とりあえず...

2021年J2優勝!
プレミア優勝!
目標は「大宮アカデミーU18全国制覇、日本一です!」

監獄からの脱出 (5)

2007-12-31 22:23:27 | 雑記
手術室に行く前、肩に筋肉注射を2本打たれる。
点滴も痛かったけどこれの方が痛い
それからストレッチャーに乗せられて手術室へ。
手術室に入るとラジオから流れてくるような音楽が聞こえる
麻酔の医師が顔を出して
「はじめまして。麻酔科の○○です。
これから麻酔をかけていきますので、大きく深呼吸をして下さい」と言われ
口にカバーをさせられ大きく息を吸って...
「鬼嫁さん、採った腫瘍みる?」
え?なに?と思いながらも頷いていたようだ。
「はい、これね」と目の前に液体に入った物体が一瞬かざされた
手術は終わったようだ。
次に目に入ったのは時計。3時をさしている。
9時に手術室に入ったから、3時とは随分早く終わったなと感じた瞬間。途轍もない寒気を感じ震えが止まらなかった
レントゲンを撮り終えICUに入る事に
口が渇いて、タンは出るし、あまり寝れなかったし...
ICUなんてもうイヤ
まあ、なんとか夜は明けていくのさ...来年につづく

監獄からの脱出 (4)

2007-12-30 17:17:34 | 雑記
点滴を受けていると、頭痛も吐き気も納まる。
3日ほど経ってトイレに行った時のこと。ふくらはぎが痛い
3日歩かないだけでこんなにも筋力が落ちるのか(もともと無いだろうとは言わないように)
このままだと歩くのが容易ではなくなるのではって思いの中、暇つぶしも兼ねて決して広くは無い病院中をうろつき出す。
その他、パズル本を解いたり、4人部屋の住人とおしゃべりしたり。
食事はホテルや旅館ではないのだから決して美味しいとはいえないかも知れない。
それでも上げ膳据え膳はありがたい
困り物は2日に1回は持ってくる実母の差し入れしかも、その場で食べなくてはいけないものばかり。
良かれと思い持ってくるのだが、病院の食事だけでお腹一杯なので食べられない
他の住人にもあげたり貰ったり。でも結局に持ち帰ってしまうのさ。
夜は9時に。でもその前に寝てしまう事も0時回っても寝れない事も。
は3時頃 目が覚めてしまうのさ。そこからがが出来ない
結局、日中に...そんなくり返しでした。

以上、検査をしながら2週間程そんな生活を過ごしました...つづく

監獄からの脱出 (3)

2007-12-26 18:27:49 | 雑記
「鬼嫁さんです。よろしくお願いします」明るい看護師さんの声と共に4人部屋に入っていく。
さっそく、点滴が始まり大人しく
主治医曰く「腫瘍が大きすぎて脳に圧迫が掛かり過ぎて、このままでは手術ができない。この点滴で圧迫を抑えてから手術をするから」
圧迫が治まらなかったら...?
「ん~仕方ないから、そのまま手術だね。このままほっとく方が危ないから」
また怖い言葉が出てきた
「手術はいろいろ処置に約2時間、始まってから10時間ほどかかると思って下さい」
10時間な、長い
「ここからここまでを切って」と鬼嫁の左耳の上から頭上をなぞって右耳の上を指し、
(後で傷後を見たとき、こんなに切るなんて聞いてないとおやぢは喚いていた)
「頭蓋骨を切り外し、腫瘍を取り除きます」
う~んなんか、大工仕事みたいだな。
おやぢは呆然と聞いている。
鬼嫁は自分ではどうすることも出来ないので、医師にするだけだ。
「髪の毛はどうします?切る場所だけ坊主に...」
いえ、丸坊主にして下さい

主治医は苦笑いをしていた...つづく

監獄からの脱出 (2)

2007-12-21 17:53:20 | 雑記
3時に病院に行くと、昨日のDr.が「手術担当の医師から話があるので」と言う。
その担当Dr.が現れるのを待つ事に。後にこのDr.が主治医となる。
主治医は「ご家族で誰か脳腫瘍で患った方はいますか?」
またおかしな事を訊くもんだ。「実母が」と答えると
「遺伝的なものだなぁ」
「でも、昨日の医師は出産によるものだって...」
「まあ、そういう事も考えられますが、あなたの場合遺伝ですね」
遺・伝そんな事もあるんだ
「しかし、あなたの場合よく育てたね。普通はこんなになる前に気づくけどね」
はい、すみません。とっても鈍感でっ
「ケイレンを起こす可能性もありますから、すぐにでも入院して欲しいのですが、今日 入院できますか?」
え?何の準備もしてない!「明日じゃダメですか?」
「では、明日」
その後血を採られーの。レントゲンを撮られーの。入院前の検査をして帰宅です

に帰って入院準備と思ったのですが、頭痛と吐き気で断念
翌朝、体調の良い時にとりあえず自分の準備だけをし(他の事は出来なかった)、で病院まで送ってもらうのでした...つづく

監獄からの脱出 (1)

2007-12-20 12:20:39 | 雑記
思えば、NACKスタ杮落としの11月11日数日前でした。
久しぶりに熱(といっても、37.5℃ぐらいですが)を出し頭痛がするので、熱が落ち着いた頃、近くの病院に診察を受けに行ったら「風邪かなぁ~」という診断。
薬を飲んでいても、頭は重く時々頭痛はやってくる
それでも、11日の試合は観たくて、おでこに“冷えピタ”を貼り、少し咳も出るのでマスクをし、皆に「どうしたの」と聞かれるしまつ
試合中は夢中で頭が痛いのも忘れてましたが、結果は...(慶行GOALは最高だったけどね)
結局、頭の痛みは治まらず我慢出来ずに13日に“脳神経外科”の門を叩く。
症状を説明すると、診察の前にCTを撮ってからの診察となった。
診察室に入ると、やさしそうなDr.がいきなり「お子さんはいらっしゃいますか?」と訊いてくる。
何でそんな事を訊くのかと思いながらも「はい」と答えると...
「驚かないで下さいね。頭に腫瘍が出来てます。それもかなり大き目の」

「出産のホルモンバランスの崩れによって、出来る人が稀にいるんですよね」
えーと、えーと。
「入院になりますので、ご家族と相談してください」
「子供も もう大きいので大丈夫です」
「いえ、そういうことではなくて...」
この時は考えもしなかったけど、後から考えると少し軽く考えていたようだ。
とりあえず、17日にMRIの予約を取り、痛み止めの薬を貰って帰宅。

入院は最終戦が終了した後にと考えていました。
翌日、そのDr.からがあるまでは ...つづく