身体の不自由さは経験しないとわからない!

2019年04月21日 10時21分27秒 | 日記

母は晩年、車椅子生活をしていました。

立ち上がる事は出来たので、デイサービスで歩行の練習をしていた。

頑張れば歩けるようになるだろうと・・・

今、自分が歩き辛い状況になってみて、わかった事は、

そんなに簡単では無いと言うこと。

そもそも、歩き辛くなった原因がわからない。

或る時から、自分でも歩き方がおかしいと自覚し始めた。

けれども、生活の変化も何もない。

ただ歩き方がおかしいだけなので・・・

周りの人たちからも「どうしたの?」と言われたけれど・・・

意を決して病院に行ってみましたが、

原因は解明出来ず、解決も出来そうに無いので止めてしまいました。

益々歩き辛くなるばかりです。

人間は、二足歩行が当たり前で、

普通に歩き続けられるものだと思っていました。

いざ、こんな状況になると、初めて当たり前は無いんだと実感させられます。

情報社会なので、色んな事を見聞きします。

けれど、実際に経験しない事は、自分の事にはならないのです。

医者の不養生とはよく言いますが、

病気の事をよく知っているであろう、お医者様も病気になるのです。

母は用心深い人で、石橋を叩いても渡らないような人でした。

時々は、その用心深さに呆れてもいましたが、

今なら頷ける気がします。

歳をとって、転倒すると骨折や色んな危険が伴います。

躓かないように、転ばないように、

細心の注意を払って一歩一歩ゆっくり歩いています。

何も考えず、歩いたり走ってり出来て居た頃は、

想像もしていなかった事です。

だからこそ、今の自分は、

日々の生活を無駄には生きたくないと思っています。