好きな選手だったんですよ。江藤のホームランは芸術でした。
滞空時間が長くて~
打球が空に吸い込まれる感じ。バットの投げ方も芸術でした。
外に逃げるスライダーは苦手のようでしたけど、甘く入ってくるカーブを打つのはとってもうまかったです。グラブ捌きも柔らかかったな。
当時、緒方、野村、前田、ロペス、金本と、4番を打ってもおかしくない打者はいっぱいいました。他の人はどうだったか知りませんが、私は、どんなに不調でも、チャンスに凡退しても、それでも4番は江藤でなければダメなんだと、ロマンというか美学というか、古風?な意見をもっていました。
本塁打王を獲れる力量を持つ右の和製大砲。4番の風格がありましたもん。横綱は強ければいいってもんじゃないよ、というのと似てるかも?
王でなく長嶋、バースでなく掛布、秋山でなく清原、池山ではなく広沢とか。
たまたまだったとは思えません。何となくそうしないと収まりが悪い気がするというか、日本球界の独特の文化みたいなものを感じます。前田があんなに4番を固辞するのも、何か4番に特別な思いをもっているからに他ならないのではないでしょうか。いつ怪我するから判らない自分に4番はつとまらないって。
もう応援はしてません。
けど、西武で打ってくれるのは嬉しいですよ。拾ってくれた伊東監督の進退が微妙だし、編成の都合で微妙な立場にあるのかも知れません。
が、本塁打王を争った山崎武司、頑張ってるじゃないですか。江藤だってあれくらい打っても不思議ではありません。打てなかったら、大下コーチの顔を思い出せ!原点は日南キャンプにあるはずだぞ。
いま~虹のかーなた飛ばせー雲のなーかへ
この胸ときめかせ どでかいアーチを~♪
栗原や嶋の応援歌は歌えないが、江藤の応援歌なら今でも歌えるよ
未だにわだかまりはあります。けど、積み重ねてきた打点の多くはカープの打点だもんね。
おめでとう。