◆1/4(土) ガザ攻撃、120人超死亡 イスラエル停戦交渉再開へ(共同通信)
軍は2日、ガザの各地を攻撃し、民間人ら80人以上が死亡した。24時間で30回を超
える空爆を実施。3日もガザ各地で攻撃が続いて42人が死亡しており、2日間で120人
以上が死亡した。
停戦交渉を巡り、イスラエル首相府は、対外特務機関モサドや軍などからなる代表
団が交渉を再開することをネタニヤフ首相が承認したと発表した。代表団は3日にカ
タールを訪問。トランプ次期米大統領の就任前に交渉が前進するかどうかが注目され
る。
◆1/4(土) ガザ停戦、なお隔たり 交渉再開、ハマスは譲歩拒否(共同通信)
停戦交渉が3日、ドーハで再開した。ハマスはイスラエル軍のガザ撤収と恒久停戦
を改めて求め、譲歩を拒否。これを否定するイスラエルとの隔たりは埋まっていない
。仲介国はトランプ次期米大統領が就任する今月20日までの合意を目指すが、進展は
見通せない。ネタニヤフ首相は対外特務機関モサドや軍などの専門家レベルからなる
代表団を派遣した。これまでの交渉でイスラエルは恒久停戦を否定し、ガザの一部地
域への軍駐留を求めている。
◆1/4(土) ガザ停戦交渉再開、難航の恐れ 支援物資の削減検討か イスラエル報
道(時事通信)
停戦と人質解放を巡る間接交渉が3日、ドーハで再開した。 だが、ほぼ全ての項
目で溝が残っており、難航する恐れがある。 ハマスは3日の声明で、できるだけ早
期の合意を目指す意向を表明。その上で、恒久停戦とイスラエル軍のガザ撤退を求め
る姿勢を改めて強調した。「ハマス壊滅」を掲げるイスラエルは、この二つの条件を
これまで拒否してきた。
ガザに搬入される支援物資について、イスラエルが大幅な削減を検討していると伝
えた。ハマスの統治能力解体が目的という。親イスラエル色が濃いトランプ次期米政
権が20日に発足後、実施する可能性がある。
◆1/4(土) 停戦と人質解放の協議 カタールで再開”イスラエルメディア(NHK)
停戦と人質解放に向けた協議は、年が明けて仲介国のカタールで再開した。イスラ
エルの代表団が仲介国のカタールで停戦と人質解放に向けた協議を3日に再開した。
ハマスも声明で停戦に向けた間接協議がカタールで再開されることを明らかにした。
協議は12月、サリバン大統領補佐官がイスラエルなど中東各国を訪れて、12月中に合
意をまとめられる状態にしようと働きかけを強めていたが、年明けに仕切り直して始
まった。
ハマスは声明で「できるだけ早く合意を実現するため努力する」としたうえで、完
全な停戦とイスラエル軍のガザ地区からの撤退を求めると強調した。一方、ハマスの
壊滅を目指すイスラエル側は完全な停戦は認めず、一時的な停戦に応じてもガザ地区
の戦略的要衝への駐留も続ける立場をこれまでに示した。解放する人質の数をめぐっ
ても双方の間に隔たりがある。停戦協議はこれまで何度も双方の折り合いがつかず中
断されてきただけに今後、進展が見られるかが焦点だ。
◆1/4(土) UNRWA、ガザで活動停止準備か イスラエルの禁止法受け(時事通信)
2日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がパレスチナ自治区ガザとヨルダ
ン川西岸での活動停止に向け準備を進めている。UNRWAの活動を禁止するイスラエル
の法施行日が今月下旬に迫っているため。イスラエル奇襲にUNRWAの現地スタッフが
参加していたなどとして、イスラエル国会は昨年10月、UNRWAの国内での活動や、イ
スラエル当局者との接触を禁止する法案を可決した。UNRWAは、支援物資の配給や、
ガザや西岸の一部地域への移動の際にイスラエル軍との調整が必要で、イスラエル当
局と日々の情報共有ができなければ、職員に命の危険が及ぶという。 UNRWAの支援
が滞れば、ガザの人道状況が一層悪化し、国連安保理は昨年10月、法案可決に「重大
な懸念」を表明した。
軍は3日、前日の作戦でハマスの拠点などガザの約40カ所に空爆を加え、過去24時
間で77人が死亡した。