてしまうかもしれないでしょ。aikoはその意味で、すごくよい意味で平明に歌をつくって、そして歌ってくれたと思います。あの爽やかな清涼感の感じで気持ちよく終われて、そして救われるような思いがしたのはaikoの歌だからに他ならないのです。
いや、ほんとにほんとにあいこでよかったとおもうよ(´∀`*)
主題歌ってともすれば映画から浮くことが多いんですけど(どの映画のどの主題歌がそうだと感じたかは伏せますが)、そうですね、例えば「時をかける少女」のときの奥華子さんの「ガーネット」はとてもよかったと思っています。
同じような感覚でaikoもいーんです!贔屓目ですが!わかりましたか!
後にラジオで聴いたのですが、主題歌、直前にあいこの希望で今の「恋をしたのは」に差し替えてもらったそうなんですね。差し替えられた幻の主題歌のほうはどんな歌だったのか気になるところですが、ともかくも「このふたりの歌はこっちのほう(=恋をしたのは)がいいかなとおもった」んだって。映画のスタッフの皆さんには多大なご迷惑をかけてしまったと。
aikoの曲もいろいろあるんですが、「恋をしたのは」はすごくバラードでね、aikoにしては起伏が少なく穏やかに進行するんです。「4月の雨」に近い感じな気がしますが、それよりも落ち着いてて、そしてaikoの息つかいなんかから、より魂というか情感をこめた歌い方をしているというか、しっとりしています。そのしっとり落ち着いた感じが、この映画のエンディングや主題歌としてすごくマッチしていると思うんです。この映画も、全体的にはスローテンポでゆったり落ち着いて流れていく「感じ」があるじゃないですか。緩急の「緩」がずっと気持ちよく続く感じというか。
そして、やっぱり「恋をしたのは」はすごくいいと思います。aikoのシングルはc/wにも定評があるのですが、「恋をしたのは」は、やっぱりA面の「恋をしたのは」がやっぱりいちばんよくて、CDをまわしてしまう。映画をみたあと、うちまで1時間くらいのドライブでしたが、ずーっと、「恋をしたのは」をまわさずにはおれませんでした。
…つか、映画の感想を書かなくては(笑
例によって、なんの予備知識もなくいきました。原作も読んだことないし。aikoがMCで「聲の形」のあらすじをしゃべってくれたライブには行けてないし!(いつのどこのだったんでしょうかね?
なんとなく、耳の聴こえない女の子(西宮硝子)と、その女の子が気になる男の子(石田将也)のラブストーリー?で、耳が聴こえなくても…っ!みたいな感動を散りばめたりとかして…なストーリーかな?くらいなイメージをもっていったんですが。
おおむねそのイメージで外れてはいなかったけど、当たってもいなかったですよね。主人公は西宮硝子ではなくて、石田将也。そして、タイトルの「聲の形」というのは、言葉がしゃべれない、聴こえないからどうこうという意味ではなく、人と人とのコミュニケーションのかたちの話なんだなぁと思った。誰が正しい、誰が悪いとかいうのでもなく、「これが正しい」っていう結論的な枠に押し込むものでもなく、いろんなかたちがあるんですよね、それは閉ざしたいときもあるし、無理もしなくていいし、傷もつくかも知れないけど、勇気を出していくときっといいとおもうよたぶん、っていうような。
硝子も、やたらピュアだったりしすぎたりもせず、やたらひねくれてもいず、普通の女子に描かれてたと思います。硝子役の声優さんは難しかったとおもうけど、よく演じられていましたね。そして、周りをとりまく環境。もちろんフィクションでありファンタジーではあるんだとは思いますが、リアリティを感じさせるところもあったと思います。硝子の母親は怖いし。小学生のいじめもけっこうしっかり描かれていたし。先生や学校はなんの役にも立ってないし。
そう、なんかいろんなものがよい意味で自然な感じで無理なくしっくり入ってきました。序盤、「なんでそんなことしてるの?」って軽く「?」があったところも、後半から徐々に回収されていきました。その回収の仕方もすごくさりげなくてうまかったとおもうし、台詞まわしもすごくよくできてた。「説明してる感じ」っていうのが全然感じられなかったけど、話がすごくわかったのがいい。あんまりにも「説明しすぎ」なのは無粋なんですよね。観るほうはそんなに馬鹿ではないので、ある程度は見る側に委ねるのがいーんです。そういう意味で完成度の高い映画って意外とすくないと思います。
どうしても同じ時期に観たので「君の名は。」と比べてしまうのですが。「君の名は。」は、「?」がうかんでもそれを放置して見続けなければならなかったり、説明しすぎ、「はいここで感動してね!」という色気というか臭さが目立つなぁと思ってしまったところがあって。その意味で「聲の形」のほうが圧倒的に良いと思いました。
あとはそうですね。さっきちょっと書きましたが、「感動ポルノ」という言葉を目にしました。聴きなれない言葉なのでネットで検索してみると、日テレの24時間テレビを念頭においた最近でてきた言葉のようで。「健常者の感動を呼ぶために障碍者を取り上げる風潮」のような意味だそうですね。それもまったくあたらないんじゃないかなぁと思いました。それは先に書いたとおりで、「言葉がしゃべれない、聴こえないからどうこう」というのは主題ではないし、感動してしまうポイントもそういうところの先にはなかっただろうと思うのです。あざとい悲壮感みたいなのもないし。というのは、この映画を普通に見ればそう感じそうなものだと思うのですが…そこはひとそれぞれの感じ方ということなんでしょうか。
あとは・・・どうでもいいところですが、個人的に「怪獣のバラード」がなんかすごくよかったです(ノД`)
あれ、ピアノの伴奏がすげぇ難しいんですってね。私、この合唱曲好きなんですよねー。特別、小中学生のときにクラスで歌った、というのはないんですけど。よそのクラスが歌ってて。いい歌だなぁと思ってた。そして、長じるにつれてその思いがどんどん強くなるっていう不思議な合唱曲です。
海がみたい~ひとを愛したい
怪獣にもーー
こころはあるのさーーーーーーー
この歌をワンシーンに選んでくれた製作陣に拍手!
ほかにもいろいろ書けばありそうですがこれくらいにしておきたいとおもいます!
星は文句なしの★★★★★!
おすすめです!
んじゃ、また!