ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

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イスラエルが新たな条件を出し、停戦合意進まず

2024-12-31 00:55:45 | パレスチナ

◆◆12/25記事◆◆

 

◆12/25(水) イスラエル軍、ガザ北部の病院で職員や患者に退去強制(ロイター) 
24日、軍は、 ガザ北部のインドネシア病院の職員や患者に退去を強制し、一部の人々は数マイル先のガザ市にある別の病院まで徒歩で移動せざるを得なくなった。インドネシア病院は、ここ3カ月近く、北部でなお稼働している数少ない医療施設の一つ。軍は同病院を囲むベイトラヒヤ、ベイトハノウン、ジャバリアの3地区でイスラム組織ハマスの戦闘員を標的とする作戦を行っているという。軍が23日に病院側へ退去命令を出し、24日にすぐ部隊が突入し、病院内の人々を無理やり追い出した。ガザ北部にあるアルアウダ病院とカマル・アドワン病院も軍の攻撃を受けている。2つの病院とインドネシア病院はこれまで、軍からの退去命令を拒絶してきた。

◆12/25(水) ハマス、ガザ停戦「合意に遅れ」 イスラエルが新たな条件と主張(時事通信) 
 ハマスは25日、声明を出し、「占領者(イスラエル)が新たな条件を提示したことで、合意が遅れている」と訴えた。仲介国カタールとエジプトの代表者との協議はドーハで続けているという。 ハマスは交渉で「責任と柔軟性」を示したと強調。しかし、ガザからのイスラエル軍部隊の撤退や、同国で収監中のパレスチナ人の釈放、避難民のガザ北部への帰還などに関し、イスラエルが新たな条件を加えたと主張した。具体的内容には触れなかった。 

◆12/25(水) 聖地ベツレヘム、祝福なき祈りのクリスマス ガザの戦闘が影を落とす(朝日新聞デジタル) 
 ベツレヘムは24日、2年続けて、悲しみが漂うクリスマスイブを迎えた。
 世界遺産の聖誕教会前の広場には、毎年恒例となっていた巨大なクリスマスツリーやイルミネーションは2年連続で設置されなかった。軽食や土産物を売る屋台が並んでいたが、客足もまばらだ。

◆12/25(水) ガザでXマスミサ 攻撃終了と平和祈る(時事通信) 
 ガザ市のキリスト教会で24日、クリスマスミサが行われ、参加者は「攻撃の終了と平和の回復」を祈った。2023年10月の戦闘開始以降、少なくとも教会2カ所がイスラエル軍の標的となり、計20人が死亡した。

◆12/25(水) 「邪悪な勢力」打倒へ決意 イランなど念頭か イスラエル首相(時事通信)
 ネタニヤフ首相は24日、全世界のキリスト教徒に向けてのメッセージを出し、「イスラエルは邪悪で専制的な勢力との戦闘で世界をリードしてきたが、戦いは終わっていない。あなた方と神の助けがあれば、われわれは勝利できる」「イスラエルとの和平を望むすべての人々との和平をわれわれも希求するが、唯一のユダヤ人国家(イスラエル)を守るために必要なら、何であれやる」とした。イスラエルには人の2%弱に当たる約18万5000人、パレスチナ側にも約4万7000人のキリスト教徒がいる。  イスラエル首相府は24日、仲介国カタール入りしていたイスラエル代表団が「内々の協議」のため帰国すると発表した。ただ、カタールでの協議は「意義があった」としている。カタール外務省は「停戦合意を追求するため、すべてのドアを開いた状態にする」と語り、妥結に向け手を尽くす考えを示した。 

◆12/25(水) シリアで宗教の自由は守られるか 炎上するクリスマスツリーにキリスト教徒が抗議(ロイター) 
 シリア西部のハマーで、クリスマスツリーが炎上する様子を撮影した動画がソーシャルメディア上で拡散し、同国に住むキリスト教徒による抗議デモが起きた。しかし、火災の場所や日付や火災の原因は不明。ダマスカスでは24日、数百人のキリスト教徒がツリーへの放火を非難。「イエスよ、私たちはあなたの兵士だ」と叫んだ。
 シリア暫定政権を主導する「シャーム解放機構」(HTS)はキリスト教徒やその他の団体に対し、シリアは安全だと主張するが、HTSはかつてアルカイダと協力しており、今でもキリスト教徒を異教徒とみなしている。

◆12/25(水) イスラエル軍、イエメンからのミサイルを迎撃 数百万人が避難(ロイター)
 軍は25日、イエメンからイスラエルに向けて発射されたミサイルを迎撃したと発表した。数百万人のイスラエル人が避難した。1週間で5度目のことだ」とした。約9人が負傷したとの報告がある。

◆12/25(水)  エジプト在住シリア人、強制帰国におびえる 新法で難民認定不透明(ロイター) 
 欧州各国は、アサド政権を打倒するとすぐ、シリア人による難民申請の受付を停止。他の国も対応に動いている中で、エジプト議会も先週、政府に難民資格を改めて決定する権限を与える法律を承認した。この法律でエジプトにいるシリア人が難民と認定されるかどうかはまだ決まっていない。
 世界中で難民として暮らすシリア人は推定600万人で、主な居住地は近隣諸国。今後半年で100万人が帰国する見通しだが、一部のシリア人は無理に国へ帰される事態を恐れている。観光や留学、商用などでエジプトに入国した多くのシリア人の滞在許可の更新を現在停止、安全保障上の審査を行った上で決定することになる。
 エジプト在住シリア人の大半はこの新法を懸念し、帰国命令が出るのを警戒している。自動車部品関連事業をしている男性は、滞在許可の更新手続きが遅れ、UNHCRに難民認定を申請した。子どもの学校や経営する会社などエジプトに残りたい理由を挙げ、シリアに戻るとしても、今ではないと強調した。
 エジプトは自国の経済危機と格闘している状況のため、政府内からは多数の難民は「重荷」だ。エジプト国内にいる難民は約80万人、シリア人は15万9000人。エジプトの滞在許可を取得しているシリア人は数十万人に上る。


◆ひかるの呟き◆12/24

2024-12-31 00:44:15 | パレスチナ

停戦交渉が進まない。イスラエルは交渉の真っ只中でも、ガザ全域でパレスチナ人を殺し続けている。それでは停戦など成立するはずもない。この軍隊が戦闘を停止することが停戦なのだから。まずイスラエルが直ちに攻撃を止めることだ。攻撃を止めても、目の前に直前まで襲い掛かってきた軍隊がいてはだめだ。兵力を引き離し、緩衝地帯と停戦監視団の配置がこれまでのやり方だ。必ずしもこの方法がうまくいく保証はない。だがここから始める以外にない。
 何度も何度もパレスチナはこの停戦合意を経験してきた。そして必ずイスラエルの挑発に、耐えきれなくなったパレスチナ人のわずかばかりの抵抗と不平を口実に、イスラエルは全面的な攻撃を開始し、停戦は崩れてきた。この繰り返しだ。今回もこれを繰り返さない保証はない。イスラエルが占領をやめ、封鎖を解き、パレスチナ人の自由な意思決定の条件を作り、共存への話し合いと行動を進めない限り、またジェノサイドはくり返される。
 ガザの人々は何の期待も希望を持たないが、それでも停戦を待ち望んでいる。


イスラエルが新たな条件を出さなければ、合意は可能

2024-12-31 00:41:51 | パレスチナ

◆◆12/24記事◆◆

 

◆12/24(火) ガザ停戦交渉、双方が一定の進展確認 人質解放などでなお溝(ロイター) 
 23日の軍の攻撃で24人のパレスチナ人が死亡した。
 停戦を巡る溝は狭まっているものの、依然として重要な相違点が残っている。突破口はまだ見つかっていない。ネタニヤフ首相は23日、人質に関するハマスとの交渉に進展があったが、結果が出るまでどれだけ時間がかかるかは分からない、複数の戦線で大きな成果を上げており、軍事的圧力によりハマスがこれまでの要求を軟化させたと述べた。チクリ在外居住民問題相はこの2点について交渉が続いているが、双方が過去数カ月よりもかなり合意に近づいているとの認識を示した。
 パレスチナ当局者は人質と引き換えに釈放するパレスチナ人のリストや、ガザでの軍の正確な配置については依然として合意に至っていない、戦争を完全に終わらせるという問題もまだ解決していないと語った。

◆12/24(火) 「ある程度進展」も慎重姿勢 ガザ停戦交渉でイスラエル首相(時事通信) 
 ハマスは21日、他のパレスチナ武装組織との共同声明で、「敵(イスラエル)が新たな条件を提示しなければ、合意の可能性はこれまでになく高い」との見解を示していた。双方は段階的な停戦を議論しているとされる。ネタニヤフ氏は「ハマスを排除する前の戦争終結には同意しない」と繰り返しており、停戦の途中でイスラエルが戦闘を再開することをハマスは警戒している。 

◆12/24(火) ガザ停戦交渉「ある程度進展」 仲介活発化も慎重姿勢 イスラエル首相(時事通信) 
 ネタニヤフ首相は23日、「注意深く言う必要があるが、ある程度の進展がある」と述べた。ハマスとイスラエルの相違点が縮小してきたと報じられる中、交渉の見通しに慎重姿勢を示したものとみられる。ガザに残る人質の家族らはネタニヤフ氏が交渉に真剣でないと懐疑的見方も示しているが、同氏は「われわれのやっていることすべてを公表することはできないが、(人質を)取り戻すため行動している」と理解を求めた。イスラエル当局者もハマスが態度を軟化させたとし、妥結への期待感を示していた。
 ハマスは21日、「敵(イスラエル)が新たな条件を提示しなければ、合意の可能性はかつてなく高い」との見解を表明した。交渉では人質解放の見返りに釈放されるパレスチナの囚人の詳細など複数の課題について依然合意がなされていない。
 23日夜、対外情報機関モサド高官らがカタール入りしているが交渉で大きな進展はないと指摘。「ハマスの回答待ちだが、前向きな反応はなさそうだ」と語った。

◆12/24(火) 早期のガザ停戦期待 シリア暫定政府には警戒感 駐日イスラエル大使(時事通信) 
 イスラエルのコーヘン駐日大使は24日、停戦と人質解放交渉は「過去数カ月よりも合意の可能性が高まっている」と述べ、早期妥結に期待を示した。東京都内で時事通信のインタビューに応じた。
 ネタニヤフ首相が23日、国会で「ある程度の進展」に言及したことについて、コーヘン氏は「首相は普段、交渉に絡む発言をしない」と指摘。異例の前向きな発言だったと示唆した。停戦後のガザ統治に関し、「イスラエルは、ガザを統治するつもりも再入植するつもりもない」と強調した。ただ、奇襲攻撃の再発を防ぐため、監視を続けることになると語った。世界保健機関(WHO)など国連機関を列挙し、支援の代替は可能だと主張した。
「シャーム解放機構」(HTS)が主導する暫定政府について、「(イスラム過激主義の)イデオロギーは一夜にして変わることはない」と警戒感をあらわにした。 

◆12/24(火) イスラエル国防相、ハニヤ氏殺害への関与認める ハマス最高幹部(朝日新聞デジタル) 
 カッツ国防相は23日、イエメンのフーシがイスラエルを攻撃していることに触れ、「フーシの戦略的インフラと指導者の首を切り落とす。我々がハニヤ、シンワル、ナスララにやったように」と述べた。イスラエルは敵対する組織の最高幹部を次々と暗殺している。

◆12/24(火) 旧反体制派、組織解散で合意 クルド系は不参加か シリア(時事通信) 
 「シャーム解放機構」(HTS)を主力とする旧反体制派勢力は24日、各派を解散して国防省傘下で統合することで合意した。北東部の広域を実効支配するクルド人民兵組織は合意に加わっていないもようだ。ジャウラニ氏は実権掌握後、武装勢力の解散や旧政権の治安部隊解体を進める方針を示していた。国防相には、HTS軍事部門司令官たムルハフ・アブカスラ氏が就いた。 

◆12/24(火) イスラエル人襲撃で5人有罪 サッカー試合後に集団暴行 オランダ(時事通信) 
 オランダの首都アムステルダムで11月、サッカー欧州リーグの試合後、複数のイスラエル人サポーターが襲われ負傷した事件で、アムステルダムの裁判所は24日、事件に関わった
19〜32歳の5人に有罪判決を下した。検察当局は襲撃について、イスラエル軍の攻撃で多くの死傷者が出ているパレスチナ自治区ガザ情勢に反発したもので、反ユダヤ主義的な動機はなかったと指摘していた。事件は11月8日未明に発生。7日に行われたアヤックス(オランダ)とマッカビ・テルアビブ(イスラエル)の試合後、イスラエル人サポーターが殴打されるなどし、5人が一時入院した。


◆ひかるの呟き◆12/23

2024-12-31 00:35:21 | パレスチナ

イスラエルが包囲してから二か月半のガザ北部の現状がわずかに明らかになった。
二か月半ぶりに、国連の水や食料を積んだトラック9台がガザ北部に到着したという。どれくらいのパレスチナ人がガザ北部でイスラエル軍の包囲に閉じ込められているかはわからない。わかったことは、二か月半ぶりにトラック9代の水と食料が届いたことだ。その量が焼け石に水なのか否かは不明だ。
 イスラエルのこれまでのやり方から、これ以上、水と食料を供給しなければ、ガザ北部の住民が全員餓死するから。その寸前でわずかばかりの水と食料を与えただけなのだ。個々は絶対に誤解してはならない。ガザ北部の住民が餓死寸前であることに変わりはないのだ。
 バンクシーはパレスチナの青年の火炎瓶を花束に変えた。イスラエルは、水と食料を「パレスチナ人を殺す武器」に変えたのだ。
 支援団体の食料配給の列に並んだパレスチナ人の女性が慈善事業での食料配給がなかったら、状況は耐え難いものになっていたと話している。
私の友人の、ガザ市に住み今はハンユニス近郊に避難している息子たちの話を聞いた。避難地域では、慈善団体が炊き出しを行っている。食料搬入が止められ、国連の支援物資もわずかしか届かない現状でも。慈善活動として炊き出しが行われている。
私はこの事実に感動した。勿論炊き出しに取り組んでいるのは海外の支援団体員ではなく、ガザの人々なのだ。この窮状の中でも、ガザの人々はお互いに助け合って生き抜いている。
いったいどこから材料を仕入れてくるのだろうかと聞けば、市場には食料はわずかだが並んでいる。ただ、とてつもなく値段が高いのだ。それは強盗やハマスがイスラエルの掌で支援物資を強奪し、それが市場に回ってくるのだ。とてつもなく高い値段で。
この炊き出しにかかわっている人たちは、お金があれば市場から材料を購入し、数百人分の炊き出しもできるという。問題はお金がないのだ。炊き出しをする人や道具はあるが、材料を購入するお金がないのだ。
実はこのガザの人たちにお金を届けることが至難の技なのだ。実際にパレスチナ・ガザ地区への送金を試みてみるとわかる。針の穴に糸を通すことより難しい。国連などの国際的な支援組織でも同じことなのだ。かつて、ハマスの役人の給料をハマスの幹部が外国から鞄に詰めてガザに持ち込んでいたニュースを覚えておられるかもしれない。国際的送金はイスラエルが厳重に管理しているので、ガザ行政府の給料さえも現金で持ち込む以外になかった。今回の攻撃の開始前の話である。今回の攻撃が始まってからのガザへの送金が困難であることは想像がつく。出し合うべき知恵はガザに現金を届けることである。現金が届けば炊き出しはできるのだ。ぜひとも知恵を貸してほしい。今必要なのは停戦の成立とガザへの送金方法ではないのか。 


75日間支援物資が途絶えていたガザ北部ベイトハヌーンに国連の支援物搭載トラック9台到着

2024-12-31 00:33:51 | パレスチナ

◆◆12/23記事◆◆

 

◆12/23(月) イスラエル空爆で11人死亡、北部で75日ぶりの支援物資 ガザ(CNN) 
 ガザ北部ベイトハヌーンでは、支援が75日以上途絶えていた地区に国連の輸送トラック9台が到着した。国連世界食糧計画(WFP)によれば、ボトル入りの水を積んだトラック2台と、小麦粉と缶詰を積んだトラック7台だ。
 食料価格が高騰し、ガザの人道状況は悪化の一途をたどっている。21日、ガザ中部のNGOの施設で、食料を求める人の長蛇の列を目撃した。並んでいた女性のひとりは、子どもたちの食べ物を確保するために列に並んだと語った。小麦粉など必需品を買う余裕がなかったためだという。「もし、慈善活動がなければ、状況は耐え難いものになっている」

◆12/23(月) ガザ北部に物資届けたトラック、2か月半で12台のみ NGO発表(AFP=時事) 
 国際NGOオックスファムは22日、物資輸送に関する報告で、「過去2か月半の間にガザ北部入りを許可された、食料・水を積んだトラックは34台のみだった。しかも、イスラエル軍による意図的な遅延工作と組織的な妨害により、飢えたパレスチナ民間人に支援物資を配布できたのはわずか12台にとどまった」と述べた。包囲下にある地区で悪化する人道状況に警鐘を鳴らした。支援物資を配布できた事例でも、3件に関しては、避難所となっている学校に物資が届けられた数時間後、その場所が砲撃されたという。
 11月には、トラック11台から成る車列がガザ北部ジャバリアの待機地点でイスラエル軍に一時的に止められた際、積み荷の食料の一部が飢えた民間人に奪われた。目的地に向かう許可が下りた後も、車列は別の検問所で再び止められた。イスラエル兵は運転手らに対し、民間人が立ち入ることができない軍事区域に援助物資を降ろすよう強制したという。
 ハマス支配地区向けの援助を厳しく管理しているイスラエルは、支援団体には、大量の援助物資をさばき、配布する能力がないと主張している。

◆12/23(月) イスラエルがガザの学校や病院を攻撃、子供含む28人が死亡とガザ当局(BBC News) 
 ガザ地区全域で先週末、軍の攻撃で、子供を含む28人が殺された。民間防衛隊によると、避難民を収容していたムサ・ビン・ヌサイル学校も攻撃を受け、4人の子供を含む8人が死亡した。軍は、ガザ市のムサ・ビン・ヌサイル学校の敷地内にハマスの司令室があったと主張している。病院への攻撃に関してはコメントしていない。
 ローマ教皇フランシスコは22日、2日間にわたるイスラエルのガザ攻撃を非難した。教皇は、「このような残虐行為、子供たちへの機関銃掃射、学校や病院の爆撃」を思うと胸が痛むと述べた。世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は、イスラエル国防軍(IDF)に対し、病院周辺での攻撃を停止するよう訴えた。

◆12/23(月) ガザ各地をイスラエル空爆、計35人死亡 民間防衛隊発表(AFP=時事) 
 ガザ中部デイルアルバラフの住宅への空爆で13人が死亡した。生存者や所有物を探す住民を目撃した。近くの敷地には、毛布にくるまれた遺体が横たわっていた。軍は、「イスラム聖戦」の戦闘員を標的にした攻撃だったとしている。避難施設として使われていた学校への攻撃でも子ども4人を含む8人が死亡した。
 さらに前夜にはガザ南部ラファへの攻撃で3人が死亡、22日朝にはガザ市内への攻撃で車内にいた4人が死亡。同日夜には、南部の主要都市ハンユニスで「人道地区」に指定されているマワシ地区にある避難民テントが攻撃を受け、7人が死亡した。

◆12/23(月) ガザ北部の病院、イスラエル軍による退去命令実行は「ほぼ不可能」と訴え(ロイター) 
 ガザ北部のベイトラヒアでなお一部業務を継続している数少ない医療施設の1つのカマル・アドワン病院は、22日、軍による退去命令に従って患者や職員を安全に移動させるのは「ほぼ不可能だ」と語った。軍は20日、この病院に燃料と食料を送り、赤十字と協力して別の病院に100人余りの患者を避難させるのを手伝ったと発表したが、患者を移送するための十分な救急車がなく、「現在、院内に400人近くの市民を収容し、その中には酸素と保育器なしでは生きられない新生児も含まれている。支援や装備、時間なしにこれらの患者を避難させることはできない」「ひどい爆撃で病院の燃料タンクに爆弾が命中すれば大爆発が起き、院内の市民多数が犠牲になる」と訴えた。

◆12/23(月)  ガザでの停戦交渉、9割が完了 パレスチナ高官がBBCに説明(BBC New
s)
 主な対立点の一つに、軍が「フィラデルフィア回廊」で駐留を続けていることがある。同回廊は、ガザ南部のエジプトとの境界沿いに帯状に広がる戦略的に重要な地域。イスラエルとガザの境界に沿って幅数キロメートルの緩衝地帯を作ることなどが議論されてきた。
イスラエルはこの地域で軍事的な存在感を維持する見通しだという。これらの問題が解決されれば、それから数日以内に3段階からなる停戦が合意される可能性があるという。
 合意では、最初の段階として、人質となっているイスラエル女性兵士1人の解放につきパレスチナ人の囚人20人を釈放する。釈放され交換されるパレスチナ人の囚人は、イスラエルで25年以上の実刑判決を受けて服役中の約400人の中から選ばれる。

◆12/23(月) フーシ派に「強力な行動」 イスラエル首相が表明(時事通信) 

◆12/23(月) クルド勢力の武装解除推進 シリア旧反体制派トップ、トルコ外相と会談(時事通信) 
 「シャーム解放機構」(HTS)の指導者ジャウラニ氏は22日、「国内に残る武器を国家の管理外に置くことは絶対に許さない」と述べ、HTSや北東部のクルド人勢力、シリア民主軍(SDF)を含めシリア各勢力の武装解除を行い、国軍に統合して再編する方針を示した。「シリアは全国民のためのものだ。われわれは共存できる」とし、各宗派や少数派を保護する考えを強調。新国家樹立へ国内融和を図る意向を示した。
 トルコ外相フィダン氏は、SDFの中核組織、人民防衛部隊(YPG)を名指しし、「YPGは今後、シリアの一体性への脅威でなくなる必要がある」と語った上で、YPGは解体されるべきだと主張した。トルコはYPGを反政府武装組織クルド労働者党(PKK)と密接な関係を持つテロ組織とみなして警戒している。
 一方、米国は過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のためSDFを支援してきた。フィダン氏は会見で、国際社会はSDFとYPGの「非合法性」を見て見ぬふりをしていると批判。その上で、トランプ次期米大統領は異なる政策を取るだろうと期待感を示した SDFの司令官は先週、ロイターの取材に対し、シリア国内での対IS作戦でPKKが協力してくれていると発言。ただ、PKKとSDFは組織的つながりはないと主張した。