東日本大震災復興支援市民活動ネットワーク宮城(代表:阿部 寛行)

※H27年4月を持ちまして本活動は(社)Kotネットワーク本吉に引継ぎました。本ブログは4年間の活動の記録です。

子どもの日!笑顔一杯!

2011年05月06日 | 日記

55日 東松島市図書館

ーーーーーーーーー以下転載

 ■イベントのスケジュール(予定)

  5月5日(木・祝、こどもの日) 10時~15時
  【東松島市コミュニティパーク】
  ・だっぱくん(幸せを呼ぶ黄色いカッパ・メッセンジャーボーイ)のふわふわエア遊具 10時~15時
  【東松島市コミュニティセンター野外ステージ】
  ・みんなであそぼう!(大人の人とあそびます。お楽しみに)
   勝ったら生活用品ゲット! 10時~12時
  ・お楽しみコーナ(軽食) 11時30分~
  ・陸上自衛隊員とあそぼう!(腕相撲・ほふく前進競争・きっず自衛官コーナ) 13時~15時
  【東松島市図書館 玄関前】 子どもの本まつり!
  ・児童書の無料配本市 10時~(5千冊なくなり次第終了ですので、あらかじめご了承ください)
  ・お世話になっている人たちにメッセージを送ろう!寄書きコーナ
  ・大型紙芝居会【作:松本じっち】 11時~
   ・幸せのシャボン玉を飛ばそう! 11時30分~
  【東松島市子育て支援センター】
  ・子ども服無料配付市(なくなり次第終了ですので、あらかじめご了承ください) 10時30分~
  ・人形劇 13時30分~

ーーーーーーーーー以上転載でした

子どもの日ということもあり教育委員会が主催したフェスティバルに参加しました。

ネットワーク宮城もこどもたちのための遊び場を設けました!

 


 


スタッフもせっせと準備に取り掛かります!

 

ミーティングの様子

 

来場者は親子がほとんどでしたが、計人数は500人以上はいたのではないかと思います。

 

開始当初↓

後ほど↓

来場者の数にスタッフもびっくり!

子ども達にひっぱりまわされへとへとです。。。笑 

 

だっぱ君

 

 

笑顔で遊びまわる子ども達

 

じゃんけんをしているのはチームとうかい代表です。

右は宮城学生代表のさとさん♪あしわを担当されてました。


 子どもたちは遊びに一生懸命です!笑顔がいっぱい♪

 

子ども達の笑顔のために!

とスタッフは頑張りますが子ども達の元気さには驚かされるばかりで

へとへとになりながらも子どもの笑顔に逆に僕らが元気づけられ

一緒に走り回りました。

 

バランスボールも子どもたちにとっては難しい様子(笑)


遊びはスタンプラリー形式で行いました。

なわとびetc

簡単な遊びだけど子どもたちは真剣に向き合い自分の順番をしっかりと並んで待っていて

 

スタッフ自身「もっと手をやかされるだろうな」と思っていたけどいい子たちばっかりでプロジェクトも順調♪好調♪

 

 

 

おもちゃ、また文房具などを景品として用意しました

この景品も宮崎、静岡などなど全国各地から集まった物資です!

 

みなさまの支援が現地の子ども達の笑顔に繋がっています!

本当にありがとうございます!

 

 

 

スタッフが驚いたのは被災した状況を子どもたちが淡々と事細かく話すこと。

 

「この町は~人の人が亡くなったんだって」

 

子どもたちがそれだけ話せるくらい

親同士の会話などに情報があふれていて、何度もそういった話を耳にしている事が伺えました。

 

被災地を見て、僕らは無力さを感じるしかなく、

被災者の声を聞いて、僕らには返答する言葉が見つからない。

 

そんなことが多かった。

 

 

でもでも!

震災後も毎日、ネットワーク宮城のスタッフ始め、多くの方々が口にします

「被災者のために今1番必要なの事は『笑顔を取り戻してもらうこと』」

 

子どもスマイルサポートプロジェクト、東北キッチントレーラー生きる力プロジェクト

 

この2つのプロジェクト通してたくさんの笑顔が 取り戻せ ました

 

きっと僕自身被災された方々の気持ちを1mmもわかっていないと思います。

しかし津波が奪った多くの大切なものを取り戻したいです!

 

再生はない

 

けど復興はある!!!

 

 

希望を捨てずに現地スタッフ、関東、東海、関西、九州のスタッフが一心に1日でも早い復興のため日々活動しております。

被災された方々と共に!頑張っていきます!!

 

 

 

今回、ゴールデンウィークでたくさんの方が現地に足を踏み入れて各地でボランティアに協力して下さっています

 

東北自動車道の渋滞の様子

 

今回当ネットワークにも多くの方がボランティアとして参加して下さいました。

 

ボランティアも様々で自分たちの様なサービスを提供するものもあれば

泥かきを行うところ、理容、治療etcと様々です。

 

そこでボランティアをしに来る方々は考慮しておかなければならないことがあると思います。

 

必ずしも自分の望んだボランティアの形がそこにあるものだと思ってほしくはないのです。

「自分がやりたかったこととは違う」とモチベーションを下げるのは何か筋が違うのではと思います。

 

もちろんこちらの受け入れ態勢、また団体概要などをくわしく紹介すればいい話なのですが

活動に参加された方はわかると思いますが、中枢のスタッフは本当に忙しい毎日です。

しかし少しずつ皆さんの気持ちを形にできるように復興活動と同時進行で事務作業を行っています。

 

当ネットワークでも上手くいかないことが本当に多いです。

しかし臨機応変に対応することで多くの被災された方々の笑顔を生むことが出来ています。

 

毎日毎日あの場で作業をすることが出来ますか?

筆者は静岡の大学に通う学生です。

1か月前に当ネットワークにて活動を行い、それからこちらのブログの更新や後方支援活動を行っています。

 

遠くに居てもやることはいくらでもあって、時間が足りなくて日々忙しいです。

しかし現地の方々の忙しさをわかっているからこそ僕は頑張ります。

 

当ネットワークは今回のプロジェクトでも多くの課題が浮かび上がりました。

しかし常に前に前に歩を進めています。

 

 

すべては1日でも早い復興のため。

 

 

当ネットワークも精いっぱい、力を尽くして毎日過ごしております。

みなさんの期待に応えられるよう、なにより被災された方々の笑顔をとりもどすため

これから先、 長く 活動を行っていくためにもみなさんのご理解、ご協力が必要不可欠です。

ご支援の程よろしくお願いいたします。

 

 

PS.ゴールデンウィーク中に活動に協力して下さった方々、当ネットワークに数々の不手際もございましたが

皆様のご協力のおかげでなんとかプロジェクトを遂行することが出来ました!!

本当に本当にありがとうございます!とても助かりました!

今回うまれた繋がりを末永く繋げていきたいと考えております。

このブログしかり、当ネットワークの動向をこれから先もチェックしていただけたらと思います。

本当にありがとうございました。

 

記入:スタッフ大薗


『泣いていてもしょうがないね。笑っていこう』

2011年05月06日 | 日記

5月4日

気仙沼市小泉中学校

 

今日は気仙沼市の小泉小学校で焼肉祭りを実行しました!

早朝630分に寝泊りを行っている一心太助を出発

 

到着してから全体ミーティングが行われ、

 

避難所の代表の方にチーム小林47から

 

焼酎が贈呈されました!

 

 

ミーティング後、早速作業に移りました。 

 

各自、焼肉の準備、子ども広場の展開を行いました。

 

11時から子ども広場が開放され、子ども達もおもちゃで遊びはじめました!

フラフープ4つを回す子もいたり(ゆっきーな)

準備も整い、避難所である体育館に焼肉祭りの館内放送が流されました♪

 

本当にお祭りのよう!みなさん盛り上がっています!!

左 こうせい君(バレーボールの全国大会に出場するそうです!元気いっぱいでした!)

右 ワクワクさん(RQという団体で子ども達の遊び場の提供、遊び相手などをされています!笑顔が素敵♪)

少しずつ人が増え始めいつの間にか大賑わいとなっていました!

 

最高級の宮崎牛、豚、野菜。そして焼酎も皆さんにくばられました。

焼肉はコンロに炭火をいれ、各々が語らい合いながら食べていました!

 

 

避難所の担当の方も、

『小泉中での避難所生活も55日目。しかし本日も元気をもらえた!これからもがんばっていきます。ありがとうございます!!』

と感謝の言葉を述べてくださいました!

 

今回、宮崎から来たチーム小林47の方が記念樹を持ってきて下さいました。

 

記念樹を植樹する様子

 

 

「いつもなら、記念樹とかの立て札は後から取り除くけどこれはずっと残しておきます。本当にありがとうございました。」

と、今回の焼肉祭り、子ども広場を喜んでくださいました♪

 

そしてその後スタッフ、避難所の方とともに海に向かって黙とうを行いました。

 

当ネットワークも海に向かっての黙とうは初めての事でしたが、筆者始め

被災された方はもちろん、支援活動を行っているスタッフも

心の中でさまざまな思いを巡らせたことと思います。

 

自分も心の中からこみ上げるものがありました。

 


あの海から来た津波が奪っていったもの、、、

 

笑顔

 

しかしプロジェクト中も終始笑顔が広がり、スタッフと避難所の方々も打ち解けあい、笑い合いました。

片付けも終わり、円陣を作って締めが行われました。

チーム小林47の活動も本日で最終日となり代表の久保和彦さんが

このゴールデンウィーク中の活動を振り返って気持ちを述べてくださいました。


 小泉中避難所の方が気持ちを述べてくださいました。

その後、阿部代表がチーム小林47含め、スタッフ一同、関係者一同に

「若輩者の私のためにみなさん力を貸して下さって、、、本当に、本当に!

ありがとうございました!!!」

と涙ながらに深々と頭を下げて感謝の気持ちを述べました。

今回チーム小林47の発起人となった大薗良一とお互いに激励し合いました

 

・・・

植林後歩きながら避難所のおばあちゃん方が話をされていました。

「被災してからというもの避難所生活で、笑うことを忘れてしまってましたぁ。けども今日は楽しかったぁ~。

ひっさしぶりに笑顔を取り戻せましたぁ~。

悲しんでいてもしょうがないからねぇ。笑っていいんだぁー。」

と、4人ぐらいのおばあちゃん方とお話しされていました。 

 


この言葉を聞いて、ああ今日このプロジェクトにかかわれて本当にほんとうによかったなぁ~

そう思えました。

 

 

だって、笑わなきゃ人間元気になれません!

 

今まで 笑うことに対して抵抗があった という現状が

 

笑ってもいいんだ! と気持ちが切り替わることで

今までの雰囲気とは比べ物にならないくらい明るい雰囲気になることは間違いありません!

 

 

被災後、2週間はほとんど沈黙の毎日だったそうです。

1か月がたち、様々な団体が各地で毎日のように緊急支援活動が行われ、

55日目の今日、やっと、、やあっっっと

 

『笑顔でいていいんだ』

 

という気持ちの変化が起こせたことは本当に素晴らしいと思います。

被災された方の笑顔を取り戻せたことはもちろんですが、今回のプロジェクトに微力ながらかかわることが出来て本当に良かったです。

 

本日を持ってチーム小林47は宮崎への帰路につきました。

今回のプロジェクトに関してメンバーから阿部代表に

「今回のプロジェクトが『始まり』です。これからもよろしくお願いします!」

「阿部さんも気張ってください!」

と激励の言葉をいただきました。

 

現地スタッフはもちろんですが、九州、関西、東海、関東と支援の輪が広がっています。

どんなに遠くても

 

 

 『心はひとつ』

 

一日でもはやい、笑顔を取り戻すだめに、復興のために!!

われわれ力を尽くしていきます!

 

これからもご支援、ご協力のほど、何卒!よろしくお願いします!!

 

チーム小林47のみなさんも本当にありがとうございました。

ネットワーク宮城としましても感謝の思いでいっぱいです。

本当に本当にありがとうございました!

被災された方々の笑顔が取り戻せたのは皆さん力があったおかげです!

何回ありがとうを言っても足りません。

感謝の言葉で一杯です。これからもご支援、ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

 

本当にありがとうございました!

 

 

当ネットワークも忙しい毎日でブログアップが滞ってしまい申し訳ありません。

しかし連日、津波が奪っていった笑顔を取り戻すため宮城県を走りまわっております。

遅れることにはなると思いますが、活動の様子は皆様にお届けしたい気持ちでいっぱいですのでお許しください。

 

 

今回のプロジェクトを通して各避難所から

「また来てほしい!」との声をたくさんいただいております!

 

 

みなさん炊き出しなどどこの避難所も受け入れてくれるに決まっているとは思っていませんか?

 

「俺たちは信用しない!自分たちのやり方でやる。」

と、炊き出しなどの申請を断られることも少なくないのが現状でもあります。

しかし、当ネットワークはそいった避難所でも何回も何回も尋ね、コミュニケーションをとることで

プロジェクトの日程などをやっとのこと決めております。

活動をするための活動も当ネットワークでは行っているのです。


炊き出しなどをするのも避難所との信頼関係がなければ成立はしない

 

そういった土台作りの作業をいち早く活動を始めることで築きあげているからこそ

現在の活動が順次、円滑に実行できるのです。

 

そういった状況もご理解ください。

そういった作業が必要不可欠なこともご理解いただきたいです。

 


引き続き活動を行っていきます。

皆様、ご支援、ご協力の程よろしくお願いいたします!

 

 

 

記入:スタッフ大薗


5月3日 雄勝森林公園

2011年05月06日 | 日記

5月3日 雄勝森林公園

 

焼肉祭りで笑顔を!元気を!

 

早朝仙台を出発し雄勝森林公園に到着!

 

本日のプロジェクトの説明を阿部代表が行い、いよいよ焼肉祭りも実行されようとしています!


雄勝森林公園避難所のアイドル犬!チバゴロン!とてもとてもいい子なのです♪笑

大人や子どもに笑顔を届けます♪


プロジェクト中の様子

避難所の方だけでなく近所の方などたくさんの方々が集まってくださいました!

子ども達の笑顔が溢れていました!

うさぎと遊んだり、わたがしを食べたり、年配の方々はチーム小林が九州から持ってきた

焼酎を飲んだり・・・

 

最初は乗り気じゃなかった方もだんだんと笑顔を見せてくださいました!

 

一日でも早い復興を願い、また戻ってくることを誓い

チーム小林、チームとうかい、三明機工株式会社さんと植樹を行いました。

 

プロジェクトは大成功に終わりました!!!

 

 

その後、帰り道で雄勝地区の被災地を目の当たりにしました。

雄勝中学校      被災時間で止まったままの時計


スタッフ達はみな被災地の状況に言葉が出ない様子でした。


バスが乗り上げていました。

この高さにまでバスを持ちあげる波が行ったり来たりしていたなんて今でも信じられません。

プロジェクト中に現地の声も聞けました。

 

津波に流され、何とか流れてきた舟にしがみつき一命を取り留めた事

引潮に流されないように懸命に船を動かし

夜も暗い中、離れ離れになった船の上などで

「生きてるかぁ~!?頑張っぞー!!」と互いを励まし合いながら助けを待っていたことなど、

想像をはるかに凌駕する被害状況にただ聞くことしかできませんでした。

 

 

しかし!!

 

こんな被災を、津波を受けた方々が笑顔になってくれたことが嬉しかったのは事実。

こんな被災を、津波を受けた方々が避難所でくらしている。生きている。

僕らじゃ推し量れない現実があったことも事実。

 

 

 

考えても考えても答えの出ない問いかけを被災地は僕らに訴えかけてきます。

 

 

でも考えていかなくては!!

現地でも遠方でも、気持ちさえあればできることはいくらでもあります。

 

 

 

1日でも早い復興のためにも皆様これからもご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします!

 

記入:大薗